今年のヤドリガ

ヤドリガに関しては、昨年、セミヤドリガの成虫の羽化が見られたのが大きな収穫だった。
この様子は昨年のブログに書いた。

昨年のブログ

昨年はセミが多かったせいか、セミヤドリガもよく目につき、幼虫が落下して来て蛹になる様子もよく目にした。

今年は、セミが少なく感じたし(気温の上下が激しかったせいか?)、セミヤドリガも昨年ほど多くは目にしなかった。

↓ヒグラシについたセミヤドリガ 2014年8月17日 井の頭公園
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セミヤドリガは、ヒグラシのみでなく、アブラゼミにもミンミンゼミにもつくことは、以前からの観察でわかっている。

昨年はまた、ハゴロモヤドリガの幼虫もたくさん観察されたが、これは、今年も相変わらず多い。

↓テングスケバの幼虫についたハゴロモヤドリガの幼虫 2014年8月23日 玉川上水縁
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↓テングスケバの成虫についたハゴロモヤドリガの幼虫 同日同場所
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この場所にはイネ科の植物が多く茂り、テングスケバがたくさん生息しているのだが、ヤドリガに寄生されていない個体を探す方が難しいほど、ほとんどが寄生されたいる。

ここでちょっと疑問に思うのは、テングスケバは幼虫から成虫になるとき脱皮するわけだが、そのときハゴロモヤドリガの幼虫はどうなるのだろうかということだ。
引き続き移動して成虫にとりつくのか、幼虫と成虫にとりついている個体は別々の個体なのか。

↓ツマグロスケバの成虫とハゴロモヤドリガ 同日同場所
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テングスケバが多くいる一帯には、ツマグロスケバも多い(食草は違うはずだが)。やはりかなりの確率で寄生された居る。

しかし、何度探しても寄生されている幼虫は発見できない。これも、もう一つの疑問だ。幼虫には寄生しないのだろうか。もしそうだとしたら、それはなぜか。

↓ツマグロスケバの幼虫。同日同場所
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そして、肝心のハゴロモ類(アミガサハゴロモ・ベッコウハゴロモ・スケバハゴロモ・アオバハゴロモなど)に寄生している幼虫をなかなか見つけられないでいる。

また、ハゴロモヤドリガの羽化もなかなか見られない。

ところで、プチ遠征さきで、井の頭公園では未だ未確認のウンカを見た。

↓タテスジグンバイウンカ 2014年9月9日 東京都下
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あちこち見ているうちに、1個体、寄生されているのを見つける。

↓ハゴロモヤドリガに寄生された個体 同日同場所
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すばしこく動き回るので、わかりやすい角度からは撮れなかったが、ハゴロモヤドリガのはずだ。

ハゴロモヤドリガはホストに事欠かず、なかなか繁栄している蛾のようだ。
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by 2008oharu | 2014-09-26 10:18 | | Comments(2)
Commented by yamap at 2014-09-26 22:13 x
ヤドリガの世界、奥が深いんですね!
ヤドリガの仲間って不思議な生き物ですね。みんなセミの仲間につくんですかね?
宿られるセミの仲間側も、見れば見るほど不思議です。
あぁ、セミもヤドリガももっと見てみたい!来年の課題が山積です!
Commented by おはる at 2014-09-27 20:53 x
yamapさん、セミの仲間とヤドリガの仲間はともに進化してきたのでしょうか。ほんとに奥が深いですね。私も課題が山積みで、果たして生きているうちに見られるかどうか…。
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近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


by 2008oharu
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