アカボシゴマダラ、越冬態勢に入る

今年の春、私が予感したとおり、アカボシゴマダラは今季東京で爆発的に繁殖したようだ。

私がアカボシゴマダラを最初に確認したのは、それが落葉した葉の裏について越冬するゴマダラチョウと違って、エノキの枝について越冬する様子を見たときだった。

アカボシゴマダラの越冬明け

そこで、幼虫はどの段階でどのように木の枝に移動して越冬態勢に入るのか確認したくて、越冬しそうな幼虫を探し、2例を見つけて観察してきた。
ゴマダラチョウが越冬するために木の下に降りたのは、幼虫の体がかなり茶色くなってきてからだったが、アカボシゴマダラはどうなのだろうか。

一つ目のアカボシゴマダラは2008年10月30日に、善福寺の水路で見つけた。その後2008年11月18日まで確認したが、19日に見失ってしまった。

↓2008年10月30日の状態
d0146854_2057144.jpg

↓2008年11月17日の状態
d0146854_20573080.jpg

この間、幼虫はまったく同じ葉の上に台座を作って、動いていない。(葉の千切れ具合から、同じ葉であることがわかると思う。)19日間飲まず食わずだったのだろうか。体がどんどん縮んできた感じがする。心なしか茶色くなったような気もするが、ゴマダラチョウのような変化ではない。
見失ったのは、移動したからなのか、捕食されたのか(台座のあとがきれいに残っていたので、襲われたような感じではないが…。)不明のままだ。

二つ目の幼虫は2008年11月4日に、上池の北西部フェンスのエノキで見つけた。
↓二つ目の幼虫
d0146854_2122415.jpg

↓2008年11月20日の状態
d0146854_2131053.jpg

こちらは一例目よりまるまるとしていて大きさも大きいが、4日から20日までやはり同じ葉の上にいた。(葉の破れ方からもわかる。)右の角の先が黒ずんでいるのが特徴だ。そして、この個体もこの日を最後に見失ってしまった。(ほとんど茶色くなっていない。)移動したのか、捕食されたのかも不明のまま。

というわけで、諦めきれずにときどき見に行ってはいたが、アカボシゴマダラの幼虫の観察は終わってしまった…と思っていた。

ところが、今日、また諦めきれずに未練がましく二例目の幼虫のポイントに行って見ると、幹に何やら緑色のものがついているのが見えた!

↓2008年12月1日
d0146854_2185641.jpg

↓同個体の接写(横転してある)
d0146854_2110983.jpg


よく見ると、右の角の先が黒っぽくなっているゴマダラチョウの幼虫だ。2例目は、ここへ移動して越冬態勢に入っていたのだ。

予想より茶色くならないうちに枝に写っていることが確かめられた。また、枝に写る前には、同じ葉の上でかなりの期間じっと動かないこともわかった。

もしかしたら、一例目の幼虫もどこかへ移動している可能性もまだ残されているのではないか。

今後の変化も観察していきたい。
[PR]

by 2008oharu | 2008-12-01 21:17 | | Comments(0)
line

近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


by 2008oharu
line
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31