地元のミドリヒョウモン

私が井の頭公園でミドリヒョウモンを確認したのは2009年ごろだった。
近隣の公園には以前からいることがわかっていたので、井の頭にいても不思議ではないが、井の頭では数がとても少ないので、なかなか目につかなかっただけかもしれない。

その後、2011年、こんなシーンを見かけた。

↓ミドリヒョウモン(メス) 2011年9月24日 井の頭公園にて 
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暗い林縁部の樹木の幹に止まっているので、初め何をしているのかわからなかった。
しかし、よく見ると、腹の先を曲げて幹に押しつけるようにしているがわかる。
これは産卵のポーズだ。

ミドリヒョウモンの幼虫の食草はスミレ類なのに、なぜ木の幹に産卵しようとしているのか。
手持ちの図鑑で調べてみると、「食草付近の杉や桜などの樹幹や板塀・医師などに産み付けられる」とあった。
上の写真は杉かその仲間だったと思う。

翌年も産卵行動をとるメスに出遭った。

↓産卵行動をとるミドリヒョウモンのメス 2012年9月22日 井の頭公園にて
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こちらは、桜の幹。

2013年9月22日にもミドリヒョウモンの産卵行動は見られ、この時はシデ類に来ていた。(写真はよく撮れなかったので省略)

このように、細々ながらミドリヒョウモンは井の頭公園で繁殖しているはずなのだが、未だ幼虫や蛹は確認したことがないし、公園で羽化した成虫も確認できていない。

今年もそのミドリヒョウモンの産卵行動が見られる季節となった。
今回は、お仲間と一緒に産卵していると思われる木の幹をチェックし、やっと卵を確認できた。

↓ミドリヒョウモンの卵 2014年9月14日 井の頭公園にて
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この木はコナラである。

これらの木の根元には、確かにタチツボスミレが群生している。
ミドリヒョウモンは卵と1令で越冬するとあるので、来春忘れないようにこのあたりのタチツボスミレをチェックし、幼虫を探したいものだ。

一方、ミドリヒョウモンのオスたちは、秋の花々で吸蜜していることが多い。

↓キバナコスモスにて 2013年9月7日 井の頭公園
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↓ニラの花にて 2014年9月14日 玉川上水縁にて
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今年は、同じ場所に3頭のミドリヒョウモンのオスが飛び回っているのも見た。

↓アザミ(ノハラアザミか)にて 2014年9月19日 井の頭公園
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↓ヨメナの仲間(シロヨメナ?)にて 同日同場所
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↓ツルボにて 同日同場所
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秋に井の頭公園に現れるミドリヒョウモンは、高地から降りてくるのか、どこかで夏眠していたのか、その辺の事情もよくわからない。
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by 2008oharu | 2014-09-20 09:03 | | Comments(2)
Commented by twoguitar at 2014-09-24 11:43 x
こんにちは。

今年はミドリヒョウモンがどこでも多いですね。
井の頭公園には、翅の傷みが少ないのが来ているようですね。
平地では羽化時期に稀にしか会えないわけなので、山地から秋の訪れとともに里下りしてきたと考えるのが自然だと思います。
自宅の庭にも連日来ていますよ。
Commented by おはる at 2014-09-25 10:13 x
twoguitarさん、コメントありがとうございます。
やはり山から下りてきたと考えた方がいいのですね。
今秋は井の頭界隈でもミドリヒョウモンがとても多いです。
来年幼虫が見られたらいいのですが。
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近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


by 2008oharu
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