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公園昆虫記

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秋のツマグロヒョウモン

秋になると急にツマグロヒョウモンが目につくようになる。

10月14日 コスモスで吸蜜するツマグロヒョウモンのオス
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そして、オスがメスにアタックする様子もよく見られる。

9月29日 ぼろぼろのオスがメスにアタックしているが、交尾は成立しない。
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10月6日 キバナコスモスで吸蜜するメスにアタックしようとするオス
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10月16日 コセンダングサの中でも
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しかし、どの場合も交尾は成立しない。
メスはもっと以前に交尾を済ませているのだろう。

以前撮った交尾シーン
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これは9月16日だった。

蛹は9月15日に撮っている
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今見ているツマグロヒョウモンは、だいたい9月中旬ごろ羽化した個体なのだろうか。

さて、メスの産卵行動もよく目にする

10月4日 産卵行動をとるメス
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けれど、卵はなかなか見つけられない。

時には、こんな場所で産卵行動をとるメスもいる。
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傍には食草のタチツボスミレもたくさん生えているのに、わざわざこんな場所を選ぶのが不思議だ。

卵は結局自分では見つけられなかったが、みき♂さんが見つけたものを見せてもらった。
やはりスミレの葉ではにものに産み付けられている。

10月2日 ツマグロヒョウモンの卵(うまく撮れていないが)
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孵化した幼虫が自分で食草を探すのだろうか。(ミドリヒョウモンのように樹の幹に産み付けるものもいる。)

これで、ツマグロヒョウモンは成虫・卵・幼虫・蛹の全ステージを見ることができた。
しかし、越冬はどの状態でするのだろうか。夏の間ツマグロヒョウモンをあまり目にしないのは、なぜだろうか。夏眠したりするのだろうか。年何化なのだろう。まだいろいろ疑問がある。

おまけ

初夏のツマグロヒョウモン(イボタノキの花を訪れたオス)
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天気の悪い日のツマグロヒョウモン
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by 2008oharu | 2016-10-20 21:09 | | Comments(0)