9月15~17日に観察したキアゲハの前蛹・蛹に寄生蜂がついていたということを以前に書いた。
ネットで調べて、たぶんアオムシコバチという名前の寄生蜂だとわかった。
↓キアゲハの前蛹についているアオムシコバチ。2008年9月15日。
↓同じキアゲハの蛹についているアオムシコバチ。2008年9月17日。
その後蛹はどうなるのかと、側を通るたびに観察してきた。
そして、2008年10月16日に観察したら…。
↓寄生されたキアゲハの蛹
すっかり変色して、4つも穴が開いていた。
ネットで見た例だと、一つの蛹からアオムシコバチが44匹でてきたという。
私が見たアオムシコバチは前蛹に2匹、蛹に1匹ついていた。(もちらん、私が見ていないときにもっと産卵したのかもしれない。)それぞれいくつぐらいの卵を産み付けるのか知らないが、出てくるときは最初に羽化した個体が開けた穴から次々に出るらしい。
それが出てくるところを見たかったような、見たくなかったような。
産卵からちょうど1ヶ月ぐらいで卵→幼虫→蛹→成虫に変態したことになる。
しばらくたってまた見たら、蛹はからからになって割れていた。中身はすっかりなくなっていたことは言うまでもない。
エイリアンという映画は、寄生蜂から発想されたにちがいないとつくづく思う。