カテゴリ:甲虫( 62 )


今年のカミキリムシ4種

今年はあまり甲虫類を観察していないが、数少ない観察例の中から、話題性のあるカミキリムシ4種を取り上げる。

ラミーカミキリ
ラミーカミキりは、今まで高尾などの多摩地域でよく見てきたカミキリムシだった。
食草はイラクサ科のカラムシやヤブマオ。元来南方系の外来種だそうだ。
それが、今年は地元の三鷹市で目にしたので、ちょっとびっくり。生息地がだんだん広がっているようだ。

7月20日 玉川上水縁三鷹市区域にて
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ウスバカミキリ(たぶん)
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地元の公園では初めて見る種。地味だが大きい。
このあたりにはヤナギがたくさん生えているので、ヤナギが食樹のウスバカミキリだろうと推測した。

ルリボシカミキリ
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ルリボシカミキリは地元では見られない。
ルリボシカミキリを見るのは2回目だが、美しい色なのできれいに撮りたい種だ。
触角の節に毛が生えている。この個体は左の触角が短い。

ハンノアオカミキリ
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初めて見るきれいなカミキリムシ。
上は網戸に止まったところ、下は同一個体が壁に止まったところ。
場所によって光の当たり具合が変わり、色が違って見える。
これも高度の高いところにいるカミキリのようだ。
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by 2008oharu | 2016-08-28 21:05 | 甲虫 | Comments(0)

ゾウムシの季節 その他

ドングリが枝ごと切り落とされ始めると、ハイイロチョッキリが活動を始めているなとわかる。
以前実際にドングリに産卵して切り落とす様子を観察したことがあるが、目線の高さで活動している様子はなかなか見られない。樹が高すぎるからだ。

それでも、枝がたくさん切り落とされているクヌギやコナラをチェックすると、ハイイロチョッキリが見つかることがある。

クヌギの葉裏で休憩中のハイイロチョッキリ 2015年8月1日 井の頭公園
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この日は、別のゾウムシも見られた。

クヌギシギゾウムシ 同日同場所
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枝をチェックしていたとき、落ち逃げした個体だ。
口吻がハイイロチョッキリより長め。

クヌギのドングリに載せて撮ってみる。(やらせ写真だ。クヌギシギゾウムシは枝を切り落とさない。)
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さて、こちらはプチ遠征先で見たゾウムシ。
食樹にいなかったので、識別しにくいが、コナラシギゾウムシではないかと思う。

コナラシギゾウムシ? 2015年8月27日 他県
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野外のテーブルに下に隠れていたので、ほんとうは天地が逆なのだが、見やすいように反転した。
口吻はさらに長いが細めで折れそうだ。

ゾウムシではないが、最近見た甲虫類から

クロカナブン 2015年8月24日 東京都下
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活発に動き回るのでぶれぶれの写真になってしまったが、樹液の出る木の根元にいた。やがて樹液の出ているところへ飛んでいった。黒光りしていて、脚に茶色い毛のようなものがついているので、たぶんクロカナブンでいいと思う。
やはり少し自然度が高いところには生息しているようだ。

ハイイロゲンゴロウ 同日
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田んぼに水をはったところでゲンゴロウを見たというので連れて行ってもらった。
水の中の虫を撮るのは難しかったが、少しでも特徴がわかるように画像処理をした結果、ハイイロゲンゴロウのようだった。
下の写真は交尾中。
このような環境があれば、ゲンゴロウも見られるということがわかった。

おまけ:固まったまま動かないカブトムシ 2015年7月18日 玉川上水三鷹区域
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菌に侵されたのか、このままの形で瀕死状態だった。
何日か後に見たら、何かに食べられたのか、ばらばらになっていた。
この夏は元気なカブトムシには出遭わなかった。
みんな子供たちに連れ去られたのかもしれないが。
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by 2008oharu | 2015-08-29 21:33 | 甲虫 | Comments(0)

今年もエゴヒゲナガゾウムシ

今年のエゴヒゲナガゾウムシの初見は6月末だった。
ところがその後なかなか続いてみることができず、今年は外れ年かななどと思ってしまった。
けれど、7月後半、一気に大量に現れて、ピークを迎えた。

交尾するエゴヒゲナガゾウムシ。2015年7月26日 井の頭公園
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産卵する穴を掘るメスとそれを見守るオス 同日同場所
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エゴノキの実を食べる時もあるが、この場合は、掘りだした果肉が外側に出ているので、食べてはいないようだ。種の部分はとても硬いはずだが、メスの口はその部分にも穴を開けているはずである。

穴に腹をすっぽり入れて産卵体勢メス 同日同場所
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この場面でも、たいていはオスが見守っている。

そこへ他のオスが来て、オス同士の戦いが始まることもある。

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上の場合は、二組の雌雄が同じ実の上に来ている。
産卵する実の争奪戦なのかもしれない。

オスは顔面をぶつけ合って戦い、負けた方は逃げたり、落下して飛び去ったりする。

オスの目はとびだしていてあらぬ方向を向いているように思えるが、オスの目には世の中がどのように見えているのだろうか。
また、オスは名前の通りかなり長いひげ(触角)を持っている。
よく見ると、交尾しているときなどに触角でメスに触れていることがある。
目の代わりに触角を使って相手を認識しているのかなと想像してみた。

上の写真は26日の様子だが、2~3日後にはぱったりと姿を消してしまった。
このゾウムシは蛹越冬なのだが、羽化するのは、翌年、2年後、3年後などとさまざまだという。
エゴノキの実が不作の年に一斉に羽化してしまうと、子孫が残せなくなってしまうから、わざとずらしているらしい。
6月に羽化した個体は、何年目の羽化だったのだろうか。エゴの実が大きくなっていないと産卵できないので、羽化時期もずれるようになっているのだろうか。
このユニークな顔の甲虫を初めて見て以来、毎年必ず観察しているが、まだまだ興味は尽きない。
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by 2008oharu | 2015-07-28 21:46 | 甲虫 | Comments(4)

ツツジコブハムシ

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ツツジの葉の上にいるこの小さなこげ茶色のものが「ツツジコブハムシ」という甲虫なのだと知ったのは2013年のこと。
よく見れば、ちゃんと頭も脚もある。

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おさんぽマナティーさんに教えてもらわなかったら、一生気が付かずにスルーしていただろう。

今年は偶然に、産卵シーンを見ることができた。

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お尻の下にある黄色いものが卵に違いない。
親の大きさに比べて、かなり大きい卵だ。

ここからが面白い。
親は、後脚で卵を持ち上げ回転させながら、糞をまぶしていくのだ。

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ツツジの葉を食べたためか、糞は緑色をしている。

完成した糞まぶしの卵
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生まれた幼虫は、この糞のカプセルに自分の糞を継ぎ足しながら、その中で暮らす。

このカプセルのてっぺんには、親が作った卵時代の糞がのっているのがわかる。
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ミノムシかヤドカリのように、糞のカプセルから頭を出して移動したり、食事したりするらしい。
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この糞カプセルの中でやがて蛹になり、カプセルの上を開けて羽化してくる。上がぱかっと開いているカプセルが残っているのがそれだろう。

ツツジコブハムシは、成虫自身がイモムシなどの糞のような色形をしているばかりでなく、卵も糞で覆われ、幼虫も蛹も自分の糞で身を隠し、一生を糞のカモフラージュ尽くしで生き抜く昆虫なのだ。

実は、このツツジコブハムシの仲間には「ムシクソハムシ」という何とも気の毒な名前の昆虫がいる。形態も生態もツツジコブハムシとそっくりらしいので、納得できる名前ではあるが。
ただ、食草がツツジではなく、広範囲の植物らしい。いつか見つけてみたいものだ。
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by 2008oharu | 2015-05-19 21:33 | 甲虫 | Comments(4)

ルイスアシナガオトシブミ

5月4日、特に決まった目的もなく、人込みを避けて虫のいそうなポイントを見て回った。
ふと目をやると、オトシブミがいる。
赤くて脚に独特の膨らみがある。
以前に一度だけ見たことがあるルイスアシナガオトシブミのようだ。

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よくみると、揺籃もたくさんできているし、個体も複数活発に活動している。

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まず、揺籃づくりを観察した。

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葉はたぶんケヤキ。
ハンドブックによれば、
「葉の根元近くを主脈をまたいで直線に切り、主脈を薄く残すように切手しおれさせ、縦に二つにして巻き揺籃をつくる。(両裁型)」
とある。

以下、観察した揺籃づくりをスライドにまとめてみる。

You Tubeへ

他の揺籃づくりと特に大きな違いはない。
最後の部分を見逃したのは、他の個体で何やら事件が起こっているのを目にしたからだ。

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制作途中の葉になんと4匹のオトシブミがいる。

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そして、制作中のメスの傍で、オス同士が争いを始めた。

ハンドブックに
「メスをめぐるオス同士の闘争では、向かい合って長い前脚を振り上げあったり、レスリングのように組み合う行動が見られる。」
とあるが、まさにその戦いをやっているのだ。

動画で撮ってみた。
(風が強い日で、葉が揺れるし、手振れもあってとても見にくいです。)

You Tube 動画へ

このカップルのところには何度も別のオスがやってきて、なかなか作業がはかどらないようだった。

やはり、オスが作業中のメスにマウンティングしたり、あたりをうろついているのは、他のオスの乱入を防ぐためなのだろう。
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by 2008oharu | 2015-05-06 09:10 | 甲虫 | Comments(0)

イタヤハマキチョッキリ

毎年、4月半ばごろから、井の頭公園のオトシブミやチョッキリの動きが確認される。
それを確認したあと、井の頭では見られない種類を探しに、今までプチ遠征してきた。
だいたい、5月中旬以降から、6月初旬だった。

今年は4月28日、お仲間のおさんぽマナティーさんと、例年より少し早い時期に行って、今まで遅すぎて見られなかった種類を探すことにする。

そして、予想が的中し、初見のイタヤハマキチョッキリを見つけることができた。

オオカエデと思われる木で葉巻を作成中のイタヤハマキチョッキリ
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作業中の揺籃が二つ、出来上がったものもあった。

オトシブミハンドブック(文一総合出版)によれば、イタヤハマキチョッキリは
「カエデの葉が展開するころにあらわれるハマキチョッキリの最大型種。まず1枚目の葉を縦に細く巻き下半分を折り返し、其のうえに2枚目をきっちりと巻きかぶせる。さらに多くの葉を巻き重ねて、葉巻にたとえるにはかなり太い巨大な揺籃にまでしあげる。初めの数枚の葉と葉の間に数卵が産み込まれる。」
と書かれている。
私たちが見たときは、既にかなりの枚数の葉が巻きかぶせられている段階だった。

新しい葉をかぶせるために、茎をかじって折り曲げる作業中
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新しい葉を引き寄せてかぶせる作業中
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作業の途中、途中で、オスはたびたびメスにマウントする。
オスは前胸下部に棘状の突起がある。

人間が見ていると、メスの作業の邪魔になっているように見えるが、必要な行為なのだろうか。
よく、他のオスにメスを奪われないようについていると説明されているが、それだけの意味なのだろうか。

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ところで、その場では気が付かなかったが、家に帰って写真を拡大して見ると、出来上がりつつある揺籃に小さなハエがやってきて、隙間に入り込んでいるのが写っていた(ピントがぼけているか)。
これは、寄生バエなのだろうか。

写真の左上にハエがいる。
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せっかく苦労して作っても、寄生バエを育てる揺籃になってしまう場合も多いのだろう。

既に完成している古い揺籃
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この途中からの工程をスライドにまとめてみた。

You Tube へ

You Tube には他の方が最初の段階の様子を動画で撮ったものが載っている。
次回はその様子も見てみたい。
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by 2008oharu | 2015-05-04 20:40 | 甲虫 | Comments(2)

ジンガサハムシ

別の昆虫を探す目的で、少し郊外にプチ遠征した日のこと。
ノイチゴのような葉の上にヒメクロオトシブミが止まっているのに気付き、カメラを向けた。

すると、近くで何か金色にきらりと輝くものが。
何だろうと思って目を向けると、カメノコハムシの仲間のようだ。

金色に輝くカメノコハムシ
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どう見ても、これこそ長い間探し求めていたジンガサハムシに違いない。

ジンガサハムシの食草はヒルガオ限定と聞いていたので、今までヒルガオを探しては葉裏などをめくって探してきたのだが、予想だにしなかったこんな植物にいたとは。
羽化したてで、たまたま食草でない葉上にいただけなのだろうか。

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このきれいな輝きをなんとか写真に撮りたいと思ったのだが、光って透明で盛り上がっているようなものを撮るのは、私の技量ではなかなかうまくいかなかった。

ところで、この日別の場所で、ごく普通種のイチモンジカメノコハムシも見た。

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イチモンジカメノコハムシの食草は、ムラサキシキブとその仲間限定と思っているのだが、この葉はハナイカダのように思う。
イチモンジカメノコハムシも、羽化したてで、たまたまハナイカダに乗っていたのだろうか。
ちょっと頭が混乱中。
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by 2008oharu | 2015-04-27 23:51 | 甲虫 | Comments(2)

ノコギリカミキリ他

↓ノコギリカミキリ 2014年7月20日 井の頭公園に隣接する公園にて
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ノコギリカミキリは井の頭公園でも普通に見られるカミキリムシだと思われるが、私はいままで死んだ個体しか見たことがなかった。

このカミキりが見られた公園でも初めは死んだ個体が目に入ったのだが、よく見るとそれがあちこちに点々とあって、中には弱っているがまだ動くもの、そしてちゃんと生きているものも見つかった。

この場になぜこんなにノコギリカミキリがいるのだろうかと不思議に思った。
その場所の一番の特徴は竹林があることだったので、ノコギリカミキリと竹林が何か関係しているのではないかと図鑑やネットで調べたが、例えばネットには、「幼虫は針葉樹の地下の根や切り株を食べて育ち、数年かけて成虫になるといわれる。」というような記述しかない。

確かにその場にはサワラやヒノキが多く生えているし、その切り株もたくさんあった。

しかし、また別の公園でノコギリカミキリを見つけたとき、やはり傍に竹林があったので、最初の推測は捨てきれなかった。そんな話をしていたら、お仲間がついに関係を見つけてくれた。
「東京昆虫館」というサイトの「東京カミキリムシ図鑑」で、ノコギリカミキリの寄主植物にタケ類を挙げているという。これで、気持ちがすっきり。
今度機会があったら、竹の様子をもっと詳しく観察してみたい。

↓マルガタハナカミキリ 2014年8月8日 入笠湿原にて
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今年初見のカミキリムシ。
たぶん高度の高い場所に生息するカミキリムシなのだろう。

↓ラミーカミキリ 2014年7月15日 八王子市
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ラミーカミキリは私は高尾山などの高度の高い場所でしか見たことがなかったのだが、最近生息場所をかなり広げてきて、市街地に近い場所でも見られ始めているらしい。

特にめずらしくないが、カミキリつながりのおまけ

↓クワカミキリ 2014年7月8日 玉川上水縁のクワにて
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毎年だいたい同じところで見つかるが、個体数は年によってかなり違う。

↓ゴマダラカミキリ 2014年7月6日 井の頭公園
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大きくてきれいだが、ごく普通種。ペアリングしていたので、記念に。

↓タケトラカミキリ 2014年7月23日 武蔵村山市
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井の頭公園にもいる種なのだが、今年は見ていない。この個体は赤いダニつき。

その他何種かのカミキリムシを見ているが、特筆すべきこともないので割愛。
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by 2008oharu | 2014-08-26 12:21 | 甲虫 | Comments(2)

上半期のゾウムシ

今年は、ゾウムシとの出遭いはあまりかんばしくなかった。
オトシブミでは、例年通りエゴツルクビオトシブミ・ヒゲナガオトシブミを見たほか、昨年メスだけ見たアカクビナガオトシブミのオスに出遭ったことぐらいだ。

↓エゴツルクビオトシブミの揺籃づくり。2014年4月25日。井の頭公園
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↓ヒゲナガオトシブミのオス。2014年5月3日。高尾
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↓アカクビナガオトシブミのオス。2014年5月8日。高尾
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例年作り主が確かめられなかったヤブザクラにいたことから、たぶん、ヤブザクラの揺籃の作り主はこれだろう。

チョッキリも今年は出会いが少ない。

↓クロケシツブチョッキリか。2014年4月16日 自宅のバラ
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アブラムシと同じぐらいの大きさなので、たぶんクロケシツブチョッキリだろう。

↓カシルリチョッキリか。2014年4月15日。武蔵野公園のレッドロビンにて。
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これもあまりに小さく、識別点をはっきり見られなかったが、たぶんカシルリチョッキリだろう。

↓クチナガチョッキリ。2014年6月13日。井の頭公園のヒイラギナンテンにて
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毎年確認しているが、今年は少ない。

ゾウムシでは、毎年見ているオオゾウムシもマダラアシゾウムシも今年はまだ見ていない。

↓シロコブゾウムシ。2014年6月17日。狭山丘陵
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この日は2個体見たので、出現期だったようだ。

↓ホオジロアシナガゾウムシ 2014年5月7日。高尾
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その他、名前がはっきりわからない地味なゾウムシを何種か見たぐらいで、上半期は終わった。
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by 2008oharu | 2014-06-29 21:04 | 甲虫 | Comments(0)

ヒメクロオトシブミを探して

「オトシブミハンドブック」によれば、ヒメクロオトシブミは「出現期が長く、ホストも広範囲にわたる最も普通に見られるオトシブミ」とある。
それならば井の頭公園でも見つかってよさそうなのに、現在に至るまで見つけられないでいる。

というか、井の頭公園では、オトシブミは2種類しか見つかっていない。エゴツルクビオトシブミとカシルリオトシブミだ。しかも、カシルリオトシブミは、虫は見ているが、その揺籃が見つからず、いったいどこで繁殖しているのかも今のところ不明である。(揺籃は小さくて、しかも切り落とされてしまう。)

そんななか、井の頭自然文化園内で、ヒメクロオトシブミが観察されているというデータが手に入り、ますます見つけたいという気持ちが高まった。そのデータによれば、2010年~2011年には確認されているのだから、最近のことだし、園外でもいておかしくはないはずだ。

問題は、ホストがあまりにも多岐にわたりすぎて、いつどこをさがせばいいかわからないということなのだ。

そうこうしているうちに、お仲間が練馬区の公園で、ヒメクロオトシブミを発見した。

↓石神井公園のヒメクロオトシブミ。2013年7月7日。
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この虫は、キイチゴの葉についていて、ひたすらお食事中だった。

2回目に見に行ったとき、全体は黒いが、腹部が茶色いタイプであることが判明。
↓黒色型。腹部は茶色。
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この後お仲間のAさんが、フジの葉で揺籃を作成している場面を観察。
私は、何度か行ったが、揺籃づくりは見ることができなかったので、Aさんの写真をお借りして掲載する。

↓主脈を残して両再度から切り込みを入れ、葉を二つ折りにする。(Aさん撮影)
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↓裏面が表になるように合わせて、葉先から巻いていく。(Aさん撮影)
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↓反転して。表側をかぶせていって完成。(Aさん撮影)
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揺籃は切り落とす場合と切り落とさない場合があるそうだが、フジで作った揺籃は切り落とさないようだった。

↓同じ場所に作られた揺籃。
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同じ枝に2~3個作られていることが多い。

井の頭公園にもキイチゴやフジはたくさんあるので、必死に探したが、やはり今のところ見つかっていない。
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by 2008oharu | 2013-08-26 22:43 | 甲虫 | Comments(2)
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近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


by 2008oharu
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