ホシミスジが出現!

上水縁を歩いているとき、ふと目に入ったチョウ。コミスジに似ているが、ちょっと大きめ。もしかしてとよく見ると、やはりホシミスジだった。

↓ホシミスジ 2014年6月30日 玉川上水三鷹区域
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「新版 東京都の蝶」(西多摩昆虫同好会編)によれば、ホシミスジは「元来、奥多摩の石灰岩地帯に分布するイワシモツケを食草として生きてきた種で、奥多摩町では、民家に植栽されたユキヤナギを幼虫が食べて分布を拡大している。」らしい。

他方、ここ2~3年、府中市あたりの公園で急に毎年見られるようになり、私も見に行ったことがある。この場所で観察活動を続けている方(はけの森調査隊 大橋 田鶴子さん)のブログによれば、

「2010.8.29に府中市(武蔵野公園)で初目撃撮影され、その撮影者が所属する野川公園昆虫グループの代表者が、ホシミスジ研究の第一人者福田晴男氏を招いて観察調査した。成虫の斑紋比較・幼虫のDNA分析を行ったところ、瀬戸内亜種(N.p.setoensis)=関西地区では平地にも生息=であることが判明した。」

ということで、この方のお庭には、2012年の6月に現れたそうである。

ホシミスジを上水で目撃したことを何人かの方にお知らせしたところ、みき♂さんが井の頭公園内でも目撃されたとお知らせくださった。
その蝶はたぶんこれ。翅が大きく千切れていることから識別できる。

↓ホシミスジ。2014年7月2日 井の頭公園
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これで、上水だけではなく、井の頭にもいることが確認された。

そして、今日の朝、ぼんやりと自宅の庭を見ていると、な、なんとホシミスジが飛んでいる!

↓庭のユキヤナギに来たホシミスジ。2014年7月3日
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ユキヤナギは食草なので、産卵行動をとっていると思われる。
(この庭のユキヤナギは、植えた覚えがないのに、自然に生えてきたもので、種生。)
ときどき周りの植栽で休憩しては、ユキヤナギニ来ていた。

今年は幼虫を観察できるかな。

こうして、2010年に府中で目撃されたホシミスジは、2014年には、武蔵野・三鷹地域まで生息場所を広げてきていることが確かめられた。

この地域で自然を観察して来て10年ほどが経つが、その間、ツマグロヒョウモン、ナガサキアゲハ、アカボシゴマダラなど蝶の生息地域は急速に変化してきていることがわかった。
そして、意図的であれ、なかれ、それが人の営みによって引き起こされているらしいことも。
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by 2008oharu | 2014-07-03 10:19 | | Comments(4)
Commented by みき♂ at 2014-07-04 04:29 x
こんにちは。
翅の傷んだホシミスジ、同じ個体で間違いないですね。
お庭にまで出現したとは、びっくりです。
幼虫も観察できると良いですね。
Commented by おはる at 2014-07-04 10:46 x
みき♂さん、コメントありがとうございます。三鷹市や武蔵野市で見たという情報をあちこちからいただいたので、生息しているとみてよさそうです。
Commented by 群落 at 2014-07-26 17:46 x
今日(7/26)、観察会の下見で得た情報です。善福寺公園でもこの夏確認されているそうです。食草がいくらでもあるので、ナガサキアゲハのようにな北上状況と同じことが考えられるのでしょうか?
Commented by おはる at 2014-07-26 20:58 x
群落さん、情報ありがとうございます。やはり善福寺でも確認されましたか。私も行ってみたのですが、見つけられませんでした。
ナガサキアゲハは、だんだんに北上してきたと言われるのに対し、ツマグロヒョウモンは、食草について運ばれてきたのではないかという説があり、ホシミスジもツマグロヒョウモンタイプかもしれません。
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近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


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