今季地元の公園でウチワヤンマを初めて確認したのは、6月17日だった。
ここ何年か、ウチワヤンマは池岸からちょっと離れたこの杭にとまっていることが多い。今年も出現期が近づいてきたので、見に行くたびにこの杭をチェックしていて発見した。(つまり別のところでもっと早く羽化していたかもしれず、あくまで私の初認だ。)この杭をよく見ると、左にヤゴの抜け殻がついている。形状からウチワヤンマのヤゴの抜け殻のようだ。
次に見たのは、6月22日。この日は浮島の木の枝にとまっていた。
そして、手前の岸の近くの枝にも抜け殻があった。
今年は多そうな予感。
そして今日、またウチワヤンマを探してみると、
枝に3頭ほど、杭にも。
杭には、新たに抜け殻が二つ。一度に数頭見たのは初めてだ。
そのうちの1頭が飛んでいった先をみると、
2頭が絡まって交尾体勢になった。ウチワヤンマの交尾を見たのは初めてだ。
邪魔が入って交尾をとき、その後また交尾したままかなり離れた岸の方へ飛んでいって交尾を解いた模様。
ウチワヤンマは打水産卵するそうだが、残念ながらその様子は離れすぎていて見ることができなかった。
離れたところに止まるオス
たぶん、この近くで産卵していたのだろう。
頭数が増えると、こういう場面に遭遇する機会も増えてうれしい。