クマバチの謎の行動

5月上旬のこと
MFの公園施設の垂木にクマバチの巣があることがわかった。

↓垂木に開けられたクマバチの巣穴。2013年5月3日。井の頭公園
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穴の中にクマバチがいることがわかる。周りには黄色い花粉もついている。
このような穴があちこちにあって、何匹かのクマバチが入ったり出たりしていた。

成虫越冬したクマバチは、4月ごろから活動を開始。
ちょうどお花見のころ、オスが空中をホバリングしながら占有行動しているのが見られたり、訪花しているのが見られる。

↓クマバチのオス。2011年5月17日。
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クマバチのオスは目が大きくて丸く、目と目の間の顔面に白い部分がある。
メスの目はもう少し小さくて長く、白い部分はない。

メスは、古い巣穴を再利用して使うようで、観察していると、少し入り口の部分が削られたりしているのがわかる。中を削りかすで仕切り、小部屋ごとに花粉玉を入れて卵を産むそうだ。

ところで、撮った写真をよく見たら、奇妙なことに気付いた。

↓穴の入り口にずっと止まったままのクマバチ。2013年5月3日。
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よく見ると、穴の奥にはもう1匹のクマバチがいるのだ。

↓奥のクマバチのお尻を舐めるようにしながらずっとくっついている。2013年6月7日。
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奥のクマバチのお尻には、黄色い花粉がついている。
この花粉を舐めとっているのかもしれない。

さらに、そこにもう1匹のクマバチも現れて、前のクマバチの上に止まった。
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完全にお尻の部分の方を向いて止まっている。

これらのクマバチはみな、もちろんメスだ。
なぜ、こんなことをしているのだろうか。

ネットで調べてみたが、こんな行動について説明されたり観察されたりしたものは見つからなかった。

調べて分かったことは、クマバチは7月ごろに羽化が始まるが、羽化した蜂は数週間の間母蜂から花粉や蜜を与えられて巣の中で暮らすこと、(その後自分で餌をとるのだろうか。)そのまま巣の中で母蜂ともども越冬するものが多いということだった。

そこで、妄想してみる。
このクマバチたちは、このへんの穴から巣立ちした姉妹や母娘で、互いの体についた花粉は舐めあって有効活用しているのではないか。
クマバチはミツバチなどのような社会性をもった蜂たちの前段階状態なのだと言われているので、その行動も前段階的社会性を持っているのかもしれない。

いずれにしても、いろいろと謎が多い。
7月に羽化した蜂は未成熟で、春までは繁殖しないようなのだが、自立した後も餌とりの時以外は、この巣に戻ってくるということなのだろうか。
母蜂は何年か生きて繰り返し子育てもするらしい。
オスはどうなのだろうか。
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by 2008oharu | 2013-06-19 20:50 | | Comments(0)
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近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


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