いつのまにか帰ってきたムラサキツバメ

昨年の9月、近所の公園のマテバシイにムラサキツバメの幼虫がたくさんいることを知った。
ムラサキツバメもかっては南方系の蝶といわれていたのだが、近年関東でも見られるようになった蝶だ。

↓昨年初めて見たムラサキツバメの幼虫。2008年9月20日。善福寺
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幼虫は食樹のマテバシイのひこ生えのような柔らかい葉を糸で綴ってそのなかに実を潜めている。
しかし、幼虫の出す甘い蜜を求めて、たいていアリが集まってきているので、まるまった葉でアリがいるところを探せば見つかりやすい。

昨年はそのうちの2頭ほどを家で飼育し、羽化させた。
↓ムラサキツバメの蛹
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↓羽化したムラサキツバメのオス。
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成虫はムラサキシジミに似ているが、少し大きいことと、尾状突起があることで区別できる。
成虫越冬なのだが、善福寺では成虫が見られなかったが、
和田掘公園で、メスの成虫を1月に見つけたので、近隣でも越冬していることは確かだ。

↓メスの越冬個体。
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さて、今年また善福寺のマテバシイにムラサキツバメはやってくるのか。
それはいつなのか。
確かめたくて、時々善福寺のマテバシイをチェックしてきたのだが、
成虫の姿も幼虫も、今までまったく見つからなかった。
昨年の例は、局所的な一時的な例だったのだろうか。
しばらく諦めてチェックもしなかった。

そして、昨日久しぶりに見てみたら、なんと幼虫がたくさんいるではないか!
いったいいつ成虫はやってきたのだろう。
見逃してしまって残念だ。
だが、ムラサキツバメはやはり今年も善福寺で繁殖していることはわかった。
↓2008年8月23日。ムラサキツバメの幼虫。善福寺にて。
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越冬明け個体は、なぜ善福寺で産卵しなかったのか。
他の場所で繁殖したのなら、それはどこだったのか。
産卵する成虫を今度こそ見てみたい。
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by 2008oharu | 2008-08-24 16:05 | | Comments(0)
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近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


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