今季初めて地元でゼフィルスを見たのは、5月18日。ウラナミアカシジミだった。ちょっと早めの出現かなと思った。
この蝶を見た場所は、幼虫もよく見る場所なので、この場で羽化したばかりだったのかもしれない。
その後、ウラナミアカシジミは毎日のように目にするようになった。
↓5月20日に見た新鮮な個体
↓5月26日の個体
5月28日には友人たちを案内して回ったが、2時間ほど歩き回ったコース内だけでも数個体のウラナミアカシジミが見られた。
↓5月28日に見たもの 1カットしか撮らなかった。
そして、5月31日に見た個体は、色や模様がすでに擦り切れていて、尾状突起は欠けていた。急速に終末を迎えたようだ。
↓5月31日の個体
今年はゼフィルスの当たり年のようで、他所でも同じような傾向があり、丘陵地などへ行くと、歩いている足元から次々と湧き出してくるように飛び回っていた。
こういうときこそ、じっくり観察してもっといろいろなシーンを見ればいいのに、あまりに多いと注意を払わなくなって、カメラすらも向けなくなる。来年も同じ状態になるとは限らないので、反省点だ。
上の写真はすべて地元のものだが、他所のカットを1枚載せる。
樹液がたくさん出ている木に、スズメバチ・アカボシゴマダラ・サトキマダラヒカゲ・ヒオドシチョウなどが次々と集まってきていたが、そうした大きな蝶たちに混じって、ウラナミアカシジミもしっかりと樹液を吸っていたのが印象的だった。