普通の蝶についてのささやかな発見

その1 ベニシジミ
ベニシジミは今まで、交尾産卵までは観察できたのだが、幼虫・蛹・羽化のステージはまだ見ていなかった。
今年、井の頭の三角公園で産卵を見たので、仲間とともに探して、幼虫を発見できたことは前に書いた。

幼虫発見の記事

その幼虫が蛹になるところを見たくて、2~3匹家に持ち帰った。

↓前蛹。2010年7月26日。
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↓蛹。2010年7月28日。上とは別個体。
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結局餌として採って来たギシギシの葉にまたついていた幼虫を含めて、4頭の幼虫が無事に蛹になった。
どのくらいで蛹になるのだろうかと、ときどき様子をチェックしていたのだが、
2頭は出かけて帰ってきたら、羽化していたし、もう1頭は朝はまだ羽化していなかったのに、
昼には知らない間に羽化していた。
アゲハなどのように蛹の色が劇的に変化することもなく、なかなか羽化の予測が難しい。

↓知らない間に羽化してしまったベニシジミ。2010年8月4日
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結局わかったことは、夏の蛹の期間は1週間ぐらいしかないということだ。

その2 モンシロチョウ
井の頭公園で見られるシロチョウはスジグロシロチョウが圧倒的に多いのだが、
三角公園は、明るい開けた草原で、モンシロチョウが見られる数少ない場所だ。
7月上旬は、草の上を低く飛ぶモンシロチョウが特に目だっていた。
広場にはシロツメクサの花がたくさん咲いているので、その蜜を吸うために集まっているのはわかる。

↓交尾するモンシロチョウ。2010年7月5日。
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気になるのは、辺りには目立ったアブラナ科の植物が見当たらないので、いったい何に産卵するのだろうということだった。

よく見ていると、明らかに産卵しているモンシロチョウが見つかった。

↓産卵するモンシロチョウとその卵。2010年7月7日。
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この植物は何なんだろう。写真に撮って家に帰って調べると、「マメグンバイナズナ」という北米産の帰化植物で、アブラナ科だった。強い光が当たる荒地での生育に適応しているという。

その後よく注意してみると、広場の草の中に、このマメグンバイナズナがけっこう生えている。
そうしてみると、この場所は餌あり、食草ありのモンシロチョウの格好の繁殖地になっていたのだ。

(もちろん、その後広場は徹底的に草刈がなされ、生みつけられた卵や孵った幼虫の生育は望めないのだが、そのことを親のモンシロチョウは知る由もない。)

モンシロチョウはマメグンバイナズナにも産卵するということがわかった。
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by 2008oharu | 2010-08-06 12:06 | | Comments(0)
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近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


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