カテゴリ:蝶( 299 )


コツバメを待つ

スプリングエフェメラル第2弾。
数日前からコツバメが出ているというポイントへ、いつものメンバーでプチ遠征。
コツバメの食草アセビの花が咲いている場所へ着いたのは10時半過ぎ。
晴れているが風が強く、前回は他のチョウも吸蜜に来ていたらしいのだが、この日は全くチョウは飛んでこない。待ちくたびれて、あちこち散策したり昼食を調達したりして再び戻ってきてみると、ちょうど12時ごろ出たという。

それでもまた出てくるだろうと信じて待つこと30分ほど、願いかなって2回目の出現。
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アセビに止まったが、このカットのみですぐに飛んでいってしまった。
諦めきれずにさらに待つこと1時間弱、やっとまた飛んできた。同じ場所だ。今度は100mmマクロで撮った。
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もふもふ感がすごい。前脚で口吻をすりすりしている。汚れをとっているのだろうか。
やがて口吻を伸ばしてアセビの花の蜜を吸いだしたが、口吻が花茎の陰になってよく撮れなかった。
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一応今季初のコツバメが撮れたので、今回はよしとし、撤収した。

遠征先では、他にミヤマセセリ(吸蜜には間に合わなかった)、新生モンシロチョウ、スジグロシロチョウも撮れた。

ミヤマセセリ
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モンシロチョウ
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スジグロシロチョウ
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三寒四温の日々で予測がなかなか難しいが、少しずつ今季初撮りのチョウの種類が増えてきてうれしい。

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by 2008oharu | 2017-03-24 21:56 | | Comments(2)

丘陵地の春 その2

前回の丘陵地遠征からちょうど1週間後、再びヘムレンさんの案内で丘陵地へ。
第一の目的は、ヘムレンさんが発見したオオミドリシジミの卵を見ること。

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コナラの芽もとに産み付けられた卵は、芽がかぶさるように生長して来ていて、教えてもらってもなかなか見つけられなかったし、撮るのはもっと難しかった。
これを見つけたヘムレンさんの眼力に脱帽。

さらに、ミヤマセセリが見られるのではないかというポイントへ。
しばらく待つと、日当たりのよい丘陵地の斜面に黒っぽい影が飛ぶ。待望のミヤマセセリだった。

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さらに場所を移して早春の野草が花咲くフィールドへ。
期待違わず、ここではミヤマセセリがオオイヌノフグリやハコベなどで吸蜜する姿も見られた。

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チョウのスプリングエフェメラル第1弾を早々に見ることができてよかった。

初めのポイントでは、成虫越冬チョウのヒオドシチョウも出てきて、ときどきミヤマセセリと絡みながら元気に飛び回る。

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なかなかきれいな個体なので、よい場所で越冬できたに違いない。

翌日も4月の陽気で、地元の公園でもモンシロチョウはもちろん、なんとツマキチョウも目にしたが、写真は撮れなかった。
今年は何種のスプリング・エフェメラルに出会うことができるだろうか。

おまけ:トイレ入り口にいたシロトゲエダシャク(3月のフユシャク)
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by 2008oharu | 2017-03-21 11:30 | | Comments(2)

丘陵地の春

地元では相変わらず、フユシャクも見られないし、チョウも飛ばない。
そこで、3月10日、一足先に春が来ている丘陵地へプチ遠征(例によってヘムレンさんとみき♂さんにお供して)。

ベニシジミ

日当たりのよい斜面では、すでにベニシジミが数頭羽化して活動していた。
それもいきなり交尾シーン。

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吸蜜シーンも。
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新生ベニシジミの春型は美しい。
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モンキチョウ

新生モンキチョウはすでに見ているが、ここでも2頭ほど飛んでいた。
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ビロードツリアブ
チョウではないが、春を告げるアブのスプリングエフェメラル、ビロードツリアブも期待通り飛んでいる。
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トイレには、これも春の蛾、アトジロエダシャク
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スジグロシロチョウの蛹が2個、もうすぐ羽化しそうだ。
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アカボシゴマダラの幼虫も新芽の展開を待ち望んでいる。
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そしてコナラの枝には卵が。
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初めアカシジミの卵ではないかと思われていたが、ムラサキシジミではないかという意見も聞かれた。
卵はあまりにも小さくて、私のカメラTG-4では形から判別できるようには撮れない。
時期としては、卵越冬のアカシジミがふさわしいと思うのだが、成虫越冬のムラサキシジミだとしたら、孵化しなかった卵ということか。私にはなんとも判断できない。

地元の公園にも早く春が来てほしいものだ。




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by 2008oharu | 2017-03-12 22:17 | | Comments(0)

2月にチョウが舞う公園

地元では、ウラギンシジミやムラサキシジミ、ムラサキツバメなどの成虫越冬チョウたちが次々と姿を消し、今季は観察対象がほとんどなくなってしまった。

そんなとき、既にモンキチョウが羽化して飛んでいるという公園にヘムレンさんが案内してくれるというので、みき♂さんといっしょに出かけた。4月の陽気と言われた2月17日のことだ。

そこでは、オオイヌノフグリやホトケノザ・ヒメオドリコソウなどの早春の花が日当たりのよい斜面に咲いている。そして、初めはちらほらだったが、気温が上がるにつれてチョウたちがあちこちで飛び始めた。

モンキチョウ

モンキチョウは以前は生活史が不明と言われていたが、今では早春に羽化するチョウだとわかったらしい。それにしても2月中旬にすでに羽化して飛び回っているのには驚いた。

モンキチョウのオス
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モンキチョウのメス
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吸蜜や交尾産卵行動は撮れなかったが、メスは産卵しているのではなかと思われた。

この日は、成虫越冬チョウたちも元気に飛び回っていた。

テングチョウ
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キタキチョウ
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キタテハ
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ムラサキシジミ
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口吻を伸ばしている。

ウラギンシジミ
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何かの糞を吸おうとしているようだ。

この日は暑いぐらいの陽気だったが、また寒い日には越冬態勢に入るのだろうか。
チョウたちの生き生きした姿を見ていると、早く本格的な春が来てほしいと思われる。




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by 2008oharu | 2017-02-22 23:22 | | Comments(6)

幼虫越冬チョウたち


チョウの越冬というと、なんとなく蛹や卵の状態でじっと寒さに耐えて春を待つというイメージが強いが、それはたぶん、一番身近なアゲハチョウやモンシロチョウが蛹越冬だからだろう。

地元の都市公園で見られるチョウたちは、実は成虫越冬や幼虫越冬が多い。しかし、幼虫の場合は、小さいし、動かず飲まず食わずでじっと葉の中などに隠れている場合が多いので、なかなか目にする機会がない。

そんな中で一番見つけやすいのはゴマダラチョウだった。
ゴマダラチョウの幼虫を実際に探してみたのは2008年ごろからで、その時は大きなエノキの根元をチェックすると、かなりの確率で越冬幼虫が見つかった。

ゴマダラチョウの越冬幼虫(2008年12月29日。井の頭公園内)
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しかし、ゴマダラチョウの幼虫が見つかる率は年々下がり、今年は今のところ全く見つかっていない。(そもそも成虫すらも見かけることが少なくなった。)

そこで今回、もっと自然度が高い丘陵地へ幼虫探し遠征をした。
ヘムレンさんとみき♂さんが前回行ってオオムラサキとアカボシゴマダラの幼虫を見つけたという大きなエノキの根元へ行って、3人でゴマダラチョウを探した。しかし、結果としてはオオムラサキ3匹、アカボシゴマダラ2匹で、ゴマダラチョウは0匹に終わった。
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オオムラサキの幼虫
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アカボシゴマダラの幼虫

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私がアカボシゴマダラの越冬幼虫を観察し始めたころには、アカボシゴマダラは根元の葉ではなく、木の幹や枝にはりついて越冬しているものが多かったかが、いつの間にか他の2種と同様の越冬をするようになったのだろうか。

樹の枝にはりついて越冬するアカボシゴマダラ(2012年)
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ここだけの例では結論を出すには早計すぎるし、他所ではゴマダラチョウの幼虫も見つかっているらしいが、なにゆえかゴマダラチョウが減ってきているような印象を受けて寂しい。

今年は、コミスジも減ったような印象を受けたが、それはホシミスジがあまりにも目立ったからだろうか。地元では秋も終わりごろになってやっと、コミスジの産卵と幼虫を観察する機会ができた。

ハギにつくコミスジの幼虫
                    若齢幼虫
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10月中旬から11月中旬ぐらいまで、同時に様々な段階(若齢~終齢)の幼虫が見られ、枯葉についていた幼虫はやがて枯葉とともに地面に落ち、そこで越冬するようだ。

このように落ち葉で越冬する幼虫たち(ゴマダラチョウの仲間やコミスジ・ダイミョウセセリなど)は、落ち葉掃きが頻繁になされる都市公園では生き残りにくそうだ。

11月18日の暖かい日、笹の葉をチェックしていたら、イチモンジセセリの幼虫が動き出していた。
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セセリチョウやヒカゲチョウの仲間の一部は、笹などの葉を綴ってその中で幼虫越冬する。
今年のように寒暖の差が激しい秋は越冬準備も狂ってしまわないだろうか。














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by 2008oharu | 2016-12-22 13:34 | | Comments(2)

チョウたちの越冬準備③ ムラサキシジミの場合

ムラサキシジミも晩秋に南に面した常緑樹の周りに姿を現す。晩秋の冷たい空気の中で開翅すると、表翅の青紫色の鱗粉がことのほか美しく輝いて見えるのだが、なかなかその写真は撮れない。

半開きのムラサキシジミ
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向きが悪くて輝きが出ない
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翅が一部隠れてしまった。
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ムラサキシジミがウラギンシジミやムラサキツバメと違う点は、常緑樹の葉で越冬するのではなく、枯葉に隠れて越冬する点だ。裏翅が枯葉色をしているので、いったん隠れるとなかなか見つけられない。
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緑の葉の上では目立つ枯葉色の裏翅。でも枯葉に止まると…。
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こんな具合。
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日によって向きが変わるし、数も変わる。やはり天気の良い暖かい午前中は飛びだすことが多い。
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同じ場所で6頭になった。別の場所にも1頭。
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次の日には7頭が集まる。
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集まった方が越冬に利点があるのだろう。

しかし、この翌日は汗ばむほどの暑さになり、この7頭はことごとく飛び出したようで、1頭もいなくなっていた。あるいは何か事故でもあったのか(人が触るとか、鳥が襲うとか)、その後1頭も同じ場所には戻ってこなかった。残念ながら、ここでの観察お終い。

前回、ムラサキツバメの集団に1頭のムラサキシジミが混ざったことを書いたが、今日はそこにもう1頭ムラサキシジミが入った。
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この現象は昨年もあった。ムラサキシジミは、ムラサキツバメの裏翅を枯葉に見立ててやってくるのではないかと思われる。

追記:
たった1頭ツバキに越冬していたウラギンシジミが、今日はいなくなっていた。1か月同じ場所にいて動かなかったのに。原因として考えられるのは、根元でブロワーを使って落ち葉掃きをした形跡があることだが…。









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by 2008oharu | 2016-12-08 22:19 | | Comments(0)

クロマダラソテツシジミ

クロマダラソテツシジミは、沖縄で見た。

2015年6月13日 沖縄本島にて
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沖縄では、ごく普通に見られる南国のシジミチョウである。

これに先立ち、たまに関東地方の海沿いで見られることがあるのは、ネットで知っていた。
名前の通り、食草はソテツなので、海沿いのソテツで発生する場合があるらしい。
今年久しぶりに東京都で見られるというので、またヘムレンさん、みき♂さんとで見に行った。

この日は、よりによって12月の気温の日で、まずチョウが飛ぶような状況ではなかったが、未見の幼虫が見られればいいくらいに思っていた。(しかし、寒かった。)

着いてみると、案の定、チョウはまったく飛んでいない。そこで食痕のあるソテツの葉を見て回ったが、幼虫らしきものは皆目見つからなかった。

しかし、ついにみき♂さんが成虫を発見。ソテツの下草の上で寒々しそうにじっとしている。

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これで、ここが発生場所であることは確認できた。

これ以上何も見つからず、ほぼ諦めかけて場所を替え、休憩することに。
その場所にもソテツが生えているので、何気なく柔らかそうな葉をめくってみると、なんと幼虫がいるではないか!

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アリがついている幼虫
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こんなソテツの硬い葉をどのように食べるのだろうと疑問に思っていたが、やはり幼虫が食べるのは若いやわらかい葉だったようだ。

それからさらに、別の株で成虫も次々に見つかった。
ソテツの下草にじっと止まる成虫たち。
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よく見ると口吻を伸ばしている。
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翅の隙間から表翅の青い色が覗く。
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また、ソテツの幹の葉の根元付近にもたくさん見つかった。
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蛹は葉の根元付近の中に入っていて、そこから羽化するそうなので、これらは羽化直後の個体なのかもしれない。
みき♂さんが個体数を調べたところ、15個体いたそうだ。

結局、これだけの数の成虫が見られ、幼虫も発見できたし、寒い時の様子もよくわかったので、見に行ってよかった。

クロマダラソテツシジミは、関東地方では越冬できず、冬の間に絶えてしまうそうだが、それでもときどき現れる。(飛んでくるのではなく、船に乗ってくるのではないかと聞いた。)
こういうことを繰り返すうち、温暖化で生き残れるようになるか、あるいはチョウの方が耐寒性を獲得するかして、いつか完全に生息できるようになるかもしれない。
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by 2008oharu | 2016-11-05 22:34 | | Comments(4)

クロコノマチョウ

ヘムレンさんが、クロコノマチョウの前蛹がついているジュズを見つけたと連絡をくださった。
みき♂さんは、まだ前蛹を見たことがないそうなので、一緒にいってみることにした。

今年は今回を入れて、クロコノマチョウに出会った機会は3回だった。
1回目は、ミドリシジミを探しに行ったついでに幼虫を見た。

5月31日
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幼虫の顔面の緑部分がまだ小さいので終齢ではないようだ。

2回目は丘陵地で、茂みに潜む成虫を見た。

7月8日
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近くにジュズが生えていたが、幼虫は見当たらなかった。

今回案内してもらった場所には、当初ジュズがたくさん生えていたそうだが、ヘムレンさんが前蛹を見つけたその日に、草刈りが始まったので、ジュズが刈られてしまったのではないかという不安があった。
そして、案の定、ジュズはかなり刈り取られていたが、何株か残っていて、前蛹は、無事に蛹になっていた。

10月19日の蛹(右は幼虫の脱皮殻)
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残っているジュズをあちこち探してみると、それ以外にも蛹や前蛹、蛹の抜け殻などがあちこちに見つかった。

前蛹
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抜け殻
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さらに、葉がほとんど食べられて株が丸坊主になっている場所に、幼虫も残っていた。

幼虫
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この幼虫は、よく見ると脱皮した時の殻が、顔面についたままになっていて、まるでお面をかぶっているようだ。

丸坊主状態の株の傍には、別の木に移って蛹になった個体もいた。
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葉と見事に同化していて、よく見ないとわからない。
しかし、移動するのが難しい丸坊主のジュズに3頭も幼虫がいたので、みき♂さんがそのうちの2頭を、葉の残っているジュズに移動させた。
葉の上に置かれた幼虫は、すぐに動いて葉裏に移動していった。そういう本能が備わっているようだ。

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蛹のそばには、必ずきれいに脱ぎ捨てられた脱皮殻があるが、その顔の部分を撮ってみる。

脱皮殻の顔面
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さて、蛹の抜け殻がこれだけあるなら、近くに成虫もいるのではないかとあたりを探してみると、飛んできたものがいて、地面に降り立った。成虫だった。

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地面に降りると、枯葉の色とそっくりで見つけにくい。

このチョウはめったに開翅しないので、表の翅を撮ることはなかなか難しい。今後の課題だ。

クロコノマチョウは、南方系のチョウが北上してきた例として有名だ。2~3年前は地元の公園でも見られたが、その後あまり見かけなくなった。
このチョウの食草はジュズやススキなどだが、公園内ではよく幼虫がついている状態で刈り取られてしまうことが多い。(今回も危うかった。)
安定的に食草が維持されるような場所でないと、なかなか生息を維持していけないのだろう。

ヘムレンさん、みき♂さん、おかげで楽しい観察ができました。
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by 2008oharu | 2016-10-28 20:37 | | Comments(4)

秋のキタキチョウ

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キタキチョウも晩秋のこの時期にとても多く見られるチョウだ。
もともとキタキチョウは、モンシロチョウやスジグロシロチョウよりも頻繁に目にするチョウなので、何度もブログでも取り上げてきているが、他のチョウが少しずつ見られなくなってくるので、結局また観察してしまう。

ハギに産卵するキタキチョウ
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キタキチョウの卵
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若齢幼虫
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終齢のころの幼虫
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前蛹
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という具合に、2か所の萩の木で、ワンサイクルを一気に見ることができる。
すべて10月11日と15日の画像だ。

そして、羽化直前、蛹に成虫がついていることが時々ある。
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これについても以前にブログで取り上げた。

以前のブログ

オスが、羽化直前のメスの蛹に取りついて、羽化してきたメスにすぐに交尾しようとしていると考えられている。
実際そういうことが起きるのかどうかしばらく見ていても、そうすぐには羽化しそうもなく、翌日行ってみると、チョウは無事羽化していたが、オスの姿はなかった。

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時には、こんな悲劇も起こる。
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羽化不全(体が半分出たところでかたまってしまっている)のメスにしがみついているオスだ。
寒さのせいだったのか、まさかオスがしがみついて羽化の邪魔をしたということではないのだろうけれど。

この時期羽化したメスは、交尾を済ませたあとまた産卵するのか、それとも産卵せずに越冬態勢に入るのか。微妙な時期だ。
天気の良い日には、まだまだ元気に飛び回って吸蜜しているキタキチョウ
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寒い日には、葉にぶら下がっている。
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実は、キタキチョウが公園のどんなところで越冬しているのかも、まだ確かめられていない。
身近なチョウにも、わからないことはたくさんある。
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by 2008oharu | 2016-10-27 20:56 | | Comments(0)

秋のツマグロヒョウモン

秋になると急にツマグロヒョウモンが目につくようになる。

10月14日 コスモスで吸蜜するツマグロヒョウモンのオス
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そして、オスがメスにアタックする様子もよく見られる。

9月29日 ぼろぼろのオスがメスにアタックしているが、交尾は成立しない。
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10月6日 キバナコスモスで吸蜜するメスにアタックしようとするオス
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10月16日 コセンダングサの中でも
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しかし、どの場合も交尾は成立しない。
メスはもっと以前に交尾を済ませているのだろう。

以前撮った交尾シーン
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これは9月16日だった。

蛹は9月15日に撮っている
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今見ているツマグロヒョウモンは、だいたい9月中旬ごろ羽化した個体なのだろうか。

さて、メスの産卵行動もよく目にする

10月4日 産卵行動をとるメス
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けれど、卵はなかなか見つけられない。

時には、こんな場所で産卵行動をとるメスもいる。
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傍には食草のタチツボスミレもたくさん生えているのに、わざわざこんな場所を選ぶのが不思議だ。

卵は結局自分では見つけられなかったが、みき♂さんが見つけたものを見せてもらった。
やはりスミレの葉ではにものに産み付けられている。

10月2日 ツマグロヒョウモンの卵(うまく撮れていないが)
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孵化した幼虫が自分で食草を探すのだろうか。(ミドリヒョウモンのように樹の幹に産み付けるものもいる。)

これで、ツマグロヒョウモンは成虫・卵・幼虫・蛹の全ステージを見ることができた。
しかし、越冬はどの状態でするのだろうか。夏の間ツマグロヒョウモンをあまり目にしないのは、なぜだろうか。夏眠したりするのだろうか。年何化なのだろう。まだいろいろ疑問がある。

おまけ

初夏のツマグロヒョウモン(イボタノキの花を訪れたオス)
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天気の悪い日のツマグロヒョウモン
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by 2008oharu | 2016-10-20 21:09 | | Comments(0)
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近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


by 2008oharu
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