ヤツデの葉裏で見つけた虫たちの続き。
対象はますます小さくなり、画像もますます酷くなっているのでご容赦を。
チャタテムシは、今まで2種類ぐらいしか見たことがなかったが、ヤツデの裏だけでもさらに何種類かいることがわかった。
けれども、画像は不鮮明だし、図鑑にもネット上にも情報が少なく、名前まではなかなか調べられなかった。
↓たぶん、ウスイロチャタテの仲間
一見ハエのようにも見えるが、触角がかなり長い。
この種類はたくさん見つかった。
↓ヨツモンホソチャタテ
とても小さいが、翅に四つの黒い斑紋があるので、たぶん合っていると思う。
これも何匹か見かけた。
ケチャタテの仲間?
違う種類のケチャタテの仲間?
この2種は、個体差なのか、雌雄の違いなのか、それとも別種なのかも定かではない。
次にこれらのチャタテムシの幼虫と思われるものがいくつか。
どの種の幼虫なのか、同じ種類なのか、調べようもない。
そして、卵
チャタテムシは、卵に糸をかけて保護する種がいるようだ。卵だけでなく、幼虫も糸の下にいたりする。
ウスイロチャタテのそばにたくさんの卵塊
けれど、このウスイロチャタテが産んだのかどうかはわからない。
一部孵化したような卵
全部が孵化した卵の殻か。
というわけで、あまりに細かいので、これ以上は追求できそうもなかった。
ヤツデの葉裏には、他にもアブラムシ、カイガラムシ、ユスリカ、小さなハチ、ハエ、クサカゲロウの幼虫、カメムシ等々や、何の仲間かもわからない物体があった。
最後におまけ:葉裏をめくって、こんなものがついていたので、びっくり。
なんと、アオスジアゲハの蛹だった。
アオスジアゲハは普通クスノキなどの食樹の葉裏で蛹化すると思うのだが、ときどき柵上をさまよっていることがある。そんな個体が、ここで蛹になったのだろうか。
小さな小さな生き物ばかりを見ていたので、アオスジアゲハの蛹が巨大に見えた。
季節が違うときにも、ヤツデの葉裏を忘れずにまたチェックしてみよう。