瀕死の蛾たち

道端で子どもたちがなにやら見つけたらしく、騒いでいた。
近寄ってみると、地面に大きな蛾がいる。
あわてて、「ちょっと、写真を撮らせて。」と子どもたちを制して、カメラを取り出した。

↓路上に落ちていた蛾。2010年9月18日。三鷹市。
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この大きさ形はヤママユガ系の蛾だろう。
持ち歩いていたポケット図鑑で調べてみると、クスサンだった。
翅の片側は何かに踏まれたような感じだし、もう一方は千切れている。
ばたばたと飛ぼうとするが、よく飛べないようなので、すでにご臨終状態だったのかもしれない。

「クスサンだね。」と子どもたちに説明したが、子どもたちは「気持ち悪~い。」というばかり。
私が「ありがとう。」と立ち去ると、盛んに棒でつっついていたから、きっと昇天してしまったにちがいない。

あとで、子どもたちの手から助けてあげれば、竜宮ならぬ、蛾宮にでも招待されたかも、なんて少し後悔した。

何よりも驚いたのは、クスサンは高尾とかもっと自然度の高い場所でしか見たことがなかった(それも、幼虫と蛹だけだが。)のに、こんな市街地にいたことだ。
この辺りで繁殖している可能性があるのだろうか。
それともだれかが飼育して放したとか…。

もうひとつの瀕死の蛾。

↓スズメガ。2010年9月19日。井の頭小鳥の森にて。
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鱗粉もかなりかすれて色合いがはっきりしないが、たぶんクロメンガタスズメだろう。
クロメンガタスズメは、この小鳥の森で昨年の9月に初めて見た。
南方系の蛾だが北上中だという。
今年も見られないかと探していたのだが、また見られたということは、ここで繁殖している可能性が高い。

よく見ると、ほとんど動かないし、あとで見たらハエが近寄ってきていた。
ここにつかまったまま臨終を迎えたのだろう。
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by 2008oharu | 2010-09-20 20:52 | | Comments(0)
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近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


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