話は前後してしまうが、ある日みき♂さんから、井の頭公園でムラサキシジミの卵を見つけたと連絡があった。
ムラサキシジミの卵は別の公園では見ているが、井の頭では確認していなかったので、見に行った。
そこは、アラカシ(たぶん)の若木が並んで生えているところだった。
ムラサキシジミの卵は、これから伸びてくる新梢の芽にたくさん産み付けられていた。
ムラサキシジミの卵
近くに成虫もやってきて、また産卵行動を繰り返している。
やはり新芽やそのそばの柔らかい葉裏などに産もうとしている。
孵った幼虫がすぐに柔らかい葉を食べることができるからだろう。
ムラサキシジミの幼虫は以前に見たことがあるので、もしかしたらと探すと、やはり見つかった。
このように葉が丸まった中に幼虫がいることが多い。
中を開いてみる
こちらは孵化してあまり日が経っていない小さな幼虫
ムラサキシジミの幼虫にも、いろいろな種類のアリがついている。
アリがついていない幼虫もいたし、もっと大量についている幼虫もいた。
並んで植えられているほとんどどの株にも幼虫はついていたのだが、だんだんに数が少なくなってきたので、日が経つとだんだんに数が少なくなってきたので、蛹になった可能性がつよいのだが、見つけられない。
たぶん、ムラサキツバメと同じように自分で木の根もとに下りていって落ち葉について蛹化するはずである。でも、根元にはあまりにもたくさん落ち葉があり、それを全部チェックする気力が起きなかった。
井の頭公園でもムラサキシジミは繁殖していることが確かめられたし、繁殖の様子もよりよくわかった点ではよかった。
あとは蛹を見つけることと、越冬場所を探すことが課題だ。