カテゴリ:甲虫( 68 )


コニワハンミョウ・マメハンミョウなど

今年出会った初見の甲虫類から。

コニワハンミョウ
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9月5日、入笠湿原の帰りに寄った河原で、みき♂さんが見つけて教えてくれたもの。
ハンミョウの仲間は、今まで、いわゆるハンミョウとトウキョウヒメハンミョウしか出会ったことがなかったので、3種目に出会えてうれしかった。この場所にはとてもたくさんいた。

マメハンミョウ
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9月26日、ツマグロキチョウやシルビアシジミを探しに行った草原で目にした。ハンミョウと名がついているが、いわゆるハンミョウ科とは別の科で、ツチハンミョウの仲間だ。ツチハンミョウの仲間は、体内にカンタリジンという成分をもち、触れると皮膚に炎症を起こすらしい。この昆虫を目にしたとき、なんとなくネットか図鑑で見た記憶があり、スマホで調べて名前を突き止めることができ、触らずに済んだ。こういうときはスマホは役に立つ。「マメ」と名前についているように、マメ科の植物を食べる。チョウの食草のマメ科が生えた草原にいるのも納得。

ヒメツチハンミョウ
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ツチハンミョウつながりで、過去(2015年4月東京都)に見たヒメツチハンミョウを。ツチハンミョウの仲間は幼虫時代に「過変態」という特異な変態をするそうだ。いつかその辺の事情も調べてみたい。見た通り翅が小さく退化していて、飛べないようだ。

おまけ:カタグロトゲハムシ
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あまりにも酷い写真しか撮れなかったので、お蔵入りさせるつもりだったが、いつかちゃんと撮れるようにという自戒の意味で、載せておく。今年の5月、ゴマダラオトシブミを探しているときに、はるか頭上の栗の葉裏に止まっていた。これまでトゲハムシの仲間は見たことがなかったので、見られたことはうれしかった。



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by 2008oharu | 2017-10-04 09:20 | 甲虫 | Comments(0)

オトシブミ・チョッキリ2017 その他いろいろ

今年度、あちこちでちらっと見たオトシブミ・チョッキリは以下。

アカクビナガオトシブミ
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例年、ヤブザクラで揺籃を見ている。今年度は揺籃づくりに時期ではなかったようで、成虫♂のみ。

ヒゲナガオトシブミ
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こちらも例年アブラチャンで見ている。揺籃は切り落としてしまう。写真はオス。
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こちらはメス。食事中。

ヒメコブオトシブミ
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交尾中。イラクサ科で揺籃をつくる。

ヒメクロオトシブミ
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フジの葉に切り込みを入れて揺籃をつくりはじめるところ。ごく普通種だが、地元の公園では見つかっていない。

ルイスアシナガオトシブミ
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ケヤキなどで揺籃をつくる。
オス同士の戦いの様子を以前に動画で撮った。(揺れが激しい)

https://www.youtube.com/watch?v=i7uee7aHdP8&t=5s

ドロハマキチョッキリ
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ドロハマキチョッキリには色の変異がある。以前見たのは濃青色型(関東地方)だったが、今年は違う色のものを見ることができた。上の写真は赤銅色で、以前はトウキョウハマキチョッキリという別種に分類されていたそうだ。
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カエデの上にいるのは緑色型(東日本)。とてもきれいだったが、望遠レンズしか持っていない日で、風も強く、こんな写真しか撮れなくて残念だった。

ドロハマキチョッキリの揺籃
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イタドリにて。

グミチョッキリ
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グミチョッキリは、以前地元で見られていたのだが、ここ何年か見られなくなっていた。たいていグミの実がなっているころ、実で交尾・産卵しているのを観察してきたのだが、このときは、まだ実がなっていない4月だった。羽化するのは案外早いことがわかった。10匹はいたと思うが、その後あっというまにみないなくなった。どこへ行ったのだろうか。

クチナガチョッキリ
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クチナガチョッキリも以前は地元でたくさん見られた。ヒイラギナンテンの実が大きくなったころ、実の色にそっくりなこの虫が現れ、やはり実で交尾・産卵する。しかしやはりここ数年全く見られなくなった。今年はAさんが公園内の1か所で発見して教えてくれた。公園のあちこちのヒイラギナンテンをチェックしたが、その1か所でしか見られなかった。











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by 2008oharu | 2017-06-18 13:19 | 甲虫 | Comments(2)

オトシブミ・チョッキリ2017 ミヤマイクビチョッキリ

ゴマダラオトシブミを探しに行った栗林は、オトシブミ・チョッキリの宝庫だった。
初めに一人で行ったときは、とにかくゴマダラオトシブミを見つけたいと必死だったので、他の昆虫にはよく注意を払わなかったが、揺籃がいろいろあることだけは気づいた。

2度目はマナティさんと一緒にいったし、ゴマダラオトシブミはすぐに見つかったので、少し余裕をもって他の昆虫にも目を向けられた。

ミヤマイクビチョッキリ
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揺籃は棒状で、裁断線は長短の2本、クリやコナラで揺籃をつくる5mm以下のチョッキリ。
出来上がった揺籃。
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巻き始めている個体がいた。
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途中で中へ入っていったので、卵を産んだのかもしれない。
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しかし、この個体は途中で作業を止めてしまったので、中を見てみたところ、卵は見つけられなかった。
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脚を踏ん張って葉を引き寄せながら巻いていくのは、他のオトシブミ・・チョッキリと同じ。
ミヤマイクビチョッキリの揺籃づくりを見たのは初めてだった。


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by 2008oharu | 2017-06-17 10:03 | 甲虫 | Comments(0)

オトシブミ・チョッキリ2017 その2

カシルリオトシブミは5mmに満たない小さな虫だ。ルリオトシブミの仲間で、前胸が金色をしているので他のルリオトシブミとは区別がしやすい。
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実はこのオトシブミは、地元の公園やその周辺でも見たことがある。イタドリの葉やノブドウなどの葉にいたのだが、ひたすら食事中で揺籃をつくっている様子はなかった。どこから発生したのか知りたかったが、その後成虫すらも見られなくなり、わからないままだ。

わりとどこででも見られるオトシブミのようで、低山地や丘陵地へ行けば、揺籃づくりの様子も観察できる。今年もあちこちで作業中のオトシブミを見た。

5月7日に見た交尾ペア
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5月24日に見た揺籃づくり中のメス
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カシルリオトシブミで一番びっくりしたことは、揺籃の仕上げの作業だ。巻き上がってもいつまでも切り落とさないで何かしている。写真に撮って拡大してみると、葉先の最後の部分を噛んで揺籃にしっかりとくっつけているのだ。まるで針のないホチキスで留めたようだ。
(こういう細かい作業を見るには、やはり写真が有効だ。)

今まで観察して分かった揺籃づくりの工程を、これもスライドショーにまとめてみる。

https://youtu.be/k_OMwC3FXmg

ところで、ゴマダラオトシブミを観察したクリ林で、カシルリオトシブミとそっくりな揺籃の切りあとが見つかった。さらに観察していると、揺籃づくりの最中も見られた。

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しかし、よく見ると揺籃の形がちょっと違う。
初めは、クリではこのような作り方をするのかと思ったが、家に帰って「オトシブミハンドブック」を参照してみると、どうやらナラルリオトシブミのようだ。

カシルリオトシブミは「カシ」と名がついているが、「カシ類を巻くことはまれ。」とあった。名前の付け方に納得がいかない。



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by 2008oharu | 2017-06-16 21:16 | 甲虫 | Comments(0)

オトシブミ・チョッキリ2017 その1

円柱形の揺籃をつくるオトシブミで、地元で観察できるのは今のところエゴツルクビオトシブミのみだ。
(ポピュラーなヒメクロオトシブミさえ、今現在地元では発見できないでいる。)

エゴツルクビオトシブミは、観察し始めて以来毎年見られる。ホストの樹がエゴノキとハクウンボクで、揺籃を切り落とさないことが多いので、発見も容易だ。

今年もたくさん見ることができたが、揺籃をつくる過程を通して観察することはなかなかできず、まだまだ謎が多い。

今年の揺籃(4月26日)
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揺籃は毎年4月半ばに気付く。
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5月18日、比較的観察しやすいところで、揺籃づくりをしている場面に出会った。しばらく観察した様子をスライドショーでまとめてみる。

https://www.youtube.com/watch?v=ZB11D-RLgUQ

エゴツルクビオトシブミは、(東京では)年2化らしい。6月になるとすでに2化目が羽化を始める。

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2化目のメス。葉の丸い穴は食痕のようで、2日目の個体は1化目と比べると、よく食べていることが多い。エゴノキの葉が食痕だらけになっていることもある。

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オスは、このような姿勢で止まっていることが多い。どういう意味なのかは不明。

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6月1日には、交尾しながら葉先を丸めていく場面に出会い、しばらく観察。これもスライドショーにしてみた。

https://www.youtube.com/watch?v=9uRw1PAw7xk

過去には、最後の仕上げをしている場面なども観察したことはあるが、なかなか通して記録できない。
そして、未だ解決できない疑問が多々ある。
揺籃づくりの各場面で、オスがメスにマウントしているときと、そうでないときとがある。初めからマウントしていたり、最後までマウントしていたり、まったくオスがいない状態でメスだけが揺籃づくりをしていたりすることもある。本当の交尾は、いったいいつするのだろうか。それは決まっていないのだろうか。
また、産卵のタイミングもわからないままだ。

揺籃づくりをしている場面を見ていると、ときどき小さな蜂のようなものが葉に来ているのがわかる。これらはやはり寄生蜂なのだろうか。

地元でよく観察できる種なのに、まだまだわからないことだらけど。





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by 2008oharu | 2017-06-14 09:11 | 甲虫 | Comments(0)

ゴマダラオトシブミ

ゴマダラオトシブミは「オトシブミハンドブック」の表紙を飾るオトシブミである。
大きくて目立つ模様が魅力的だ。しかし、今年はいろいろな遠征先でオトシブミやチョッキリを目にしたが、ゴマダラオトシブミを含めて未見のものに出会う機会はなかった。

そんな折、yamapさんがゴマダラオトシブミを発見!
オトシブミは出現の時期が短いので、この期を逃したら見損なうと思い、ちょっと遠いが足を伸ばす。
件の栗畑であちこち探すと、揺籃はたくさん見つかったが、成虫の方はなかなか見つけられなかった。
yamapさんたちも、そうとう粘ってやっとのことで発見されたそうなので、そう簡単には見つからないのだろう。

しばらく別の場所へ移動して、他のものを観察して時間をつぶし、再度気持ちを新たにしてまた探す。
そして、やっと見つけた!
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葉と葉の間に潜んでいた。yamapさんが見つけた個体も背中の一部だけが黄色く、半分は黒い個体だったそうだが、私が見つけたのは、全体がほぼ黒い。
風が強く、落ち逃げされないように撮るのはとても難しかった。

見つけられたのはうれしかったが、ゴマダラ模様がはっきりしない個体だったので、少し消化不良だった。
二日後、マナティさんと再挑戦することにした。二人で探せば、もっとよく見つかるかもしれない。
ついて最初の栗の木をチェックしていると、葉裏に黄色いものが目に入った。
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黄色くて黒いゴマダラのある個体だ!
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二人で夢中で撮影。一度逃げられたが、しばらくしてから戻るとまたその木で見つかった。

しかし、結局見つかったゴマダラオトシブミはこの1匹だけだった。なかなか手ごわい。揺籃はほとんどの栗の木についているので、もっと成虫がいてもおかしくないとは思うのだが。

ちなみに揺籃は、このような感じ。
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「オトシブミハンドブック」には、「クリ林などには普通に見られる」と書いてあるが、地元の栗の木にはいないようだ。やはりもう少し自然度が高い、栗の木の密度が高い場所にいるのかもしれない。

この栗畑には、他にもいろいろなオトシブミやチョッキリが見つかった。それはまた次の機会に。

情報をくださったyamapさん、ありがとうございました。






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by 2008oharu | 2017-05-27 23:28 | 甲虫 | Comments(4)

今年のカミキリムシ4種

今年はあまり甲虫類を観察していないが、数少ない観察例の中から、話題性のあるカミキリムシ4種を取り上げる。

ラミーカミキリ
ラミーカミキりは、今まで高尾などの多摩地域でよく見てきたカミキリムシだった。
食草はイラクサ科のカラムシやヤブマオ。元来南方系の外来種だそうだ。
それが、今年は地元の三鷹市で目にしたので、ちょっとびっくり。生息地がだんだん広がっているようだ。

7月20日 玉川上水縁三鷹市区域にて
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ウスバカミキリ(たぶん)
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地元の公園では初めて見る種。地味だが大きい。
このあたりにはヤナギがたくさん生えているので、ヤナギが食樹のウスバカミキリだろうと推測した。

ルリボシカミキリ
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ルリボシカミキリは地元では見られない。
ルリボシカミキリを見るのは2回目だが、美しい色なのできれいに撮りたい種だ。
触角の節に毛が生えている。この個体は左の触角が短い。

ハンノアオカミキリ
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初めて見るきれいなカミキリムシ。
上は網戸に止まったところ、下は同一個体が壁に止まったところ。
場所によって光の当たり具合が変わり、色が違って見える。
これも高度の高いところにいるカミキリのようだ。
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by 2008oharu | 2016-08-28 21:05 | 甲虫 | Comments(0)

ゾウムシの季節 その他

ドングリが枝ごと切り落とされ始めると、ハイイロチョッキリが活動を始めているなとわかる。
以前実際にドングリに産卵して切り落とす様子を観察したことがあるが、目線の高さで活動している様子はなかなか見られない。樹が高すぎるからだ。

それでも、枝がたくさん切り落とされているクヌギやコナラをチェックすると、ハイイロチョッキリが見つかることがある。

クヌギの葉裏で休憩中のハイイロチョッキリ 2015年8月1日 井の頭公園
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この日は、別のゾウムシも見られた。

クヌギシギゾウムシ 同日同場所
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枝をチェックしていたとき、落ち逃げした個体だ。
口吻がハイイロチョッキリより長め。

クヌギのドングリに載せて撮ってみる。(やらせ写真だ。クヌギシギゾウムシは枝を切り落とさない。)
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さて、こちらはプチ遠征先で見たゾウムシ。
食樹にいなかったので、識別しにくいが、コナラシギゾウムシではないかと思う。

コナラシギゾウムシ? 2015年8月27日 他県
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野外のテーブルに下に隠れていたので、ほんとうは天地が逆なのだが、見やすいように反転した。
口吻はさらに長いが細めで折れそうだ。

ゾウムシではないが、最近見た甲虫類から

クロカナブン 2015年8月24日 東京都下
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活発に動き回るのでぶれぶれの写真になってしまったが、樹液の出る木の根元にいた。やがて樹液の出ているところへ飛んでいった。黒光りしていて、脚に茶色い毛のようなものがついているので、たぶんクロカナブンでいいと思う。
やはり少し自然度が高いところには生息しているようだ。

ハイイロゲンゴロウ 同日
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田んぼに水をはったところでゲンゴロウを見たというので連れて行ってもらった。
水の中の虫を撮るのは難しかったが、少しでも特徴がわかるように画像処理をした結果、ハイイロゲンゴロウのようだった。
下の写真は交尾中。
このような環境があれば、ゲンゴロウも見られるということがわかった。

おまけ:固まったまま動かないカブトムシ 2015年7月18日 玉川上水三鷹区域
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菌に侵されたのか、このままの形で瀕死状態だった。
何日か後に見たら、何かに食べられたのか、ばらばらになっていた。
この夏は元気なカブトムシには出遭わなかった。
みんな子供たちに連れ去られたのかもしれないが。
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by 2008oharu | 2015-08-29 21:33 | 甲虫 | Comments(0)

今年もエゴヒゲナガゾウムシ

今年のエゴヒゲナガゾウムシの初見は6月末だった。
ところがその後なかなか続いてみることができず、今年は外れ年かななどと思ってしまった。
けれど、7月後半、一気に大量に現れて、ピークを迎えた。

交尾するエゴヒゲナガゾウムシ。2015年7月26日 井の頭公園
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産卵する穴を掘るメスとそれを見守るオス 同日同場所
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エゴノキの実を食べる時もあるが、この場合は、掘りだした果肉が外側に出ているので、食べてはいないようだ。種の部分はとても硬いはずだが、メスの口はその部分にも穴を開けているはずである。

穴に腹をすっぽり入れて産卵体勢メス 同日同場所
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この場面でも、たいていはオスが見守っている。

そこへ他のオスが来て、オス同士の戦いが始まることもある。

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上の場合は、二組の雌雄が同じ実の上に来ている。
産卵する実の争奪戦なのかもしれない。

オスは顔面をぶつけ合って戦い、負けた方は逃げたり、落下して飛び去ったりする。

オスの目はとびだしていてあらぬ方向を向いているように思えるが、オスの目には世の中がどのように見えているのだろうか。
また、オスは名前の通りかなり長いひげ(触角)を持っている。
よく見ると、交尾しているときなどに触角でメスに触れていることがある。
目の代わりに触角を使って相手を認識しているのかなと想像してみた。

上の写真は26日の様子だが、2~3日後にはぱったりと姿を消してしまった。
このゾウムシは蛹越冬なのだが、羽化するのは、翌年、2年後、3年後などとさまざまだという。
エゴノキの実が不作の年に一斉に羽化してしまうと、子孫が残せなくなってしまうから、わざとずらしているらしい。
6月に羽化した個体は、何年目の羽化だったのだろうか。エゴの実が大きくなっていないと産卵できないので、羽化時期もずれるようになっているのだろうか。
このユニークな顔の甲虫を初めて見て以来、毎年必ず観察しているが、まだまだ興味は尽きない。
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by 2008oharu | 2015-07-28 21:46 | 甲虫 | Comments(4)

ツツジコブハムシ

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ツツジの葉の上にいるこの小さなこげ茶色のものが「ツツジコブハムシ」という甲虫なのだと知ったのは2013年のこと。
よく見れば、ちゃんと頭も脚もある。

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おさんぽマナティーさんに教えてもらわなかったら、一生気が付かずにスルーしていただろう。

今年は偶然に、産卵シーンを見ることができた。

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お尻の下にある黄色いものが卵に違いない。
親の大きさに比べて、かなり大きい卵だ。

ここからが面白い。
親は、後脚で卵を持ち上げ回転させながら、糞をまぶしていくのだ。

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ツツジの葉を食べたためか、糞は緑色をしている。

完成した糞まぶしの卵
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生まれた幼虫は、この糞のカプセルに自分の糞を継ぎ足しながら、その中で暮らす。

このカプセルのてっぺんには、親が作った卵時代の糞がのっているのがわかる。
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ミノムシかヤドカリのように、糞のカプセルから頭を出して移動したり、食事したりするらしい。
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この糞カプセルの中でやがて蛹になり、カプセルの上を開けて羽化してくる。上がぱかっと開いているカプセルが残っているのがそれだろう。

ツツジコブハムシは、成虫自身がイモムシなどの糞のような色形をしているばかりでなく、卵も糞で覆われ、幼虫も蛹も自分の糞で身を隠し、一生を糞のカモフラージュ尽くしで生き抜く昆虫なのだ。

実は、このツツジコブハムシの仲間には「ムシクソハムシ」という何とも気の毒な名前の昆虫がいる。形態も生態もツツジコブハムシとそっくりらしいので、納得できる名前ではあるが。
ただ、食草がツツジではなく、広範囲の植物らしい。いつか見つけてみたいものだ。
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by 2008oharu | 2015-05-19 21:33 | 甲虫 | Comments(4)
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近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


by 2008oharu
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