ナガサキアゲハ

ナガサキアゲハのメスのまともな写真がやっと撮れた。
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↑2008年7月15日。玉川上水縁にて。

ナガサキアゲハは、クロコノマチョウ・ツマグロヒョウモン・ツバメシジミとともに、
平均気温の上昇に伴って北上している蝶だといわれている。
図鑑には、本州近畿以西に生息とあるので、以前は南の蝶だったのだ。

私が初めてナガサキアゲハを近所の公園で目にしたのは、2004年9月11日。
写真に撮って、家で調べてナガサキアゲハと知り、それが南の蝶であるとわかって驚いた。
しかし、先にツマグロヒョウモンの北上の例を知っていたので、これも温暖化の影響だと推測できた。

このときはメドウセージという花で吸蜜していたが、同じ年にボタンクサギに来ているのも見た。
それから2007年まであまり目にしなかったのだが、(気がつかなかっただけかもしれない)2007年になって、急激に数を増やしたように感じた。
やはり、ボタンクサギ・クサギ・メドウセージに来ていることが多い。

上の写真は翅が無傷できれいに伸びているので、羽化したてかと思ったが、
よく見ると、体に黄色い花粉がたくさんついている。
どこかで吸蜜してきたのだろう。
今の時期、全身に黄色い花粉がつく花で辺りに咲いているのは、ノカンゾウ・ヤブカンゾウ・ヤマユリなどだ。そうした花でも吸蜜するのだろうか。

この蝶は一見クロアゲハに似ているが、尾錠突起がないことで、はっきり区別できる。
また、上翅の付け根あたりに赤い斑があるのも特徴だ。

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↑2007年7月31日。ナガサキアゲハのオス。善福寺公園にて。

2007年、ナガサキアゲハのメスが玉川上水縁のかんきつ類に産卵しているところも見た。
しかし、写真がよく撮れなかったのが残念。
また、ナガサキアゲハの幼虫ではないかと思うものも、そのかんきつ類で見つけたが、終令(区別がつけやすい)になる前に見失ったので、確かめられなかった。

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↑ナガサキアゲハの幼虫ではないかと思われる。2007年8月1日。玉川上水縁。

どちらにしても、今年もすでに何度も見ているので、このあたりでしっかり繁殖しているのは疑いようもない。

大きくて優雅にゆったりと飛ぶメスのナガサキアゲハは、南国の貴婦人のイメージ。
やはり東京にはちょっとそぐわないような気もする。

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by 2008oharu | 2008-07-15 21:13 | | Comments(0)
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近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


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