ハゴロモたちの季節

ハゴロモというと天女をイメージするが、昆虫界のハゴロモたちは、そんなはかなくも美しいイメージとはちょっと違う。

↓ベッコウハゴロモの幼虫。2009年7月5日。井の頭
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腹の尾端に蝋物質でできた糸束のゆなものをつけている。これがハゴロモ類の幼虫の特徴だ。この糸束は、写真のように立てて刺に似せることもできれば、広げて体を覆うこともできる。

↓蝋物質の糸束を広げた場合。2008年6月25日。
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↓成虫。2009年7月9日。玉川上水縁。
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セミの仲間で、ストロー状の口で木(茎)の汁を吸う。その様子を撮ろうとこころみたが、なかなかうまくいかない。
↓汁を吸うベッコウハゴロモ。2009年7月11日。玉川上水縁。
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ベッコウハゴロモと似ているがもっと模様が地味なのが、アミガサハゴロモ。
↓アミガサハゴロモの成虫。2009年7月10日。玉川上水縁。ミズキの葉の上。
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幼虫もベッコウハゴロモととてもよく似ているが、これがアミガサハゴロモの幼虫と言い切れる写真はまだ撮っていない。

今季まだ見ていないハゴロモ類の成虫は、スケバハゴロモ。これが一番ハゴロモという名にふさわしい。
↓昨年のスケバハゴロモの成虫。2008年8月15日。玉川上水縁。
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スケバハゴロモは、7月下旬から8月に出現するようだ。

幼虫は体の色が緑色なので、他の2つと区別できる。
↓スケバハゴロモの幼虫。2007年8月1日。
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たくさん集まると、やはり黴か何かのように見えるので、一種のカモフラージュにもなっているようだ。

↓スケバハゴロモの幼虫の集団。
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さて、ハゴロモ類と似ているが、ちょっと科が違うのが、アオバハゴロモ。でも、幼虫が蝋物質を出す点は同じ。
↓アオバハゴロモの幼虫。2009年7月9日。玉川上水縁。
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違う点は、蝋物質が糸状になっていなくて、体全体を綿のように覆っていること。この綿状の蝋物質を茎などにも擦り付けているようで、幼虫がどこにいるのかよりわかりにくくなる。

↓アオバハゴロモの成虫。2008年8月20日。玉川上水縁。
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この成虫もまだ出現していないが、いずれいやというほど見ることになるだろう。
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by 2008oharu | 2009-07-12 00:19 | その他の昆虫 | Comments(0)
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近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


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