●ミドリシジミ
↓2013年6月10日。東京都区内の公園
アカシジミ・ウラナミアカシジミ・ミズイロオナガシジミの3種は、MFで粘り強く探せば、ここ数年毎年見られている。しかし、その他のゼフィルスは、MFでは見られないので、プチ遠征することになる。
ミドリシジミはそれでも自転車で行ける距離の二つの公園で見られることになっている。
しかし、出現の時期を見極めるのが難しく、あるいは、時間帯によっては隠れていることも多く、行けば必ず見られるとは限らない。
今季は2回も無駄足を踏んだ。
別の蝶を探しに隣接県まで行ったときに、たまたまミドリシジミを見ることはできたが、ぶれぶれ写真しか撮れなかった。
それで、都内のもう一つの公園に雨が降らないうちにと行ってみて、なんとか見られたのが上の写真だ。
300mm望遠レンズがあったから撮れたような遠い場所だった。
何カットか撮って、雨も降りそうだからと帰りかけたとき、エメラルド色が目に入った。
翅を開いたのだ。
遠かったので、ピント合わせが大変で、かなりの枚数を撮った。
そうこうしているうちに、やがて大きく羽ばたいて、近くのハンノキの高いところへ飛んでいってしまった。
もう少し近かったら、違う角度から撮れたのだろうが、これから雨天が続くし、またのチャンスがあるとは限らないので、今季も写真が撮れただけでも幸いだ。
結局今のところ、ミドリシジミはオスの開翅しか見ていない。
メスの表翅のいろいろなタイプも見てみたいのだがどうだろうか。
以前、7月15日にミドリシジミを見たことがあるので、次のチャンスを待ちたい。
●ミズイロオナガシジミの開翅
↓2013年6月6日。都内の公園にて
ミズイロオナガシジミは、いつも翅を閉じて葉の上に止まっている場面しか見られない。
花に来ているところも、産卵しているところも見たことがない。
この表翅も初めて見た。
↓ミズイロオナガシジミの幼虫 2013年5月4日。井の頭公園
↓ウラナミアカシジミの幼虫 2013年4月14日。井の頭公園
上の2種は、毎年幼虫も見ているが、一番多く見られるアカシジミの幼虫は、まだ一度も見ていない。
ゼフィルスが見られる期間はとても短いので、まだまだ分からないことがたくさんある。
最後に、載せるのが憚れるほど情けない写真だが、初見・初撮りのゼフィルス。
↓ウラゴマダラシジミ。2013年6月5日。神奈川県の公園にて
遠くに飛んでいる個体が一瞬葉の上に止まったところだが、ぶれぶれ。
ちゃんと撮れるチャンスは来年かな。
ゼフィルスたちが毎年ちゃんと命をつないでいけるような自然環境を守っていきたいものだ。