スプリング・エフェメラルを求めて

高尾山までちょっと足を伸ばせば、ミヤマセセリ・コツバメ・スギタニルリシジミなどの蝶が見られると知って以来、毎年春先に行ってみるのが恒例になった。

蝶のスプリング・エフェメラルの代表はギフチョウなのだろうが、現在は高尾には生息していないので、諦めている。

3月末に一度高尾方面に行ってみたが、まだ成虫越冬蝶のテングチョウ・キタテハ・ルリタテハなどしか見られなかったので、4月5日に再挑戦した。

↓ミヤマセセリ。2012年4月5日。裏高尾の林道。
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ミヤマセセリは2009年にここで初めて見て以来、毎年同じ場所で見ることができる。
ここは、小さな水の流れがあるところで、ミヤマセセリが数匹集まって水を飲んでいることが多い。
やはり、オスは水を吸ってミネラルを吸収する必要があるからなのだろうか。

この1頭がちょっとメスっぽく見えたが、自信はない。
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この日、花に来ているミヤマセセリは見られなかった。
一昨年は、花に来ているメスのミヤマセセリも見られたのだが。

↓ミヤマセセリのメス。2010年4月5日。裏高尾林道
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メスは翅に白い紋が帯のように入っている。

さて、次の目当てはスギタニルリシジミ。

スギタニルリシジミは、普通のルリシジミとよく似ているのだが、紋の入り方が少しだけ違う。
普通のルリシジミは年に何回か羽化を繰り返すのだが、スギタニルリシジミは年1化のスプリング・エフェメラルなのだ。

↓スギタニルリシジミの紋の特徴。
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矢印の部分の紋がつながっている。ルリシジミは二つの部分に分かれている。
このように覚えていたので、目視ではわからず、いちいち写真に撮って拡大して確かめるしかない。

ところが、この日はなんと、撮るもの撮るもの、みんな紋つながりのスギタニルリシジミばかり。
昨年はたった1匹しか見つけられず、あとはみんなルリシジミだったのに。

↓スギタニルリシジミ。2012年4月5日。
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傍に捕虫網を振り回していた人がいて、
「こんなにスギタニルリシジミがいるとは思わなかった。」というようなことをつぶやいていた。

あとで、黒い点の周りに白い縁取りがあるのもスギタニルリシジミの特徴であるとうかがう。
また、紋がルリシジミのように離れているものもいるとか。
ますますややこしい。

比較のためにルリシジミ。
↓2010年4月8日。同じ場所で。
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最後のコツバメは結局見つけられなかった。

辺りはいつものように成虫越冬のテングチョウだらけ。
それもこの時期らしい様子なので、おまけに花がらみでカメラに収めておいた。

↓テングチョウ。2012年4月5日。
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by 2008oharu | 2012-04-08 18:18 | | Comments(2)
Commented by みき♂ at 2012-04-16 13:31 x
こんにちは。13日に再度挑戦の相模原市でコツバメも見ることが出来ました。
遠くから撮れただけですが、やはりシジミチョウらしく、可愛らしい顔をしていました。翅は地味ですが侮れない魅力がある蝶ですね。
この日は駅舎で蛾をたくさん見た(なんと8種類)のも収穫でした(笑)。
Commented by おはる at 2012-04-23 20:15 x
返事が遅くなりました。コツバメも見られてよかったですね。コツバメは翅を広げているところがなかなか撮れないです。
今は夏鳥の渡りシーズンでなかなかMFを離れられないのですが、そのうち私もプチ遠征したいです。
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近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


by 2008oharu
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