カテゴリ:カメムシ( 56 )


カメムシたちの越冬準備

晩秋・初冬のころになると、探そうと思わなくてもカメムシたちが目につくようになる。
夏の間は葉陰などに身を隠していたのが、越冬場所を探してうろつきまわるようになるからだろうか。

エサキモンキツノカメムシ

11月22日 井の頭公園
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この個体はまだ色が鮮やかな方だが、越冬している個体はもっと色があせてくる。

オオツノカメムシ

11月20日 井の頭公園
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オオツノカメムシは今年の2月に初めて井の頭で確認されたカメムシだが、(少なくとも私たちは)この冬にも見られたということは、どこかで繁殖していたのだろう。

ミナミトゲヘリカメムシ

11月28日 井の頭公園
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近年、この時期に必ず何個体も見られる北上種。すっかり定着している。

クモヘリカメムシ

11月30日 井の頭公園
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このカメムシも毎年この時期に(のみ)目にする。夏にはどのへんで繁殖しているのだろう。

オオホシカメムシ

11月17日 井の頭公園
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ミヤマカメムシの一種

11月30日 井の頭公園
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最近見るようになった。山にいるミヤマカメムシとは違う種なのだそうだ。

これらは成虫越冬のカメムシだが、幼虫越冬のカメムシもいる。

ヨクヅナサシガメ

11月28日 井の頭公園 (写真横転)
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樹の幹の割れ目などに集団で越冬する。外来種。

幼虫で越冬するものには、他にヤニサシガメやアカスジキンカメムシなども見られた。(目にしたが写真は撮らなかった。)

そして、ちょっと特殊なのがクヌギカメムシの仲間

11月30日 クヌギカメムシの仲間(クヌギカメムシかヘラクヌギカメムシ)のオス
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夏の間はもっと鮮やかな緑色だが、だんだん赤くなる。

卵でお腹が膨らんだメス
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メスは、クヌギやコナラの幹の窪みにゼリー状物質で覆われた卵を産みつける。(写真右上の緑色のもの)
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卵は2月ごろ孵化して、このゼリー状物質を食べて3令までここで過ごす。

そして、やはりこの時期に卵を産むらしいアオモンツノカメムシも、ヤツデの葉の間で見つかった。
11月30日 井の頭公園
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今日は冬でも色褪せないツヤアオカメムシもうろついていた。

12月2日 ツヤアオカメムシ 井の頭公園
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あと、ウシカメムシも見たい。
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by 2008oharu | 2016-12-02 22:24 | カメムシ | Comments(0)

アオモンツノカメムシの謎の生活史 その2

12月に産卵したアオモンツノカメムシ。
その後卵はどうなるのか、成虫は死んでしまうのか、それとも越冬するのか。
その疑問を解決したくて観察を続けてきた。

以前の記事はこちら

井の頭公園へ行くときは、だいたいアオモンツノカメムシがいるヤツデの傍を通るので、この日も卵の様子や成虫の様子を確認しに寄った。

すると、びっくりしたことに、なんと卵が孵化していたのだ。
2016年1月7日
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暖冬とはいえ、こんな真冬に孵化するなんて、正常な状態なのだろうか。

この時、以前と比べるとだいぶ減ったが、まだ成虫も見られた。
2016年1月7日の成虫
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暖冬のせいで、この卵だけ間違って孵化してしまったのかもしれないと思い、次の日、同じヤツデの他の卵や、別の場所で見つけた卵の様子をチェックしてみた。

すると、やはり孵化した卵があった。
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こちらは、幼虫が大きくなっている。
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オレンジ色なのは、脱皮したての状態なのだろう。2令になっているようだ。
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2令になった幼虫は、集団を解いて、葉の葉脈についている。汁を吸っているのかもしれない。
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これらは、だいたい1月7日から13日ぐらいまでの様子だった。

ここまでの観察では、1月に卵が孵化するのは、異常ではなさそうだと思えた。
そして、その後成虫の姿は見つからなくなった。
もしかしたら、他のカメムシのように、地面の枯葉などの隙間に入って越冬するのかもしれないと、ちょっと辺りをチェックしてみたが見つからなかった。

暖冬だと思っていたら、今度はいきなり雪が降るような寒い日が続いたので、孵化したカメムシはどうなったかとチェックを続けた。
幼虫は、チェックするたびに減っていき、2令になったものも消えてしまった。
孵化しなかった卵も、食べられたりしてしまったのか、見当たらなくなったものが多い。

それでも、1月7日に最初に孵化を発見した幼虫たちは、数は減ってきつつも、まだだいたいは同じ場所にいて健在だった。
そして、1月31日のこと。それらは、やっと脱皮して2令になっていた。
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脱皮したては、赤っぽくて、だんだん黒と緑の幼虫になり、集団を離れていく。あとには、卵と1令の脱皮殻が残っている。

例えば、エサキモンキツノカメムシも、孵化して1令の時は、母虫に守られて何も食べずに集団になっている。そして、2令になると母のもとから離れ、ばらばらになって、餌である汁を吸う場所に移動する。
アオモンツノカメムシも、2令になるとばらけていよいよ汁を吸い始めるのかもしれない。
しかし、結局幼虫の行方は見つけられず、果たしてどこかで無事に成長していっているのか、それともやはり冬に孵化するのは無理で、餌をとれないまま死んでしまったのか、わからず終いになってしまった。

そして、啓蟄を迎えるころ、ふと見ると、成虫がいた。
3月8日には、その成虫がまた産卵していた。
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う~ん、これはどう考えたらいいのだろうか。

越冬していた成虫が春になって活動し始めたのか、それとも、1月に孵化した幼虫がどこかで無事に成長して新生成虫になったのか。結局どちらなのか確かめられなかった。
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by 2008oharu | 2016-03-11 22:26 | カメムシ | Comments(0)

アオモンツノカメムシの謎の生活

今年もアオモンツノカメムシをヤツデで見つけた。

アオモンツノカメムシ 2015年11月12日 井の頭公園
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晩秋から初冬に咲くヤツデの花は、目につく昆虫が減ってきたこの時期に、昆虫が見られる数少ない場所だ。そして、ハエやアブが飛び交う中、アオモンツノカメムシが見つかることもある。

例年は一つの株に1匹ぐらいしか見ないことが多かったが、今年は一つのヤツデの株にかなり多くのアオモンツノカメムシがいたので、ちょっと調べてみることにした。

アオモンツノカメムシは、花の蜜を吸うのか、あるいは蕾や茎などからも汁を吸うのか、ヤツデの花にも茎にも葉の上にもいる。
葉の隙間に潜り込んでいくものもいたので、葉をめくってみた。

葉の隙間にいたアオモンツノカメムシ
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初めは、寒い時はこのように葉の隙間に集まって越冬するのかなと思った。
しかし、葉をめくると、すぐにわさわさと動きはじめたり、落ち逃げする個体もいるので、なかなかじっくり様子を観察できないのだが、なんだか交尾しようとしているような気もする。

そういえば、以前、ヤツデで交尾していたペアがいた。
2013年11月28日 井の頭公園
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もう少し観察を続けると、ヤツデの茎を歩いていた1匹に、いきなり他の1匹が襲いかかった。
激しくもみ合うように動くのでなかなか観察できなかったし、別の個体もやってきて三つ巴になったりしたのだが、最終的に落ち着いたところを見ると、やはり交尾が成立したようだ。

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少し前に、ヤツデの葉の上に緑色の卵が産み付けられていたのを見たが、交尾をするなら、もしかしたらアオモンツノカメムシの卵だったのかもしれない。そう思ってあちこち見ると、なんと、まさに産卵中の個体がいた。

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さらにあちこち探すと、葉の隙間にも卵がついている。
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つまり、アオモンツノカメムシは、この時期(晩秋から初冬)に交尾産卵するカメムシらしい。

本やウエブサイトで調べると、アオモンツノカメムシは成虫越冬と書いてあることが多い。
でも、産卵した個体がそのまま越冬することがあるのだろうか。越冬してまた産卵する?
それはちょっと考えられない。
では、卵越冬なのか。
それとも、産卵しなかった個体は越冬し、産卵した個体は命を終えるとか…。

さらに以前の観察例を調べてみたら、夏にも成虫を見たことがあった。
2013年7月10日 井の頭公園
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年2化なのだろうか。

この卵は春に孵化するのだと思われるが、成虫たちはどうなるのか、もう少し観察を続けて確かめたい。
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by 2008oharu | 2015-12-10 21:32 | カメムシ | Comments(0)

小さくてちょっとおかしなカメムシ目たち

アカハネナガウンカ

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これは残念ながら地元の公園では見られない。
今年もプチ遠征先で見たのだが、ちょうど発生のピークだったようで、葉裏に何匹も何匹もついていたのが印象的。つくづくユニークなご面相の虫だ。

ブチミャクヨコバイ

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ユニークな顔と言えば、やはりこのブチミャクヨコバイも外せない。こちらは地元でもよく見られる。

ちょうど脱皮した直後
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そして、幼虫は奇怪な形をしている。
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クサビウンカの仲間

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やはりおかしなご面相。地元産。

オビマルツノゼミ

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地元産。毎年藤の葉などをチェックすると見られる。
外国産のツノゼミに比べるとかなり地味だが。

ホシアワフキ

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これはプチ遠征先にて。地元ではシロオビアワフキは見たことがあるが、これはシロオビではなさそう。ただし同定にはあまり自信がない。
目を横切る線が人相(いや虫相か)を悪くしている。

トビイロハゴロモ

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これもプチ遠征先にて。初見。遠くて小さくてよく撮れなかったが、おかしなポーズをしている。

タテジマグンバイウンカ

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これも同じプチ遠征先で撮った。昨年も同じところにいた。地元では見たことがない。

小さくても、いろいろ凝ったつくりのユニークな体をしているものが多いのが昆虫の魅力だ。

追記:
ミミズク

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この昆虫もおかしな形をしたカメムシ目の一員として欠かせない。
地元の公園にて。2015年9月15日。撮れたて。
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by 2008oharu | 2015-09-13 23:31 | カメムシ | Comments(2)

カメムシ2種

エサキモンキツノカメムシ

久しぶりに繁殖中のエサキモンキツノカメムシを見た。

卵を守るメスたち
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交尾しながら産卵?
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同じミズキの葉裏のあちこちにメスが卵を産んでいる。

孵化した卵(1令)を守るメス
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2令になった幼虫とメス
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母虫から離れていく幼虫たち
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幼虫たちはたぶん、ミズキの幹をあがって行って、若い実の汁を吸って成長していくはずである。
エサキモンキツノカメムシはかなり多産だ。それぞれの幼虫たちがみんな大きく成長したら、ミズキへのダメージも大きそうだが、たぶん多くは他の生き物の餌になっていくのだろう。

その後の成長の様子は以前このブログに載せてある。

キマダラカメムシ

キマダラカメムシは北上中の南方系外来種といわれていて、つい最近井の頭公園でも見られるようになった。
今年はマナティさんが卵を見つけた。いよいよ定着していきそうな感じだ。

キマダラカメムシの卵
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キマダラカメムシの孵化
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キマダラカメムシの成虫(2013年11月撮影のもの)
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このブログを始めて以来、実にたくさんの昆虫たちが北上してきていることが目に見えてわかった。
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by 2008oharu | 2015-07-02 22:08 | カメムシ | Comments(4)

ヤツデの葉裏で

冬場は、フユシャクなどごく限られた昆虫しか目につかない。
それで、毎年冬になるとつれづれにヤツデの葉裏をめくってみることになる。

まず、小さいけれど比較的目立つのがクロスジホソサジヨコバイだ。

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大きく拡大しているが、本来は5mmぐらいの大きさ。
下が頭なのだが、翅の先に黒い斑が2つ付いていて、そちらが頭かと思ってしまう。
しかも、左右に黒い線がのびていて、脚のようにも見える。
そういう戦略のカモフラージュなのだろう。

少し小ぶりで中央の黒い線の周りに赤い縁取りがない個体は、オスだと聞いていた。

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(ピントがぼけているので、拡大できない)
ところが最近、赤い縁取りがある個体同士が交尾していたという情報がネットに載っていた。
つまり、大きさや色は単なる個体差で、雌雄の差ではないということらしい。

幼虫はこれ。
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ツマグロオオヨコバイの幼虫によく似ているが、やはり腹の先端に黒い点が2つ目のようについている。
ツマグロオオヨコバイの幼虫には、この黒い点はなかった。

面白いのは、脱皮殻
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殻にもちゃんと黒い点が2つ。

クロスジホソサジヨコバイは、冬場にしか注意を払ってこなかったので、今度はぜひ交尾の様子を見て、雌雄の違いを確かめてみたい。

ヤツデの葉裏には、別のヨコバイもいる。

↓オビヒメヨコバイ
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これは4mmぐらい。

↓ホシヒメヨコバイ
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こちらはさらに小さくて3mmぐらい。

どちらも私のコンデジの接写では、このぐらいの画像しか撮れない。

↓ヒメヨコバイの仲間か
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白い線はフラッシュが反射してしまったもの。

という具合で、ヤツデの葉裏には、何やら得体のしれない小さな虫たちが寒さにもめげず、暮らしている。
ヤツデの葉のしるを吸ったりかじったりしているようだ。

写真は1月31日~2月7日の間に井の頭公園で撮ったもの。

つづく
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by 2008oharu | 2015-02-08 17:51 | カメムシ | Comments(2)

晩秋から初冬のカメムシたち

特に意識して探したわけではないが、フユシャクなどの蛾をチェックしていると、この時期よくカメムシが目につく。
たぶん、成虫越冬のカメムシたちが、越冬場所を探して移動中なので、思わず目につきやすいところをうろつくことになったのだろう。

たまたま目についたカメムシたちをピックアップ

↓クヌギカメムシの仲間(交尾中) 2014年11月22日 井の頭公園
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メスのお腹ははちきれんばかりに膨らんでいる。
クヌギカメムシの仲間は、この時期に交尾・産卵するというちょっと特殊な生態のカメムシだ。
夏の間は鮮やかな緑色をしているが、この時期は赤味が強くなる。

その生態については、過去に何度も記事にしたので、ここでは割愛。
いちおう、今季も無事産卵していることだけ確かめた。

↓クヌギカメムシの仲間の卵
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↓オオクモヘリカメムシ 2014年11月21日 井の頭公園
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このオオクモヘリカメムシに対して、最近は少し似ている南方系のヘリカメムシの方が圧倒的によく目に入るようになった。

↓ミナミトゲヘリカメムシ 2014年12月13日 井の頭公園
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↓同 2014年12月23日 井の頭公園
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越冬前は、やはり緑色がくすんでくる。

↓オオホシカメムシ  2014年11月14日 井の頭公園
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↓セアカツノカメムシ 2014年11月23日 井の頭公園
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このカメムシも、夏の間の鮮やかな色はすっかりあせている。
周囲の晩秋・初冬カラーにとけこむように変化するのだろうか。

↓ウシカメムシ 2014年12月14日 井の頭公園
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ウシカメムシは、ちょっとかっこいい形をしているので出遭うとうれしいカメムシなのだが、夏の間はなかなか出遭えない。

↓ツヤアオカメムシ 2014年12月23日 井の頭公園
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このカメムシは、真冬でも色鮮やかな緑をしている。

さて、今年は新たな南方系外来種と言われているキマダラカメムシが、ついに井の頭公園でも確認された。

↓こちらは他所のキマダラカメムシ 2014年11月15日
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すでに越冬態勢に入ったのか、建物の中に集団で集まっていた。

↓井の頭公園のキマダラカメムシ 2014年12月23日 
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わかりにくいが、擬木柵の隙間に1匹で入っている。
ここで無事に越冬できるのかな。

昔から普通に見られるアカスジキンカメムシの幼虫は、今季はまだ目にしていない。
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by 2008oharu | 2014-12-26 11:04 | カメムシ | Comments(0)

晩秋から初冬のカメムシたち

今年は、あまりカメムシを観察しなかった。興味が他に向いていたこともあるが、全体的にカメムシの数がすくなかったせいでもあると思う。特に、アカスジキンカメムシは、いやでもあちこちで目につく年もあったが、今年は成虫を全く見なかったように思う。

それでも、晩秋から初冬には、他の虫を観察しているとカメムシがよく目につくようになる。たぶん、目につきにくい食草にいたカメムシたちが、越冬場所をもとめて動き出すからなのだろう。

●エサキモンキツノカメムシ
ある風の強かった日の翌日、エサキモンキツノカメムシの異令集団が木柵に集まっていた。

↓2013年10月17日。井の頭公園
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羽化してすでに成虫になったものもいれば、終齢幼虫や中令幼虫もいる。たぶん、食樹にいたものが、風で落とされたのだろう。食草を離れてもこのようにかたまっている。幼虫たちはまた無事に食草へもどれるのだろうか。

↓2013年12月4日 井の頭公園
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12月に入って、擬木柵などに少し色があせてきた成虫が目につくようになる。この成虫はしかし、そこで待ち構えていた蜘蛛につかまってしまったようだ。越冬場所を求めてうろうろする時期はこんな危険も多いのだろう。

↓2013年12月17日。井の頭公園
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同じく擬木柵をうろつくエサキモンキツノカメムシ。この隙間に入って越冬しようとしているのだろうか。
以前落ち葉をめくってみたら、エサキモンキカメムシが見つかったことがあったし、樹皮の下で越冬していた個体も見たことがある。越冬しているときは集団ではなかった。

●キマダラカメムシ
↓2013年11月11日。小金井市
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最近多く見られるようになった外来種のカメムシらしい。私は今年初見。まだMFでは見かけたことがない。

●マツヘリカメムシ
↓2013年11月22日。井の頭公園
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これも外来種といわれるカメムシ。ここ2~3年、井の頭でもこの時期に見られるようになった。

●ミナミトゲヘリカメムシ
↓2013年12月11日。井の頭公園
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これは、南方系といわれているカメムシで、私は井の頭で2008年に初めて見た。その後毎年見ている。今季は特に多いような気がするが、いつも見るのは今の時期なので、どこでどんな生活を送っているのかはまだわからない。

●アオモンツノカメムシ
↓2013年11月28日。井の頭公園。 交尾中
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このカメムシは、いつもこの時期のヤツデの花についているのしか見ていないので、詳細は不明。

●オオクモヘリカメムシ
↓2013年12月5日。井の頭公園
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ネムノキなどを好むカメムシ。玉川上水沿いでよく見かける。幼虫も確認している。

●クモヘリカメムシ
↓2013年12月23日。井の頭公園
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オオクモヘリカメムシを細くしたような体形。ここ2~3年よく見るようになった。詳細は確かめていない。

●ウシカメムシ
↓2013年12月7日。井の頭公園
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ウシカメムシはなんとなく好きなカメムシなのだが、なかなか生息場所を突き止められない。結果、いつもこの時期の成虫を見るばかりだ。

●ツヤアオカメムシ
↓2013年12月21日。井の頭公園
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ツヤアオカメムシは、チャバネアオカメムシと違って、冬になっても色があせないので、食草から離れるととても目立つ。こんな状態で越冬するのだろうか。

●ヨコヅナサシガメ
↓2013年12月17日。井の頭公園
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ご存知、終齢幼虫の段階で樹皮の隙間で集団越冬。

●クヌギカメムシの仲間
↓2013年12月8日。井の頭公園
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お腹がぱんぱんに膨らんだ♀。この隙間で産卵するのかと期待したが、次の日にはいなくなっていた。卵は2月ごろ孵化する。

その他、チャバネアオカメムシもいたが、割愛。
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by 2008oharu | 2013-12-23 21:15 | カメムシ | Comments(2)

オオトビサシガメの交尾

5月5日と26日に井の頭公園・玉川上水縁でオオトビサシガメの交尾を見た。
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この時疑問に思ったのは、交尾がマウント型だったことだ。
今まで見たカメムシたちは、みな後ろ向き交尾型ばかりだったからだ。

例えば、
↓アカスジキンカメムシの交尾
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↓キバラヘリカメムシの交尾
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↓セアカツノカメムシの交尾
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等々。

そこで思いついたのは、サシガメ類はマウント型なのかもしれないということだ。
残念ながら、他のサシガメの交尾は観察したことがなかった。
それでネットで検索してみたら、ヨコヅナサシガメの交尾写真があって、やはりマウント型だった。
これで予想はあたったようだが、それはなぜなのだろうかという疑問は残る。

肉食(肉汁?)系はマウント型、草食(草汁)系は後ろ向き?
何か理由があるのだとは思うが…。
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by 2008oharu | 2011-06-06 22:41 | カメムシ | Comments(2)

成虫越冬カメムシ

フユシャクを探しているとき、たまたま出会った成虫越冬カメムシたち。

●ウシカメムシ
↓2011年2月8日。・井の頭公園地域の玉川上水縁
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同じ日に、2か所で見た。この日以外にも、ウシカメムシは何度かみかけた。
越冬中は枯葉の陰などにいると思っていたが、ずいぶん目立つところにいるものだ。

●ミナミトゲヘリカメムシ
↓2011年2月8日。善福寺公園
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このカメムシは12月から2月ごろまでの越冬期間にしか見たことがない。
以前1月に立野公園で見た個体は、かんきつ類の葉陰にじっとしていたので、
いかにも越冬中という感じだったが、この善福寺の個体は2~3日目立つ場所でじっとしていた。
南方系のカメムシで、最近東京でも増えてきている。

●クモヘリカメムシ
↓2011年2月20日。井の頭公園部の玉川上水縁。
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オオクモヘリカメムシはよく見かけるが、その小型細長バージョンのようなクモヘリカメムシは初めて見た。

この成虫越冬のカメムシたちは、なぜ、川べりの柵の上という目立つ部分にいるのだろうか。
2月も下旬になると春を感じて動き出してきたものなのだろうか。

ついでにカメムシの親戚、コミミズクの幼虫。
↓2011年2月25日。井の頭公園部の玉川上水縁。
d0146854_21472711.jpg

コミミズクは、19日に石神井公園でも見ている。
こちらは、幼虫なので、そろそろ羽化するらしいと聞いた。

さらについでに、これもカメムシの親戚、ヨコバイの仲間。
↓クロスジホソサジヨコバイ。2011年2月21日。井の頭公園
d0146854_2151282.jpg

何年か前、いきなり飛んできて私のカバンに止まったヨコバイ。
その時は、うまく写真に撮れなかった。
先日、ヤツデの葉裏に必ずと言っていいぐらい見られると聞いて、探してみた。
必ずではなかったが、日当たりのよいヤツデには、3匹ぐらい見つかった。
翅の後ろについている1対の黒斑は、いかにも目のようだ。
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by 2008oharu | 2011-02-25 21:55 | カメムシ | Comments(2)
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近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


by 2008oharu
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