テントウムシとアブラムシを観察した同じ場所で、ヒラタアブが産卵しているのも見られた。
↓フタホシヒラタアブ(またはナミホシヒラタアブ)の♀。井の頭公園。2009年3月10日。
ヒラタアブは似たものが多く、特にフタホシヒラタアブとナミホシヒラタアブの違いは、
ちょっと見では、わからないようだ。
雌であることは、腹の先の産卵管と目がくっついているか、離れているかでわかる。
↓同じアブの♂。同日・同場所
こちらは、両目がくっついていて、腹の先が丸い。♂である。
もちろん、上の個体が産卵していたので、雌であることは間違いない。
↓産卵するフタホシヒラタアブ。同日・同場所。
産卵しているのは、あのソラマメナガヒゲアブラムシ(あるいはエンドウヒゲナガアブラムシ)がついていたカラスノエンドウだ。
ヒラタアブの幼虫は、アブラムシを食べるからである。
フタホシヒラタアブとナミホシヒラタアブは、幼虫ではかなり差異があるので、
この卵が孵化したら、どっちのアブだったのかわかるかもしれない。
忘れないでチェックしたい。
とにかく、春になり、柔らかな草木の芽吹きとともにアブラムシが孵化し、
それを餌にするテントウムシやアブ(幼虫)も活動し始めるということだ。