今日は井の頭公園から野川公園へ足を伸ばした。
はっきりしない天気が続いていたが、今日は久しぶりに快晴で初夏の陽気。
きっと蝶がたくさん見られると思ったからだ。
案の定、特に珍しい蝶は見られなかったが、普通種が勢ぞろい。
その中でもベニシジミとヒメウラナミジャノメが旬のようだった。
野川公園のベニシジミ。鮮やかな表翅。
ベニシジミはありふれた普通種のシジミチョウなのだが、
きれいな紅色が目を惹き、つい出会えばカメラを向けたくなる。
特に、春型は前翅の赤が鮮やかなのできれいだ。
しかし、善福寺公園や井の頭公園では、それほど多く見られない。
ベニシジミの好む明るい開けた草原(くさはら)が少ないからだろう。
唯一見られることが多い場所は三角公園の広場である。
今日もまずそこで見つけた。
井の頭三角公園のベニシジミ。裏翅の色合いもなかなかきれい。
野川公園では、まさに乱舞しているかのよう。
ハルジオンで蜜を吸っていることが多い。
また、縄張りを争ってか、他の蝶に出会うと争う。
写真に撮って見ると、翅が無傷のものはなかった。
歴戦の雄姿。ぼろぼろの翅のベニシジミ。野川公園にて。
写真はすべて2008年5月6日。
なお、ベニシジミの幼虫の食草の一つ、スイバの花が野川の岸辺にたくさん咲いていた。