今までクモは、昆虫を観察しているときにたまたま目についたものを撮ったぐらいで、あまり意識的に観察したり撮ったりはしてこなかった。
今回かんさつ会でクモを取り上げることになり、急遽フィールドを探してみると、いるはいるは。数日探しただけで、あっという間に何種類ものクモが見つかった。
かんさつ会が終わっても、目がちょっと「虫目」から「クモ目」になってしまい、ついクモを探している自分に気づく。特に、ハエトリグモはすっかりお気に入りになってしまった。
↓ネコハエトリのオス 2004年4月18日 自宅の庭
ネコハエトリはさすがにかなり前から知っていた。自分の家の庭にも普通にいるからだ。
↓ネコハエトリのメス 2012年4月15日 井の頭公園
ハエを捕るネコハエトリ。
今回も、メスには何回か出遭ったが、オスには出遭わなかった。
↓マミジロハエトリのオス 2007年5月7日 玉川上水縁
↓マミジロハエトリのオス 2008年5月8日 玉川上水縁
マミジロハエトリはオスの目の上の白い線から来ている名前だろう。
このハエトリグモのオスには今回は出遭わなかった。
↓マミジロハエトリのメス 2008年6月18日 玉川上水縁。
他所で、マミジロハエトリのメスが葉を綴った中に卵嚢とともに潜んでいるところは見つけたが、クモは素早く逃げてしまって写真はボツ。
↓アリグモのメス 2014年7月3日 井の頭公園
アリグモもハエトリグモの仲間だ。
アリグモ自身は、これも自宅の庭にいるので、かなり前から知っている。
クモは昆虫と違って、胸の部分がないのに、頭に当たる部分が括れていて、いかにも胸があるように見える。
前脚はまるで触角のようだ。進化の妙である。
↓アリグモのオス 2009年6月20日 玉川上水縁
オスは、牙の部分が異様に発達しているので、メスと比べるとあまりアリに似ていない。
↓ヤガタアリグモ 2014年6月25日 神田川縁
今回見つけたアリグモの仲間。
これもなかなかの擬態。
↓同じくヤガタアリグモ 2014年7月8日 井の頭公園
↓オオハエトリのオス 2013年4月8日 井の頭公園
↓オオハエトリのメスと卵嚢 2014年5月18日井の頭公園
大きなハエトリグモで、以前から撮っていたにもかかわらず、あまり注目していなかったが、けっこう目につくハエトリグモで、卵嚢もあちこちで見つかった。割と同じところにいる。
↓シラヒゲハエトリ 2014年6月21日 井の頭公園
今回初めて識別。オオハエトリととてもよく似ているので、以前は気づいていなかった。
このハエトリグモも結構よく見つかる。
↓デーニッツハエトリ 2011年4月15日 井の頭公園
以前撮ったものだが、今回名前がわかった。これも公園には多く見られる。
↓チャイロアサヒハエトリのメス 2014年6月14日 井の頭公園
↓チャイロアサヒハエトリのオス 2014年6月15日 井の頭公園
このハエトリグモの名前も今回覚えたのだが、一番ポピュラーな、でも地味なハエトリグモだ。
オスは、脚がとても長い。
以上は、わりと地味でポピュラーなハエトリグモたち。
もう少し、きれいだったり、おもしろいものは続きで。