チョウたちの越冬準備③ ムラサキシジミの場合

ムラサキシジミも晩秋に南に面した常緑樹の周りに姿を現す。晩秋の冷たい空気の中で開翅すると、表翅の青紫色の鱗粉がことのほか美しく輝いて見えるのだが、なかなかその写真は撮れない。

半開きのムラサキシジミ
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向きが悪くて輝きが出ない
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翅が一部隠れてしまった。
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ムラサキシジミがウラギンシジミやムラサキツバメと違う点は、常緑樹の葉で越冬するのではなく、枯葉に隠れて越冬する点だ。裏翅が枯葉色をしているので、いったん隠れるとなかなか見つけられない。
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緑の葉の上では目立つ枯葉色の裏翅。でも枯葉に止まると…。
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こんな具合。
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日によって向きが変わるし、数も変わる。やはり天気の良い暖かい午前中は飛びだすことが多い。
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同じ場所で6頭になった。別の場所にも1頭。
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次の日には7頭が集まる。
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集まった方が越冬に利点があるのだろう。

しかし、この翌日は汗ばむほどの暑さになり、この7頭はことごとく飛び出したようで、1頭もいなくなっていた。あるいは何か事故でもあったのか(人が触るとか、鳥が襲うとか)、その後1頭も同じ場所には戻ってこなかった。残念ながら、ここでの観察お終い。

前回、ムラサキツバメの集団に1頭のムラサキシジミが混ざったことを書いたが、今日はそこにもう1頭ムラサキシジミが入った。
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この現象は昨年もあった。ムラサキシジミは、ムラサキツバメの裏翅を枯葉に見立ててやってくるのではないかと思われる。

追記:
たった1頭ツバキに越冬していたウラギンシジミが、今日はいなくなっていた。1か月同じ場所にいて動かなかったのに。原因として考えられるのは、根元でブロワーを使って落ち葉掃きをした形跡があることだが…。









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by 2008oharu | 2016-12-08 22:19 | | Comments(0)
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近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


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