カテゴリ:蝶( 330 )


クロコノマチョウのもふもふ

今年はクロコノマチョウが多いかもしれない。地元で成虫を久しぶりに複数個体見たし、他所でもよく目にする。また、観察仲間の方もあちこちで見たと言っている。

地元三鷹市の公園にて

d0146854_10113857.jpg
薄暗いのでフラッシュを使うと
d0146854_10114791.jpg
ちょっと目が不自然に光ってしまう。
クロコノマチョウは薄暗いところが好きだし、成虫は地味なので見てもあまり注目しないことが多い。(幼虫はかわいいので人気だが)

今年はこんなシーンも撮れた。(東京都)
d0146854_10141516.jpg
柿に来たクロコノマチョウ。薄暗い曇天でシルエットになってしまうので、ここでもフラッシュを使って見たが、時すでに遅く、頭の見えないシーンになってしまった。
d0146854_10142182.jpg
寒空の中、ずっとこの体勢で柿の汁を吸っている模様。

同じ場所でもっと天気の良い日にまたクロコノマチョウを見た。
d0146854_10165156.jpg
d0146854_10165164.jpg
ずいぶん色が違う。
この日はフラッシュを使わずにかなり近くで撮れたので、拡大してみた。
d0146854_10184024.jpg
d0146854_10184045.jpg
胸の部分から翅の付け根部分が、まるで絨毯のようにもふもふになっている。鱗粉というより毛でできているような感じ。今まで、これほど翅がもふもふしているのには気づかなかった。この丈夫そうな翅で冬を乗り切るのだろうか。

この公園のジュズには、まだ羽化していない蛹もあった。
d0146854_10211535.jpg
見慣れたチョウでも、よく観察してみると、いろいろ発見がある。









[PR]

by 2008oharu | 2017-10-22 10:24 | | Comments(1)

ウラナミシジミ

秋になると、ウラナミシジミの到着が気になる。
今年はなんと8月8日に地元の公園でその姿を見た。
d0146854_09462301.jpg
その後目にしなかったので、台風かなにかで飛ばされてきた個体かもしれない。
次に地元で見たのは9月20日。だいたい例年通りだ。
d0146854_09463076.jpg
d0146854_09462950.jpg
しかし、あっちでもこっちでも見られる年もあるが、今年はあまり多くないようだ。私は今のところ地元ではこの個体を2~3日見ただけだ。

9月26日、ツマグロキチョウなどを探しに栃木県方面に行った。そこにはクズが生い茂る場所があり、なんとウラナミシジミがたくさん乱舞していた。これだけの個体数があると、交尾なども頻繁に成立するようだ。
d0146854_09463063.jpg
しかし、関東地方では、越冬するのは難しいとされている。

10月5日、埼玉県で見たウラナミシジミの開翅。
d0146854_09462987.jpg
関東でチョウを観察している人たちは、秋にウラナミシジミが見られないと、どうしたのだろうと落ち着かないと思う。地元では全く見られなかった年もあれば、昨年の1月にウラナミシジミがいてびっくりしたこともある。

2016年1月7日のウラナミシジミ(東京都)
d0146854_10005010.jpg
日本では、鳥にしても昆虫にしても、季節ごとに出会いがあり、人々は長い年月その出会いによって季節を感じとる力を育んできたのだろう。自然が減ってくると、そうした長い年月の間に育んできた感性も失われてしまうかもしれない。そんなことを感じるこのごろだ。(感傷の秋)


[PR]

by 2008oharu | 2017-10-07 10:07 | | Comments(0)

高原のヒョウモンチョウいろいろ

今年まだ取り上げなかった高原のヒョウモンチョウたち

ウラギンスジヒョウモン(7月上旬)
d0146854_20051511.jpg
今年はこの日のみ。

クモガタヒョウモン(7月中旬)
d0146854_20055398.jpg
クモガタヒョウモンを見たのは久しぶり。今年はこのカットのみ。

コヒョウモン(7月中旬)
d0146854_20062547.jpg
d0146854_20062580.jpg
ミヤマシロチョウやミヤマモンキチョウを撮りに行った日に見た。かわいいヒョウモンチョウだ。

ウラギンヒョウモン(7月中旬・8月中旬)
d0146854_20060246.jpg
d0146854_20060634.jpg
ギンボシヒョウモン(7月中旬・8月中旬)
d0146854_20053468.jpg
d0146854_20054081.jpg
今年はいつもは比較的よく見るオオウラギンスジヒョウモンやメスグロヒョウモン(翅の一部のみ見たが)に出会うチャンスがなかった。

[PR]

by 2008oharu | 2017-09-29 20:16 | | Comments(0)

高原のヒョウモンチョウたち ミドリヒョウモン編

8月中旬の高原で見たミドリヒョウモンのメス
d0146854_11423873.jpg

ミドリヒョウモンは6月中旬ごろ新生個体を目にする。時には地元でも見られるが、今年は遠征先の栃木県で初見した。
d0146854_11421765.jpg
人工物に止まっていて、写真としてはつまらないが、記録のために撮る。

その後、ミドリヒョウモンは高原へ移動するのか、あるいは平地のどこかで夏眠することがあるのか、平地では姿が見られなくなる。そして夏の高原へ行くと、ヒョウモンチョウの中で一番目につくのはミドリヒョウモンだ。

7月中旬のミドリヒョウモンのオス
d0146854_11423527.jpg
d0146854_11423529.jpg
この地で羽化したのか、まだ傷も擦れもないきれいな個体だ。

そして、8月中旬
d0146854_11423614.jpg
d0146854_11423694.jpg
d0146854_11423791.jpg
まだまだたくさん見られるが、少し翅が傷んだり、擦れたりしている個体も増える。

9月初旬
d0146854_11423891.jpg
かなりぼろぼろ。
d0146854_11423804.jpg
d0146854_11423864.jpg
メスにアタックしたり、オス同士であらそったりで傷んでいくのだろう。

9月中旬、地元の公園に数頭のミドリヒョウモンが現れた。
d0146854_11423919.jpg
d0146854_12055077.jpg


上がオスで下がメス。模様が擦れすぎていて、よく見ないと判別できないものや、翅が半分しかないものもいた。
過去には、メスが産卵しているのも見たことがある。
地元で産卵した記事はこちら

http://parkinsect.exblog.jp/21130395/

ミドリヒョウモンは高原などに行くとあまりにたくさんいて敢えて写真を撮らずスルーしてしまうことも多いが、その生活史は興味深い。
[PR]

by 2008oharu | 2017-09-28 12:16 | | Comments(0)

スジボソヤマキチョウとヤマキチョウ

スジボソヤマキチョウは、2013年に入笠湿原で初めて見た。こういうチョウがいることは図鑑などを見て知っていたので、それを初めて見ることができてうれしかった。その後は高原へ行く機会もなく、ずっと見られなかったが、ヘムレンさん・みき♂さんに誘われて山梨県や長野県の高原へ行くチャンスができ、昨年・今年とまた見ることができた。

今年また、9月上旬に入笠湿原へ行った。スジボソヤマキチョウがいつになくたくさん見られた。
d0146854_20565607.jpg
d0146854_20565635.jpg
d0146854_20565792.jpg
d0146854_20565769.jpg
スジボソヤマキチョウは、アザミの仲間やタムラソウに来ることが多いが、マツムシソウにも来ていた。数頭が乱舞しているような場面もあった。

写真の整理もしないまま日時が過ぎてしまったが、みき♂さんから、入笠湿原で撮ったスジボソヤマキチョウの中に、ヤマキチョウがいたという連絡があった。あわてて未整理のスジボソヤマキチョウ・ファイルを調べる。チェックすべきは、翅裏の黒い斑紋の並び方らしい。

ヤマキチョウ
d0146854_21024184.jpg
これだった。黒い点と縁の点が一直線にならないのがヤマキチョウだという。
d0146854_21024087.jpg
ヤマキチョウは絶滅危惧Ⅱ類で、もちろん初見だった。
それから、2013年に撮ったスジボソヤマキチョウの写真もチェックしてみた。すると、点が一直線にならない個体がやはりあった。
d0146854_21052804.jpg
遠かったので、はっきりしないが、これもヤマキチョウだったのか。

スジボソヤマキチョウだけでもめったに見られないのに、中に絶滅危惧種のヤマキチョウが混ざっていたというのは、うれしい驚きである。





[PR]

by 2008oharu | 2017-09-17 21:10 | | Comments(2)

高原のシジミチョウたち ミドリシジミ亜科以外


7月~9月、ヘムレンさん・みき♂さんたちと高原にプチ遠征したときに、ヒメシジミ・ミヤマシジミ・クロツバメシジミなど、ミドリシジミ亜科以外のシジミチョウにも出会った。こうしたシジミチョウたちは、それぞれ絶滅危惧種なので、やはり見られてうれしい。

ヒメシジミ(準絶滅危惧種:7月上旬)
d0146854_09463704.jpg
青がきれいなヒメシジミのオス。上翅と下翅の重なる部分に青くないところがある。省エネってわけでもないだろうが。
d0146854_09464661.jpg
ヒメシジミのメス。少し擦れている。
d0146854_09465567.jpg
メスにアタックするオス。
d0146854_09461676.jpg
こちらはペアリング成立。メスの一部が葉隠れになってしまったが。かなり長いことつながっていた。

ミヤマシジミ(絶滅危惧種Ⅱ類:9月上旬)

d0146854_09520251.jpg
ミヤマシジミも7月上旬に見られたが、ぼろぼろのメスが産卵中の時期で、写真としてはうまく撮れなかった。9月上旬に、食草が生えた草原で、ペアが見つかった。メスにアタック中。
d0146854_09520624.jpg
成立
d0146854_09572253.jpg
d0146854_09514119.jpg
食草はたくさんあったが、ミヤマシジミはこの1ペアしか見つからなかった。
連結を解いたあとのメスとオスの開翅。
d0146854_09572607.jpg
d0146854_09572946.jpg

クロツバメシジミ
(準絶滅危惧:7月上旬)
d0146854_10010321.jpg
d0146854_10005990.jpg
クロツバメシジミについては、昨年交尾・産卵・幼虫・蛹の全生活史を観察することができたが、今年も健在ぶりを見ることができてよかった。

昨年の記事はこちら
http://parkinsect.exblog.jp/23542040/

これらの絶滅危惧種が絶滅せずにこれからもみられることを願う。




[PR]

by 2008oharu | 2017-09-15 10:06 | | Comments(0)

高原で出会ったチョウの幼虫3種

高原にチョウなどを撮りにいったついでに、ちょっと目にしたチョウの幼虫。

ヒメキマダラヒカゲ
d0146854_13170149.jpg
7月中旬、ゴイシシジミを見ていた時に、笹の上にいるのをめにした。
左が頭で角があるが、尾にも突起がある。黄色い縞模様が特徴だ。

成虫はこちら(8月中旬の高原にて)
d0146854_13170181.jpg
d0146854_13170227.jpg
ササの上にいるのは、産卵のためだったかも。
d0146854_13170043.jpg
ジャノメチョウ
d0146854_13220884.jpg
8月中旬。これもササの上。とても小さいので若齢幼虫のようだ。
同じ日に見かけた成虫はかなりぼろぼろだった。
d0146854_13220742.jpg
d0146854_13220838.jpg
コチャバネセセリ(8月中旬)
d0146854_13235444.jpg
d0146854_13235406.jpg
d0146854_13235449.jpg
ササに独特の切れ込みが入っていて、丸まっていたので、なにかの幼虫がいそうだと覗いてみた。ちょっとササを広げると、やはり幼虫がいる。もしかしたら蛹化しようとしているのかもしれない気がして、全開はしなかった。

成虫は7月中旬に見ている。
d0146854_13235324.jpg
d0146854_13235326.jpg
どれも地味なチョウだが、平地ではほぼ見られないものばばかりなので、幼虫まで見られたのはうれしい。




[PR]

by 2008oharu | 2017-09-04 13:29 | | Comments(0)

8月の蛾から 地元の成虫編

とにかく蛾が異常に少ない地元三鷹市の公園。何しろスズメガなどの大物が見られない。

8月のメイン・スター、コシアカスカシバ
d0146854_21375852.jpg
毎日1頭ぐらいしか現れないが、なんとか現れる。ピンオークに産卵中。

こちらは杉並区の公園
d0146854_21380468.jpg
クヌギに産卵中。
今年も産卵中のメスしか見られないでお終わりそうだ。

オオスカシバ
d0146854_21411681.jpg
ホシホウジャクもいたが、撮れず。来月待ち。

モンクロシャチホコ(交尾中)
d0146854_21410591.jpg
そろそろ幼虫も出てきているのだろう。

ウコンカギバ(交尾中)
d0146854_21412352.jpg
スジベニコケガ
d0146854_21412959.jpg
キシャチホコ
d0146854_21414652.jpg
ゴマダラヒトリの仲間
d0146854_21430273.jpg
ヒメシロモンドクガ(オス)
d0146854_22171592.jpg
アカイラガ
d0146854_21510631.jpg
d0146854_21510503.jpg
シロオビノメイガ
d0146854_21472387.jpg
これが地元に現れると、秋が来る。

その他、シャクガやアツバ系のヤガなどが見られたが、省略。





[PR]

by 2008oharu | 2017-08-31 21:50 | | Comments(0)

高原のチョウたち シータテハとエルタテハ

シータテハはこの夏2か所で出会った。

みき♂さんのリュックに止まって口吻を伸ばすシータテハ。
d0146854_08070475.jpg
翅の切れ込みがかっこよく、新鮮なきれいな個体だった。
このあと樹上に上がってしまい、開翅は撮れなかった。

別の場所での開翅
d0146854_08070346.jpg
これもなかなか新鮮な個体。
シータテハはエルタテハより個性的だ。

エルタテハは、あちこちで見られた。
d0146854_08072592.jpg
岩場でミネラルを吸っているシーンが一番多い。
d0146854_08072673.jpg
屋根に止まるエルタテハ。
d0146854_08072792.jpg
d0146854_08072700.jpg
地面での開翅
d0146854_08072540.jpg
樹の幹
d0146854_08072775.jpg
エルタテハの裏翅。
この個体は、翅が少し傷んでいる。

どちらも高原でしか見られないチョウなので、出会えるとうれしい。


[PR]

by 2008oharu | 2017-08-29 08:17 | | Comments(0)

高原のチョウたち スミナガシとアサギマダラ

スミナガシは、東京の丘陵地や低山地でも見られるチョウだ。しかし、ここ何年かなかなか出会いのチャンスがなかったので、高原で見られてうれしかった。

スミナガシ(山梨県)
d0146854_08474839.jpg
d0146854_08474881.jpg
d0146854_08474776.jpg
道端のたまり水で盛んに吸水していた。

アサギマダラのオス
d0146854_08475585.jpg
アサギマダラのメス
d0146854_08475564.jpg
d0146854_08475557.jpg
アサギマダラは当然ヒヨドリバナで吸蜜していることが多かったし、ちょうどその時季なのか、あちこちで乱舞していたが、今年のアサギマダラはとりわけフレンドリー(笑)で、人の手に寄ってくることも多かった。

ヘムレンさん、みき♂さんの手から吸汗(?)するアサギマダラたち
d0146854_08582002.jpg
d0146854_08582031.jpg
オスもメスも関係なく来るようだ。
私の手にも来たが、自分の手に来たアサギマダラは撮れないので。


[PR]

by 2008oharu | 2017-08-27 09:06 | | Comments(0)
line

近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


by 2008oharu
line
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31