2004年8月14日、トンボを撮りに、昭和記念公園のトンボの湿地へ行った。
その時、水際に生えている数珠のような草に、見たことのない蛹があるのを発見。
写真に撮り、家に帰って図鑑などで調べてみたが、何だかわからない。
ネットでも探しようがなく、詳しい方の掲示板でお尋ねした。
すると、クロコノマチョウの蛹だと回答があった。
私の持っている図鑑では、「本州西南部・四国・九州」に生息するとある。
ネットで調べてみると、この蝶も北上し始めて、関東でも最近見られるようになったようだ。
翌年の秋、2005年9月10日。別の公園でついに成虫を見つける。
今度は図鑑で見ていたから、クロコノマチョウだとわかった。
そして、今年、2008年6月17日のこと。
別の昆虫を探していたのだが、草陰に何か黒いものが見えたので、草を裏返してみると、
こんな幼虫がついていた。
見たことがない幼虫だ。しかし、最近はポケット図鑑を持ち歩くようになったので、
すぐに調べた。
すると、クロコノマチョウの幼虫であることがわかった。
あたりの草で食痕のあるところを探してみると、10匹以上見つかる。
今さらながら、クロコノマチョウもしっかり東京に定着繁殖していることを
改めて実感した。
お顔です。