2016年 03月 11日 ( 1 )


アオモンツノカメムシの謎の生活史 その2

12月に産卵したアオモンツノカメムシ。
その後卵はどうなるのか、成虫は死んでしまうのか、それとも越冬するのか。
その疑問を解決したくて観察を続けてきた。

以前の記事はこちら

井の頭公園へ行くときは、だいたいアオモンツノカメムシがいるヤツデの傍を通るので、この日も卵の様子や成虫の様子を確認しに寄った。

すると、びっくりしたことに、なんと卵が孵化していたのだ。
2016年1月7日
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暖冬とはいえ、こんな真冬に孵化するなんて、正常な状態なのだろうか。

この時、以前と比べるとだいぶ減ったが、まだ成虫も見られた。
2016年1月7日の成虫
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暖冬のせいで、この卵だけ間違って孵化してしまったのかもしれないと思い、次の日、同じヤツデの他の卵や、別の場所で見つけた卵の様子をチェックしてみた。

すると、やはり孵化した卵があった。
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こちらは、幼虫が大きくなっている。
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オレンジ色なのは、脱皮したての状態なのだろう。2令になっているようだ。
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2令になった幼虫は、集団を解いて、葉の葉脈についている。汁を吸っているのかもしれない。
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これらは、だいたい1月7日から13日ぐらいまでの様子だった。

ここまでの観察では、1月に卵が孵化するのは、異常ではなさそうだと思えた。
そして、その後成虫の姿は見つからなくなった。
もしかしたら、他のカメムシのように、地面の枯葉などの隙間に入って越冬するのかもしれないと、ちょっと辺りをチェックしてみたが見つからなかった。

暖冬だと思っていたら、今度はいきなり雪が降るような寒い日が続いたので、孵化したカメムシはどうなったかとチェックを続けた。
幼虫は、チェックするたびに減っていき、2令になったものも消えてしまった。
孵化しなかった卵も、食べられたりしてしまったのか、見当たらなくなったものが多い。

それでも、1月7日に最初に孵化を発見した幼虫たちは、数は減ってきつつも、まだだいたいは同じ場所にいて健在だった。
そして、1月31日のこと。それらは、やっと脱皮して2令になっていた。
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脱皮したては、赤っぽくて、だんだん黒と緑の幼虫になり、集団を離れていく。あとには、卵と1令の脱皮殻が残っている。

例えば、エサキモンキツノカメムシも、孵化して1令の時は、母虫に守られて何も食べずに集団になっている。そして、2令になると母のもとから離れ、ばらばらになって、餌である汁を吸う場所に移動する。
アオモンツノカメムシも、2令になるとばらけていよいよ汁を吸い始めるのかもしれない。
しかし、結局幼虫の行方は見つけられず、果たしてどこかで無事に成長していっているのか、それともやはり冬に孵化するのは無理で、餌をとれないまま死んでしまったのか、わからず終いになってしまった。

そして、啓蟄を迎えるころ、ふと見ると、成虫がいた。
3月8日には、その成虫がまた産卵していた。
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う~ん、これはどう考えたらいいのだろうか。

越冬していた成虫が春になって活動し始めたのか、それとも、1月に孵化した幼虫がどこかで無事に成長して新生成虫になったのか。結局どちらなのか確かめられなかった。
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by 2008oharu | 2016-03-11 22:26 | カメムシ | Comments(0)
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近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


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