アオハダトンボ(カワトンボ科)は、東京都のレッドデータでは、Dランクの絶滅種になっている。
と言っても、このデータでは、蝶のコミスジが絶滅危惧種になっていたりするので、あまり参考にはならないが…。
そのアオハダトンボが見られる場所があるらしいと知って、行ってみた。
目当ての場所についてすぐにそれらしきトンボが見つかる。
↓アオハダトンボのオス。2010年6月24日。東京都下
このトンボがハグロトンボではなく、アオハダトンボなのだという確証はその場ではなかったのだが、印象として、ハグロトンボより体が青く光ってきれいだ。
家に帰ってハグロトンボとの相違点を調べると、翅の形や色合いもさることながら、腹の先に白い部分があるのが決め手らしい。
一応撮った写真の雄は、みな腹の先に白い部分があったので確かだろう。
とにかく、この場所では、たくさんのアオハダトンボが見つかった。
↓アオハダトンボのメス。同日同場所。
アオハダトンボのメスは翅に白いにせ斑紋があるので、ハグロトンボとは容易に区別できる。
この写真の個体は、翅が丸まっているような感じなので、羽化不全なのかもしれない。
この場所になぜアオハダトンボがたくさん見られるのか。平地や丘陵地の清流が生息地とあるので、まだ水がきれいだからなのかもしれない。この自然がいつまでも残ってほしいものだ。
↓よく見ると、翅は透けている。