↓ノコギリカミキリ 2014年7月20日 井の頭公園に隣接する公園にて
ノコギリカミキリは井の頭公園でも普通に見られるカミキリムシだと思われるが、私はいままで死んだ個体しか見たことがなかった。
このカミキりが見られた公園でも初めは死んだ個体が目に入ったのだが、よく見るとそれがあちこちに点々とあって、中には弱っているがまだ動くもの、そしてちゃんと生きているものも見つかった。
この場になぜこんなにノコギリカミキリがいるのだろうかと不思議に思った。
その場所の一番の特徴は竹林があることだったので、ノコギリカミキリと竹林が何か関係しているのではないかと図鑑やネットで調べたが、例えばネットには、「幼虫は針葉樹の地下の根や切り株を食べて育ち、数年かけて成虫になるといわれる。」というような記述しかない。
確かにその場にはサワラやヒノキが多く生えているし、その切り株もたくさんあった。
しかし、また別の公園でノコギリカミキリを見つけたとき、やはり傍に竹林があったので、最初の推測は捨てきれなかった。そんな話をしていたら、お仲間がついに関係を見つけてくれた。
「東京昆虫館」というサイトの「東京カミキリムシ図鑑」で、ノコギリカミキリの寄主植物にタケ類を挙げているという。これで、気持ちがすっきり。
今度機会があったら、竹の様子をもっと詳しく観察してみたい。
↓マルガタハナカミキリ 2014年8月8日 入笠湿原にて
今年初見のカミキリムシ。
たぶん高度の高い場所に生息するカミキリムシなのだろう。
↓ラミーカミキリ 2014年7月15日 八王子市
ラミーカミキリは私は高尾山などの高度の高い場所でしか見たことがなかったのだが、最近生息場所をかなり広げてきて、市街地に近い場所でも見られ始めているらしい。
特にめずらしくないが、カミキリつながりのおまけ
↓クワカミキリ 2014年7月8日 玉川上水縁のクワにて
毎年だいたい同じところで見つかるが、個体数は年によってかなり違う。
↓ゴマダラカミキリ 2014年7月6日 井の頭公園
大きくてきれいだが、ごく普通種。ペアリングしていたので、記念に。
↓タケトラカミキリ 2014年7月23日 武蔵村山市
井の頭公園にもいる種なのだが、今年は見ていない。この個体は赤いダニつき。
その他何種かのカミキリムシを見ているが、特筆すべきこともないので割愛。