今季のスズメガ

井の頭公園では、今まで19種のスズメガに出遭ってきた。(中には幼虫のみのものや、偶発種らしきものも含まれるが。)
それが、今年は、たった9種しか出遭えなかった。

そんな中で、成虫は未見だったエビガラスズメに出会えたのは、唯一といっていい収穫だ。

↓エビガラスズメの♀ 2013年9月17日。井の頭公園
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幼虫は、公園周辺の生産緑地のサツマイモなどについているのを何度か見てきているのだが、成虫は今まで見たことがなかったので、ちょっと自信がなかった。
特徴のあるお腹の模様が見られればと触ったら、飛ばれてしまったが、瞬間的に確認することはできた。
オスだと、翅の模様がもっとはっきりしているらしい。
この成虫は園内で繁殖したものなのだろうか。だとしたら、何を食草にしていたのか。確かめられるといいのだが。

↓クチバスズメ 2013年6月22日。井の頭公園
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クチバスズメの食草はブナ科なので、公園内での繁殖は十分予想できるが、幼虫は本園のビオトープでしか見たことがない。

↓モモスズメ 2013年9月1日。井の頭公園
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公園内で最も多く見かけるスズメガである。桜などバラ科を食草とするので、当然かもしれない。
こうして、よく目だとところで昼間に交尾しているのをよく見かけるが、通りがかりの人たちはほとんど気づかない。枯葉だと思われているのかもしれない。

↓サザナミスズメ 2013年4月7日。井の頭公園
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サザナミスズメはトウネズミモチなど井の頭公園内に多い樹木の葉を食草としていて、例年はとても多く見られるスズメガなのだが、今年はこの1例しか出会いがなかった。幼虫はその後も目にしたが、総じて例年より個体数が少なかった。

↓シモフリスズメ 2013年8月23日。井の頭公園
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シモフリスズメも、サザナミスズメと同様の食草で、井の頭公園ではとても多く見られるスズメガだ。時には1日に数個体と出会う場合もあった。今年はこれも少ない。
いつもは、擬木柵についていることが多く、すぐに目に入るのだが、写真は珍しく木の幹の高いところにいたもの。こうしてみるとやはり樹皮とまぎれて見つけにくくなっているのがわかる。

↓ウンモンスズメ 2013年5月26日。井の頭公園
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ウンモンスズメはケヤキなどを食草とし、やはり公園内では多いスズメガだったのだが、今年はこの鱗粉がほとんど禿た終末期の1個体としか出遭えなかった。幼虫もとても少ない。

井の頭公園のスズメガは、私が観察している場所の環境のせいでもあるが、樹木の葉を食草とする種類が多く、草本を食草とする種類はもともと少なめだったし、その傾向がますます顕著になってきているように思える。
ちなみに、お仲間の中には、キイロスズメ(ヤマノイモ系)の幼虫を見つけたかたがいたし、違う場所ではセスジスズメ(ヤブガラシ)の幼虫などは何匹も見られる。

↓オオスカシバ 2013年6月22日 善福寺公園
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↓オオスカシバ 2013年8月23日 井の頭公園
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オオスカシバはさすがに毎年必ず見られるスズメガだ。公園内のクチナシで幼虫も確認されている。善福寺にはクチナシがたくさん植えられているし、個人の庭にもクチナシはポピュラーだ。
井の頭の写真は止まっているところ。羽化したては翅に鱗粉がついているそうだが、そうした個体を一度は見てみたい。

↓ホシホウジャク  2013年9月1日 井の頭公園
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↓ホシホウジャク 2013年9月26日 家の庭
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止まっているときはかなり地味で、やはり枯葉に擬態しているのかもしれない。ヘクソカズラが食草。毎年必ず見られる。

↓ホシヒメホウジャク 2013年7月30日 石神井公園
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同じくヘクソカズラを食草としているのに、ホシヒメホウジャクは、ホシホウジャクと比べて数が少ないように思う。
止まっている個体を見たのは初めて。これも枯葉そっくりだった。
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by 2008oharu | 2013-10-26 11:45 | | Comments(0)
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近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


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