ベニヒカゲ遠征記

8月4日、今回もヘムレンさん、みき♂さんの信州方面への遠征に誘っていただいた。
主な目的はベニヒカゲ。これもまた私にとっては初めてのチョウだ。

目的地に着くと、すぐにベニヒカゲが出迎えてくれた。

ベニヒカゲ(♂)の裏翅
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ベニヒカゲ(♂)の表翅
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ベニヒカゲは、標高1500mm以上の高原に生息するチョウだ。
あたりには、咲き始めたヤナギランやヒヨドリバナとともに、いろいろな種類の高原の花が咲き乱れている。
ベニヒカゲは、その中の好みの花を選んで、盛んに吸蜜していた。

ハクサンフウロで吸蜜
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マルバダケブキに吸蜜
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この白い花はなんだろう。
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アザミに似たタムラソウあるいはノアザミで吸蜜しているのは、メスらしい。
下の裏翅に明るい色の帯が目立つ。
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アキノキリンソウのように見える黄色い花には、3頭のベニヒカゲが集まって吸蜜していた。
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ベニヒカゲは、花の蜜を吸うばかりでなく、一見乾いているような地面からも水分とともにミネラルのようなものを吸うのか、たくさん降り立っている。
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そして、道を通る車に轢かれて死んでしまったらしいベニヒカゲもたくさん見られた。
命がけの吸水だ。
さらに、獣糞や人の汗などにも来るらしい。
こちらは、みき♂さんの靴でさかんに口吻を伸ばしている。
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ヘムレンさんの腕にも来ていた。

いっぺんにこんなにたくさんのベニヒカゲを見ることができて大感激。
ヘムレンさん、みき♂さん、お世話様でした。

しかし、ベニヒカゲは本州では準絶滅危惧種になっている。
登山者の増加、鹿の食害、気候変動などによって、このような生息環境が少なくなってきたためだそうだ。
なんとか、この環境が守られていってほしい。

つづく
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by 2008oharu | 2016-08-05 20:32 | | Comments(4)
Commented by ヘムレン at 2016-08-05 21:13 x
当日はお疲れさまでした。たくさんのベニヒカゲに出合えてほっとしました(*^^*)
その昔は、海ノ口別荘地などにもたくさんいて最も気軽に出会うことができる高山蝶でした。今でも、いるところでは多くの個体が出迎えてくれますが、そんな場所も少なくなっていくのかな。車にひかれたベニヒカゲを見て、胸がつまる想いでした。いつまでも残っていてほしいですね(*^^*)
Commented by mikiosu at 2016-08-06 05:40
こんにちは。
遠征お疲れさまでした。私の汚い靴を出していただき恐縮です(笑)。
ベニヒカゲ、いろいろな花に来るシーンが撮れて良かったですね。
黄色い花はアキノキリンソウに賛成です。♀がきているのは私も悩みましたが多分ノアザミではないかと思います。
白い花はマーガレットの可能性もありますが、フランスギクの可能性が高いようです。花は難しいですね(汗)。
Commented by 2008oharu at 2016-08-06 07:00
ヘムレンさん、コメントありがとうございます。そして、お世話になりました。お陰様でベニヒカゲをたっぷり見ることができました。動物や鳥のロードキル問題はよく知られていますが、チョウのロードキルがこんなに起っているのは初めて知りました。これも注意してほしいですね。
Commented by 2008oharu at 2016-08-06 07:04
みき♂さん、コメントありがとうございます。ベニヒカゲは写真に撮るのは難しい蝶ですね。花とからませて腕の悪さをごまかしました。やはりノアザミでしたか。
勝手に靴のお写真を載せてすいません(笑)。ズボンやヘムレンさんの腕の写真もあったのですが、一番無難なところで…。
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近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


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