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公園昆虫記

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ヤツデの葉裏で  チャタテムシ編

ヤツデの葉裏で見つけた虫たちの続き。
対象はますます小さくなり、画像もますます酷くなっているのでご容赦を。

チャタテムシは、今まで2種類ぐらいしか見たことがなかったが、ヤツデの裏だけでもさらに何種類かいることがわかった。
けれども、画像は不鮮明だし、図鑑にもネット上にも情報が少なく、名前まではなかなか調べられなかった。

↓たぶん、ウスイロチャタテの仲間
ヤツデの葉裏で  チャタテムシ編_d0146854_21194480.jpg

一見ハエのようにも見えるが、触角がかなり長い。
この種類はたくさん見つかった。

↓ヨツモンホソチャタテ
ヤツデの葉裏で  チャタテムシ編_d0146854_21205423.jpg

とても小さいが、翅に四つの黒い斑紋があるので、たぶん合っていると思う。
これも何匹か見かけた。

ケチャタテの仲間?
ヤツデの葉裏で  チャタテムシ編_d0146854_21224137.jpg

違う種類のケチャタテの仲間?
ヤツデの葉裏で  チャタテムシ編_d0146854_21232329.jpg

ヤツデの葉裏で  チャタテムシ編_d0146854_21261757.jpg

この2種は、個体差なのか、雌雄の違いなのか、それとも別種なのかも定かではない。

次にこれらのチャタテムシの幼虫と思われるものがいくつか。
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ヤツデの葉裏で  チャタテムシ編_d0146854_2128632.jpg
ヤツデの葉裏で  チャタテムシ編_d0146854_21295219.jpg

どの種の幼虫なのか、同じ種類なのか、調べようもない。

そして、卵
ヤツデの葉裏で  チャタテムシ編_d0146854_21303846.jpg

チャタテムシは、卵に糸をかけて保護する種がいるようだ。卵だけでなく、幼虫も糸の下にいたりする。

ウスイロチャタテのそばにたくさんの卵塊
ヤツデの葉裏で  チャタテムシ編_d0146854_21365657.jpg

けれど、このウスイロチャタテが産んだのかどうかはわからない。

一部孵化したような卵
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全部が孵化した卵の殻か。
ヤツデの葉裏で  チャタテムシ編_d0146854_21321264.jpg


というわけで、あまりに細かいので、これ以上は追求できそうもなかった。

ヤツデの葉裏には、他にもアブラムシ、カイガラムシ、ユスリカ、小さなハチ、ハエ、クサカゲロウの幼虫、カメムシ等々や、何の仲間かもわからない物体があった。

最後におまけ:葉裏をめくって、こんなものがついていたので、びっくり。

ヤツデの葉裏で  チャタテムシ編_d0146854_2137412.jpg

なんと、アオスジアゲハの蛹だった。
アオスジアゲハは普通クスノキなどの食樹の葉裏で蛹化すると思うのだが、ときどき柵上をさまよっていることがある。そんな個体が、ここで蛹になったのだろうか。

小さな小さな生き物ばかりを見ていたので、アオスジアゲハの蛹が巨大に見えた。

季節が違うときにも、ヤツデの葉裏を忘れずにまたチェックしてみよう。
by 2008oharu | 2015-02-10 21:43 | その他の昆虫 | Comments(0)