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公園昆虫記

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アオハダトンボ

アオハダトンボ(カワトンボ科)は、東京都のレッドデータでは、Dランクの絶滅種になっている。

と言っても、このデータでは、蝶のコミスジが絶滅危惧種になっていたりするので、あまり参考にはならないが…。

そのアオハダトンボが見られる場所があるらしいと知って、行ってみた。
目当ての場所についてすぐにそれらしきトンボが見つかる。

↓アオハダトンボのオス。2010年6月24日。東京都下
アオハダトンボ_d0146854_21241083.jpg

このトンボがハグロトンボではなく、アオハダトンボなのだという確証はその場ではなかったのだが、印象として、ハグロトンボより体が青く光ってきれいだ。
家に帰ってハグロトンボとの相違点を調べると、翅の形や色合いもさることながら、腹の先に白い部分があるのが決め手らしい。
一応撮った写真の雄は、みな腹の先に白い部分があったので確かだろう。
とにかく、この場所では、たくさんのアオハダトンボが見つかった。

↓アオハダトンボのメス。同日同場所。
アオハダトンボ_d0146854_21293010.jpg

アオハダトンボのメスは翅に白いにせ斑紋があるので、ハグロトンボとは容易に区別できる。
この写真の個体は、翅が丸まっているような感じなので、羽化不全なのかもしれない。

この場所になぜアオハダトンボがたくさん見られるのか。平地や丘陵地の清流が生息地とあるので、まだ水がきれいだからなのかもしれない。この自然がいつまでも残ってほしいものだ。

↓よく見ると、翅は透けている。
アオハダトンボ_d0146854_21363845.jpg

by 2008oharu | 2010-06-24 21:38 | 蜻蛉 | Comments(0)