アケビコノハ
昨年はマイ・フィールドでアケビコノハがブームだった。
今まで見られなかったアケビコノハが異常なほど繁殖していたからだ。
今年は昨年ほどではないが、それでもそこそこの幼虫が確認でき、羽化も2~3頭は見られたようだ。
私も運よくそのうちの1頭の羽化を見ることができた。
↓アケビコノハ。2009年9月22日。井の頭
↓蛹の脱皮殻。幼虫の脱殻がついている。
昼過ぎ、刺激してみると、元気に飛んで少し離れた木の幹に留まる。
飛んでいるときは、鮮やかなミカン色に見える。翅の裏が上下ともミカン色らしい。
↓木の幹に留まったアケビコノハ。
飛んだ先を見ていたからわかったのだが、知らなければとても見つかるまい。
アケビコノハは年2化のはずなのだが、春には一度も見られなかった。
越冬開けのアケビコノハは、別の場所の別の食草で繁殖していたのだろうか。
ホタルガ
↓ホタルガ。2009年9月20日。善福寺
ホタルガも年2化なのだが、1化目の6月の方が目に付きやすい。
でも、今日(9月23日)も井の頭で飛んでいるのを見た。
ビロウドハマキ
↓ビロウドハマキ。2009年9月20日。善福寺
これも、年2化。今年の春型を初めて観察することができた蛾だが、これで秋型も見られてラッキー。
カノコガ
↓カノコガ。2009年9月22日。玉川上水縁
これも6月と8月の年2化とある。タンポポなどを食草とする。フタオビドロバチに擬態しているとも言われるが、
昼間花に来るきれいな蛾というイメージがある。
タイワンキシタアツバ
↓タイワンキシタアツバ。2009年9月22日。玉川上水縁
5-9月に見られる蛾。イラクサ科を食草とする。キシタ(黄下)の名前の通り、下の翅に黄色い部分がある。
ヨツスジヒメシンクイ
↓ヨツスジヒメシンクイ。2009年9月22日。玉川上水縁。
11-12mmの小さなハマキガ科の蛾。カナムグラなどを食草とするらしい。
ユウマダラエダシャクの仲間
↓ユウマダラエダシャクの仲間。2009年9月18日。三角公園。
ユウマダラエダシャクの仲間には亜種が多く、翅の斑紋から識別するのだが、この写真ではその部分が鮮明でないので、仲間としておく。
この蛾も年2化。ニシキギ科を食草とする。
その他、シロオビノメイガ・マエアカスカシノメイガなどもたくさん見られたが、あまりにポピュラーなので、写真には撮らなかった。
9月は蛾の成虫もたくさん見られる月かもしれない。