今年初めてアゲハ(ナミアゲハ)を見たのは、4月7日だった。
昨年は4月5日だったから、だいたい昨年と同じぐらいだ。
数年前の記録を見ると、4月27日、4月25日、5月5日、4月30日という具合になる。
観察日が少なかったせいもあるかもしれないが、やはり早まっているように思われる。
そもそも、アゲハと言えばツツジの赤い花がお似合いなのだが、
そのツツジが咲くのがかなり早まっている感じがする。
以前は5月初旬だった。
↓ツツジに来たナミアゲハ。2009年4月15日。井の頭公園
画面からはみ出してしまったが、このときは、2頭いた。
春型だから、アゲハの大きさは小ぶりだが、一番最初の写真からもわかるように、
ツツジの雄しべがアゲハの翅を両側から包み込むような形になっている。
明らかに、アゲハをポリネーターに選んでいるとわかる。
アゲハの方はどうかというと、ツツジが咲いていないところ(時期)では、
タンポポやムラサキハナナにも来ていた。
↓タンポポで蜜を吸うアゲハ。2008年5月15日。玉川上水
↓ムラサキハナナで蜜を吸うアゲハ。2007年4月30日。立野公園。
夏になれば、もちろん、ユリ類、アベリア、ブッドレアなど、アゲハが好む花はいっぱいある。
本などには、赤や紫色を好むとあるが、一番びっくりした例は、これ。
↓バラに来たアゲハ。2006年6月25日。玉川上水付近。
バラには蜜がないので、チョウは来ないと聞いていたのだが、このバラには蜜があるのだろうか。
それとも、アゲハの方が間違えたのか…。