カテゴリ:蛾( 153 )


今年の蛾から 受難の多いオオミズアオ

そろそろフユシャクの季節になる。その前に、今年撮った蛾で今まで記事にしなかったものをいくつかピックアップしておきたい。

先ず、オオミズアオ。井の頭公園で見られる最大のヤママユガ。

今年最初に生きている個体を見たのは5月16日。(4月に亡骸は見ているが)
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金網のフェンスで羽化しているところだ。
あとでお仲間を案内して来てみると、こんなことに。

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公園の擬木柵などで羽化した個体は、あっという間に鳥に捕食されてしまうことが多く、翅だけが落ちているのをよく見かける。この日はその現場を見てしまった。たいていはカラスに捕食されているが、ムクドリも食べるようだ。

その1週間後ぐらいに今度は茂みの中で羽化している個体を見つけた。

5月24日
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たまたまゼフィルスを見ていたので気が付いたのだが、さすがに擬木柵の時のようには目立たない。
その日は別の茂みのなかで、もう1頭見つけた。こちらはメスだ。

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羽化の時は、天敵に見つかっても逃げられないので、とても危険。昼間の羽化は特に目立ってしまうが、こうした茂みの中なら、無事に羽化する可能性が高いのかもしれない。

オオミズアオは鳥にとっては、大きくて食べでがあるご馳走なのだろう。幼虫もしかり。

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こちらは、水の中に落ちてしまったオオミズアオの幼虫を、こんなご馳走をあきらめることができないとヤマガラが一生懸命引き上げて持ち去って行った場面だ。

どうもオオミズアオは受難場面に遭遇することが多い蛾である。
食べられても食べられても、さらにたくさんのオオミズアオが繁殖していければ、捕食者たちの命も支えられ、豊かな自然環境になるはずだ。
オオミズアオがいつもたくさん見られる公園でありますように。
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by 2008oharu | 2016-11-22 00:01 | | Comments(0)

ミノウスバ

ミノウスバのカレンダーはかなり正確だ。
私がミノウスバを最初に見つけたのは2008年、それから現在までだいたい10月29日から11月11日の間に発生を見ている。

今年も公園の一角でミノウスバが飛んでいるのを見つけた日、ここ数年発生を確認していた別の一角のマサキをチェックすると、ここにもやはりミノウスバがいた。しかも交尾している。

11月5日 井の頭公園
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翌日また同じところへ行ってみると、メスは同じ場所で産卵していた。

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同じ枝の葉の上にはオスもいる。前日交尾していたオスだろう。

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さらに4日後の10日にも見に行く。
メスは産卵場所にそのまま残っている。

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オスも近くにいて、こんなポーズをとっている。

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これは威嚇のポーズなのだそうだ。

ミノウスバは年一化で、晩秋に羽化すると、何も食べずに交尾産卵して一生を終える。
メスは卵に自分の体の毛を擦り付けるので、産卵後のメスには腹の毛がなくなっている。そして、その場で息絶える。

オスの方はどうなのだろうか。一回交尾した後、もう一度交尾する可能性があるのか、ただ命が尽きるまで生きながらえるだけなのか。

卵は春に孵化する。孵化後しばらくは幼虫がうじゃうじゃかたまっているのが見られるが、その後ばらけて、最後には普通食樹(マユミやマサキ)を離れ、ぞろぞろと移動する。
擬木柵などに列をなして移動しているのがよく見られるが、いったいどういう場所をめざしているのだろうか。
同じ場所で蛹化するのか、まだまだ分からないことが多い。(といっても特に調べようとはしていないのだが。)

4月9日のうじゃうじゃ幼虫
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一度、マユミの葉を綴って蛹化しているようにみえる幼虫を見たことがある。

5月6日のミノウスバ
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蛹化の仕方には二通りあるのだろうか。

いずれにしても、このあと6か月は蛹として眠りつづける。羽化した後は何も食べないのだから、時間との勝負で相手を探さなければならない。探すのはオスの役目なのか、まずはせわしく飛んでいる姿が目について、私たちにもミノウスバの季節が来たことを知らせてくれる。
カレンダーがとても大切な所以なのだろう。
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by 2008oharu | 2016-11-15 10:59 | | Comments(0)

最近の初見の蛾から

ここ1か月ぐらいの間に見た初見の蛾をいくつかピックアップ。

ベニシタバ 8月25日 信州方面
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美しいシタバガだ。

カレハガ 9月1日 信州方面のSAにて。
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ちょっと潰れているようで残念だが、図鑑でよく見るカレハガを実際に見ることができてよかった。

ノンネマイマイ♀・♂ 9月1日 信州方面
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建物の上の方だったので、うまく撮れなかったが、初見だったと思う。

ナカトビヤガ 8月19日 信州方面
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この蛾は、実は何度も見たことがあったように思うが、いろいろ調べてやっと名前がわかったので、載せておく。高原の花によく来ていた蛾だ。

カギバアオシャク 9月9日 東京都郊外
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カギバアオシャクは、前々から一度は見たいと思っていた蛾だが、なかなか出会いがなかった。
全然期待していなかった日に目に入ってうれしかった。
やはりとても美しい。
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by 2008oharu | 2016-09-20 10:18 | | Comments(2)

高原の蛾探し

高原に行ったときの楽しみのもう一つは、蛾探しだ。
今までも、行く途中で寄った道の駅や宿舎の周りで、地元では見られない蛾を見つけたことが何回かあった。

今回も、まず途中で立ち寄ったSAで、いくつかの蛾が目に入った。

トイレの入り口の壁に張り付いていたトビイロスズメ
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トビイロスズメは他にも2匹ぐらいいた。

トイレの床にいたアゲハモドキ
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SAの壁にいたコスズメ
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これらは、スマホで撮った写真。
次々と見つかるので、車からコンデジを撮ってきてさらに探す。

ナシイラガ
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ガラスに張り付くスズキシャチホコ
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この日の夜には、道路沿いの自販機などまで車で行ってみた。

夜のコンビニのガラスに張り付くハイモンキシタバ
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壁に止まったキエダシャク
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自販機に来ていたシロジマシャチホコ
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自販機傍の地面にはエグリシャチホコ
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あっと驚くような珍しい蛾は残念ながら見られなかったが、なんと、自販機に来る「夜のチョウ」を発見。

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カラスシジミというチョウだそうだ。こんな所でこんな時刻に初見のチョウを見ることができた。
チョウもこのような場所に来ることがあるのだろうか。それとも特殊な例なのか。

他にもホソバシャチホコが3例ほどいたし、名前を確認していないシャクガもたくさん集まっていた。

早朝にも残っていたホソバシャチホコ(不明)
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モス屋ではないので、中途半端な蛾探しだったかもしれないが、ついでにしてはなかなか楽しい経験になった。
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by 2008oharu | 2016-08-15 20:42 | | Comments(0)

フユシャク最終章

シロフフユエダシャク以降に見たフユシャク

ヒロバフユエダシャク♂ 2016年1月31日
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この日は3個体ぐらい見つかった。

いつもは擬木柵をざっと見て済ませていたが、他の昆虫を探すために擬木柵以外のところを見ているとき、木の幹にいるのも見つかる。これが本来の姿なのかもしれない。しかし、フユシャクのオスが昼間止まっているのは、夜の活動に備えて休憩しているだけなので、止まる場所に大きな意味はないのだろう。

樹の幹に止まるヒロバフユエダシャク♂ 2016年2月2日。
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ヒロバフユエダシャクの♀ 2016年2月7日 擬木柵にて
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メスは産卵を控えているので、できれば擬木柵でないところの方がよさそうだが、蛾の幼虫はバルーニングで移動できるし、食草も多様なのであまりこだわりはないのだろうか。

ヒロバフユエダシャクは2月中旬ごろまで見られたが、数はとても少なく感じた。

クロテンフユシャク(交尾) 2016年2月12日
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クロテンフユシャクは1月31日ごろから見つかり、今もまだ目にすることがある。今年はウスバフユシャクより多いような感じだ。クロテンとウスバはどのように棲み分けているのだろうか。
ウスモンも見られているが、私が撮った写真はよく撮れていないので割愛。

シロトゲエダシャクのオス 2016年2月26日
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シロトゲエダシャクは、井の頭公園内では過去幼虫とメスしか見つけてなかったと思う。オスを園内で見つけられてよかった。

しかし、このシロトゲエダシャクや前回アップしたシモフリトゲエダシャクのメスは見つからなかった。過去に3月に入ってから見た例もあるが、今年は総じて出現が早いので、見つけられないまま終わりそうである。

写真はすべて井の頭公園で撮ったもの。今年も種類的には例年見られたものが出そろっているが、数的にとても少ない印象がある。その要因は気候のせいなのか、食草食樹の伐採などによる現象のせいなのか、あるいは別の理由によるのか、はっきりしない。

今年は他所に見に行く機会もなかったので、たぶんこれが今季のフユシャクの最終章になると思う。
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by 2008oharu | 2016-03-08 11:38 | | Comments(0)

ナミスジフユナミシャクとかシロフフユエダシャクなど

ナミスジフユナミシャクのオス 1月9日 井の頭公園
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ナミスジフユナミシャクのメス 同日 同公園内
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クロオビフユナミシャクのメスは見損なったが、ナミスジフユナミシャクのメスはこの日2頭見ることができた。

シロフフユエダシャクのオス 2016年1月28日 上水縁
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同メス 同日
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この雌雄は近いところにいたので、交尾済みペアかもしれない。

シモフリトゲエダシャクのオス 2016年1月19日 公園内
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メスはまだ見ていない。

1月17日、公園内の木柵の上に、こんな状態のフユシャクを見つけた。
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潰れたフユシャクのメスだ。卵がはみ出している。
近くにも、潰れた個体と卵があった。
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鳥に襲われたのだろうか。

ウスバフユシャクはまだあちこちで見られる。

ウスバフユシャクのペア(メスの脚が1本見えるのでそれとわかる。) 1月28日公園内
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今後はクロテンフユシャクやヒロバフユエダシャクなどが多くなってくるはずだ。
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by 2008oharu | 2016-01-30 08:52 | | Comments(0)

シロオビフユシャクとクロバネフユシャク

12月中にMFで見たフユシャクは、
クロスジフユエダシャク(♂・♀)・チャバネフユエダシャク(♂・♀)・イチモジフユナミシャク(♂・♀)・ウスバフユシャク(♂のみ)・クロオビフユナミシャク(♂のみ)・クロバネフユシャク(♂のみ)・ナミスジフユナミシャク(♂)のみという状況で、数も少なかった。

1月に入っても、例年ならウスバフユシャクの交尾ペアなどが「またいた」というぐらい見つかるのだが、今年はやはり数が少ない。

シロオビフユシャクも例年は多い時期なのだが、今年はやっぱり見つからない。そんな中、シロオビのメスらしき個体は見つかった。

2016年1月10日
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2016年1月13日
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一方、クロバネフユシャクのオスは、12月に見て以来、ぽつぽつと目につく。
これは、13日に見た翅が不自然な状態になっている個体。
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1月21日には、羽化中の個体がいたので、シロオビかクロバネか確かめようとしばらく観察していたが、結局1時間以上経ってから見にってもまだ表の翅が見られず、諦めた。

透けて見える表翅の感じから、やはりクロバネのように思える。
2時6分の様子
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3時18分の様子
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そして、1月28日、クロバネフユシャクのペアが見つかった。
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交尾後に離れた状況だと思われる。
やはりメスの腹先の毛は黒っぽい。

というわけで、今季はシロオビフユシャクのオスがまだ見られていない。
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by 2008oharu | 2016-01-29 18:27 | | Comments(0)

フユシャク その後

12月21日以降、30日までの間にMFで見られたフユシャクは、

イチモジフユナミシャクのオス 2015年12月24日 井の頭公園
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イチモジフユナミシャクのメス 2015年12月27日 井の頭公園
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他公園ではたくさん見られたそうだが、MFでかろうじて雌雄を確認できた。

また、オスがなかなか見られなかったチャバネフユエダシャクだったが、その後ぼちぼちと見られるようになった。

チャバネフユエダシャクのオス 2015年12月26日と30日の個体 井の頭公園
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メスは、毎日のように見られている 2015年12月28日の個体
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毎日複数個体見られるようになってきたのは、ウスバフユシャク どちらも12月30日 井の頭公園
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そして、30日には、ナミスジフユナミシャクのオスも見られた。
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クロオビフユナミシャクのオスはその後もたくさん見られたが、メスがなかなか見つからない。

その他の蛾や、その他の昆虫なども観察したが、それはまた来年取り上げる。
とりあえず、2015年の記録は打ち止め。

よいお年をお迎えください。
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by 2008oharu | 2015-12-31 21:40 | | Comments(0)

今季のフユシャク

井の頭公園のフユシャクは、クロスジフユエダシャクから始まる。

クロスジフユエダシャクのオス 2015年11月24日 井の頭公園
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昼行性のフユシャクで、薄茶色のオスが地面すれすれをメスを求めて飛び回り始めると、今年もフユシャクの季節がやってきたなぁと感じるのだ。

しかし、今季はメスがなかなか見つからず、ましてや交尾中のペアもまったくみないままピークが終わってしまった。

クロスジフユエダシャクのメス 2015年12月10日 井の頭公園
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みき♂さんに教えていただいた個体で、今季唯一の観察例。

クロオビフユナミシャクのオス 2015年12月9日・10日 井の頭公園建物壁面
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クロスジフユエダシャクのメスが見つからないうちに、どんどん見つかりだしたのはクロオビフユナミシャクのオス。この傾向はずっと続いていて、今もあちこちで見られている。
しかし、これまでのところメスは見つかっていない。

チャバネフユエダシャクのメス 2015年10月10日 井の頭公園建物壁面
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今季初のチャバネフユエダシャクのメス。実は男子トイレ入り口付近の壁にいたので、みき♂さんに教えていただいてあわてて撮った。
次いで、12月13日には擬木柵に、12月15日には木柵にいるのを見つけたが、その3個体のみで、オスはまったく見つかっていない。

木柵にいたチャバネフユエダシャクのメス
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オスは、都内の別公園へ行ったときに見た。

チャバネフユエダシャクのオス 2015年12月16日
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ついでにこの公園では、ウスバフユシャクも見られた。

ウスバフユシャクのオス 2015年12月16日
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次いで、今季初のクロバネフユシャクが出現

クロバネフユシャクのオス 2015年12月20日 井の頭公園
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今季のフユシャクの前半は以上のような状態で、こと井の頭公園に関しては、数が少ないような気がする。フユシャクばかりではなく、越冬キリガなどもほとんど見ない。
都内の他公園での情報では、もっと出ているようなので、気候の影響とは言いにくい。過度の草刈りや落ち葉掃きの影響でないといいのだが。
後半の出を期待したい。
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by 2008oharu | 2015-12-21 09:34 | | Comments(0)

ウスタビガ 2015

11月5日、ウスタビガの成虫がいたという連絡をいただいて、とるものもとりあえず駆けつけた。
なにしろ昨年は1頭もみることなく終わってしまったからだ。

2015年11月5日 都内の公園
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街灯の高い位置に止まっているメスだった。
とにかく今年はなんとか1頭見られたと一安心。

ウスタビガは、2012年にこの公園で見られることが初めて分かった思い入れのある蛾である。
数人の観察仲間の方々が情報を伝え合って、蛹や卵を見つけ、成虫がきっと見られるに違いないと待ち望んで見つけたものだ。
特に個人的には、一生に一度あるかと思われる羽化シーンを観察できて感動したものだ。

羽化シーンはこちら

しかし、2012年の秋には1日に15~6個体ものウスタビガが見られたのだが、年ごとに減ってきて、2014年にはついに私は1頭も見られなかった。見た方もいるので、絶滅したわけではないようだが、このままじり貧が続き、絶えてしまう可能性も否定できないと思われた。

今年はどういうことになるのだろうかと、その後も何回か通った。
結果、私個人は最初の日の個体と合わせて、4頭のメスを見つけられた。残念ながらオスには出遭えなかったが、見た方も何人かいるので、この地のウスタビガの命脈は保たれているようだ。

2015年11月11日のメス
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ササの葉にからまる枯葉かと見間違えられそうな状態。
この個体を見たあと、枯葉がみんなウスタビガ見えてしまう。

同日別の場所のウスタビガ
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街灯の傍のモミジは今までの観察でも発見しやすい場所だ。

11月17日のウスタビガ
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こちらも別の街灯の傍のモミジにて。

オスも見られなかったし、羽化や交尾、産卵などの様子も全く見られなかったが、今年も生息していることが確認できたので、来年を期待したい。
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by 2008oharu | 2015-11-25 13:56 | | Comments(0)
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近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


by 2008oharu
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