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公園昆虫記

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春を待つウラギンシジミ

11月に見つけた越冬態勢のウラギンシジミは、今のところまだ健在だ。

椿で越冬するウラギンシジミ 2014年12月22日の状態 井の頭公園
春を待つウラギンシジミ_d0146854_1413260.jpg

その後、みき♂さんが、珍しくモチノキで越冬するウラギンシジミを発見された。

春を待つウラギンシジミ_d0146854_1414284.jpg

写真は2014年12月22日のものだが、この個体も、今のところ健在。

そして、マナティさんに教えてもらったもう一個体。

2015年1月10日の状態。井の頭公園
春を待つウラギンシジミ_d0146854_1416046.jpg

これも椿で越冬中。

この冬は、同じ一角に3頭も越冬しているのが見られた。
ウラギンシジミは、このように葉にしがみついただけの状態で、何も食べず、葉の表面を伝ってくる水滴を時々飲むだけで、寒い冬をひたすら耐えて過ごす。

3頭とも無事に春を迎えられるだろうか。迎えてほしい。
by 2008oharu | 2015-01-15 14:21 | | Comments(2)
Commented by クプクプ at 2015-01-15 21:08 x
おはるさん、ごぶさたしております。私は、今は昆虫採集をしていませんが、十年ちょっと前、秋にウラギンシジミとムラサキシジミを採集して、標本を作ったことがあります。しかし、油がべったり出て、いい標本になりませんでした。越冬のためには、体に油やグリセリンを充満させるようです。
Commented by 2008oharu at 2015-01-17 23:12
クプクプさん、興味深いコメントありがとうございます。越冬するときは、いろいろな昆虫が、グリセリンなどを作り出して、体液が凍ったりしないようにしているそうですね。