カテゴリ:カメムシ( 61 )


グンバイムシ3種

グンバイムシもカメムシ目だが、その形はかなり特異だ。ただしとても小さいので、なかなかうまく写真に写せない。今年は3種のグンバイムシを見た。

エグリグンバイ
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Aさんが地元三鷹市の公園内で見つけ、教えてくれた初見のグンバイムシ。背中のこぶのような膨らみがなんとも奇妙だ。
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よく見ると、交尾しているペアもいる。
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主にフキにつくグンバイムシのようだ。7月9日のこと。この日はとてもたくさん見られたが、次に行ってみるとほとんどいなくなっていた。幼虫も面白い形をしているらしいので、来年も探してみたい。

プラタナスグンバイ
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プラタナスグンバイは以前にも撮ったことがあるが、カメラがTG-4に代わってからは撮ったことがなかったので、再挑戦。さすがに以前によりはきれいに撮れた。スズカケの樹についていたもの。外来種だ。10月28日地元三鷹市で撮影。

アワダチソウグンバイ
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アワダチソウグンバイもかなり前に撮ったことがある。そのときはセイタカアワダチソウについていたが、今回はヒマワリの葉にいた。あまりにも小さいのでTG-4でもなかなかうまく撮れなかった(腕のせいもあるが)。アワダチソウグンバイも外来種だ。8月3日八王子市で撮影。

グンバイムシは植物に口吻を突き刺して汁を吸うので、植物にとってはありがたくない存在だし、まわりには糞もたくさんちらばり、葉が傷み汚れているように見える。アブラムシと同じような感じだ。そのためアリが盛んにやってくる。アリとは共生しているのもしれない。

他にも面白そうな形のグンバイムシがいるようなので、また注意して観察してみたい。



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by 2008oharu | 2017-11-03 21:54 | カメムシ | Comments(0)

ツノカメムシたち

カメムシ・シリーズのつづき

地元三鷹市の公園では、ツノカメムシの仲間を7種見つけている。
エサキモンキツノカメムシ・アオモンツノカメムシ・ヒメツノカメムシ・セアカツノカメムシ・ハサミツノカメムシ・ヒメハサミツノカメムシ・オオツノカメムシだ。そのうち今年は今のところ5種見ている。

エサキモンキツノカメムシ
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5月下旬から6月上旬にあちこちで交尾しているペアを見た。ハートのマークが白っぽくて大きめなのがメス、ハートが黄色身を帯びていて小さ目なのがオスだ。

産卵し、卵を守るメス
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エサキモンキツノカメムシはハートのマークとこの卵を守る習性のため、それなりに名の知れたカメムシだ。その上、わりとどこでも見られる普通種(特にミズキの葉裏でよく産卵する)。以前にこのブログでも何度も取り上げてきたが、もう一度おさらい。

卵が孵化して1令になっても守り続ける母虫。
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やがて幼虫は母虫に守られたまま2令に脱皮。
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2令になると幼虫たちは母の元を離れて自立していく。
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ごく普通種のカメムシだが、なかなか感動的なので、何度でも見たくなる。

ヒメツノカメムシ
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ヒメツノカメムシも卵を守る習性があるそうだが、何しろ観察機会が少ない(地元ではあまり多く見られない)ので、残念ながら観察できないでいる。

セアカツノカメムシ
セアカツノカメムシのオス(腹の先に小さな赤い角が生えている)
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セアカツノカメムシのメス
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腹の先に角はない。
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セアカツノカメムシの母虫は卵を守らない。産みっぱなしなので、卵がアリなどに襲われたり、寄生蜂に狙われやすい。

アリに襲われた卵
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しかし、襲われなければ大量の幼虫が孵化する。

擬木柵に集まっている幼虫たち。下は拡大したもの。
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ヒメハサミツノカメムシ
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ヒメハサミツノカメムシのオスは、腹の先に長く突き出した赤い角がある。メスにはない。

交尾

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今年は見ていないが、ハサミツノカメムシは、腹の先の角が平行に出ているのに対し、ヒメハサミツノカメムシの角は内側へ曲がっている。

(参考図)以前に見たハサミツノカメムシのオス
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アオモンツノカメムシ
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これも以前に何度も取り上げたカメムシ。初冬ヤツデなどによくいる。今年はキヅタで見た。

ちなみにもう1種のオオツノカメムシはこちら
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昨年の11月に初めて見た個体。越冬態勢に入ろうとしているようだった。今年は見られるだろうか。







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by 2008oharu | 2017-11-02 21:15 | カメムシ | Comments(0)

サシガメたち

怒涛のカメムシ・シリーズ

ヨコヅナサシガメ

羽化中のヨコヅナサシガメ(5月)
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ヨコヅナサシガメについては過去に何度も取り上げてきた。幼虫たちは孵化した場所にずっと集団で暮らしているので、その場所さえ見つければとても観察しやすいカメムシなのだ。

若齢幼虫(8月)
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脱皮して少し大きくなる。脱皮殻が周りに。(9月)
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さらに脱皮して越冬幼虫になる(10月下旬)
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さて、ヨコヅナサシガメも外来種だ。キマダラカメムシよりは最近入ってきたらしい。サシガメは他の昆虫などを捕食する肉食なので、農業被害などの直接的な影響がないため、あまり問題視はされていないようだ。しかし、これが入ってきたために、捕食される生き物や、餌の競合などの現象が少なからず起きて、生態系のバランスに何らかの影響は出ているに違いない。

オオトビサシガメ

ある日、見慣れない赤っぽいカメムシが目に入り、なんだろうと訝ったが、よく見れば脇に脱皮殻があり、オオトビサシガメが羽化しているとわかった。脱皮直後は、やはり赤っぽい色をしているようだ。
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色が落ち着くと、地味になるが、それでも最大と言われるサシガメなので、迫力はある。
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こちらは若齢幼虫
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刺されるとかなり痛いと聞いている。

シマサシガメとヤニサシガメ
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上がシマサシガメで下がヤニサシガメ。成虫を見比べると間違えようはない。シマサシガメの方がすっきりとしていてスマートだ。ところが幼虫はちょっとわかりにくく、識別に迷うときがある。

こちらがたぶんシマサシガメの幼虫
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そしてこちらがたぶんヤニサシガメ
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ヒガナガサシガメ
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成虫はあまり特徴がないが、幼虫がおもしろい。
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冬に常緑樹の葉裏をみると、この幼虫が見つかることがある。

以上すべて今年地元で見られたサシガメたちだ。その他にも年によってはアカシマサシガメなども見られることがある。




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by 2008oharu | 2017-10-27 22:13 | カメムシ | Comments(0)

キマダラカメムシは外来種というべきなのか。

カメムシつながりで、今年の地元のカメムシたちを取り上げてみる。今地元三鷹市の公園で一番よく目につくカメムシと言えば、やはりキマダラカメムシではないかと思う。

キマダラカメムシの成虫(6月下旬)
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カメムシの中でもかなり大きくて目立ち、しかも多少昆虫を見慣れた人でも、今まで見てきたものとは違うようなので、「なんですか」とよく聞かれる。
私がこのカメムシを初めて見たのは近隣の公園で2013年のことだったが、次の年には地元の公園でも見られるようになり、卵や幼虫も発見された。

交尾するキマダラカメムシ(7月上旬)
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中令ぐらいの幼虫(7月中旬)
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終齢ぐらいの幼虫(8月上旬)
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2015年に発見された卵と孵化幼虫(以前にも掲載したが)
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ところで、ネットで検索すると、キマダラカメムシは外来種だと書かれたものもあるし、南方系の北上種だと書かれたものもある。どちらなのだろうか。ウィキペディアで調べてみると、なんとキマダラカメムシは1770年代(江戸時代!)に日本に移入してきた外来種らしい。その後暫時北上したのではなく、長いこと西南諸島に棲みつき、関東地方に入ってきたのは2010年ごろだという。200年以上も日本の南の地方で観察されてきた種だから、今更外来種とは言えないと考えた人と、200年以上昔でも外国から入ってきた種だから外来種と考えた人がいるようだ。

注目すべきことは、今世紀に入って急に北上し始めたということの方かもしれない。それは、急激な物流の結果なのか、それとも温暖化がそれだけ急速に進んだためなのか。いろいろ考えさせられるカメムシである。





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by 2008oharu | 2017-10-27 20:36 | カメムシ | Comments(0)

高原で出会ったカメムシから

チョウやトンボを撮りに行った高原で、たまたま目にしたカメムシたち。

ツノアオカメムシ

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緑が一際鮮やかで目につきやすいカメムシだが、その緑色は構造色のようで、光の当たり方によって、かなり違った色に見えてしまう。
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黄色っぽく見える。
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角度が悪いが、一番きれいに見える。
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かなり遠くで交尾していた。8月~9月の高原でみたもの。

エゾアオカメムシの幼虫
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初めもしかしてツノアオカメムシの幼虫かと思ったが、家に帰って調べたら、エゾアオカメムシの幼虫らしい。幼虫の方がきれいな感じがする。

トホシカメムシ
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6月中旬の高原にて。ピントが合ってないので、大きくトリミングできない(汗)。

ツマジロカメムシ
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こちらは5月中旬の高原で。この日、建物の壁面には、このカメムシがいっぱいいて、このように交尾しているものも見られた。







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by 2008oharu | 2017-10-25 21:35 | カメムシ | Comments(0)

カメムシたちの越冬準備

晩秋・初冬のころになると、探そうと思わなくてもカメムシたちが目につくようになる。
夏の間は葉陰などに身を隠していたのが、越冬場所を探してうろつきまわるようになるからだろうか。

エサキモンキツノカメムシ

11月22日 井の頭公園
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この個体はまだ色が鮮やかな方だが、越冬している個体はもっと色があせてくる。

オオツノカメムシ

11月20日 井の頭公園
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オオツノカメムシは今年の2月に初めて井の頭で確認されたカメムシだが、(少なくとも私たちは)この冬にも見られたということは、どこかで繁殖していたのだろう。

ミナミトゲヘリカメムシ

11月28日 井の頭公園
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近年、この時期に必ず何個体も見られる北上種。すっかり定着している。

クモヘリカメムシ

11月30日 井の頭公園
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このカメムシも毎年この時期に(のみ)目にする。夏にはどのへんで繁殖しているのだろう。

オオホシカメムシ

11月17日 井の頭公園
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ミヤマカメムシの一種

11月30日 井の頭公園
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最近見るようになった。山にいるミヤマカメムシとは違う種なのだそうだ。

これらは成虫越冬のカメムシだが、幼虫越冬のカメムシもいる。

ヨクヅナサシガメ

11月28日 井の頭公園 (写真横転)
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樹の幹の割れ目などに集団で越冬する。外来種。

幼虫で越冬するものには、他にヤニサシガメやアカスジキンカメムシなども見られた。(目にしたが写真は撮らなかった。)

そして、ちょっと特殊なのがクヌギカメムシの仲間

11月30日 クヌギカメムシの仲間(クヌギカメムシかヘラクヌギカメムシ)のオス
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夏の間はもっと鮮やかな緑色だが、だんだん赤くなる。

卵でお腹が膨らんだメス
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メスは、クヌギやコナラの幹の窪みにゼリー状物質で覆われた卵を産みつける。(写真右上の緑色のもの)
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卵は2月ごろ孵化して、このゼリー状物質を食べて3令までここで過ごす。

そして、やはりこの時期に卵を産むらしいアオモンツノカメムシも、ヤツデの葉の間で見つかった。
11月30日 井の頭公園
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今日は冬でも色褪せないツヤアオカメムシもうろついていた。

12月2日 ツヤアオカメムシ 井の頭公園
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あと、ウシカメムシも見たい。
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by 2008oharu | 2016-12-02 22:24 | カメムシ | Comments(0)

アオモンツノカメムシの謎の生活史 その2

12月に産卵したアオモンツノカメムシ。
その後卵はどうなるのか、成虫は死んでしまうのか、それとも越冬するのか。
その疑問を解決したくて観察を続けてきた。

以前の記事はこちら

井の頭公園へ行くときは、だいたいアオモンツノカメムシがいるヤツデの傍を通るので、この日も卵の様子や成虫の様子を確認しに寄った。

すると、びっくりしたことに、なんと卵が孵化していたのだ。
2016年1月7日
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暖冬とはいえ、こんな真冬に孵化するなんて、正常な状態なのだろうか。

この時、以前と比べるとだいぶ減ったが、まだ成虫も見られた。
2016年1月7日の成虫
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暖冬のせいで、この卵だけ間違って孵化してしまったのかもしれないと思い、次の日、同じヤツデの他の卵や、別の場所で見つけた卵の様子をチェックしてみた。

すると、やはり孵化した卵があった。
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こちらは、幼虫が大きくなっている。
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オレンジ色なのは、脱皮したての状態なのだろう。2令になっているようだ。
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2令になった幼虫は、集団を解いて、葉の葉脈についている。汁を吸っているのかもしれない。
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これらは、だいたい1月7日から13日ぐらいまでの様子だった。

ここまでの観察では、1月に卵が孵化するのは、異常ではなさそうだと思えた。
そして、その後成虫の姿は見つからなくなった。
もしかしたら、他のカメムシのように、地面の枯葉などの隙間に入って越冬するのかもしれないと、ちょっと辺りをチェックしてみたが見つからなかった。

暖冬だと思っていたら、今度はいきなり雪が降るような寒い日が続いたので、孵化したカメムシはどうなったかとチェックを続けた。
幼虫は、チェックするたびに減っていき、2令になったものも消えてしまった。
孵化しなかった卵も、食べられたりしてしまったのか、見当たらなくなったものが多い。

それでも、1月7日に最初に孵化を発見した幼虫たちは、数は減ってきつつも、まだだいたいは同じ場所にいて健在だった。
そして、1月31日のこと。それらは、やっと脱皮して2令になっていた。
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脱皮したては、赤っぽくて、だんだん黒と緑の幼虫になり、集団を離れていく。あとには、卵と1令の脱皮殻が残っている。

例えば、エサキモンキツノカメムシも、孵化して1令の時は、母虫に守られて何も食べずに集団になっている。そして、2令になると母のもとから離れ、ばらばらになって、餌である汁を吸う場所に移動する。
アオモンツノカメムシも、2令になるとばらけていよいよ汁を吸い始めるのかもしれない。
しかし、結局幼虫の行方は見つけられず、果たしてどこかで無事に成長していっているのか、それともやはり冬に孵化するのは無理で、餌をとれないまま死んでしまったのか、わからず終いになってしまった。

そして、啓蟄を迎えるころ、ふと見ると、成虫がいた。
3月8日には、その成虫がまた産卵していた。
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う~ん、これはどう考えたらいいのだろうか。

越冬していた成虫が春になって活動し始めたのか、それとも、1月に孵化した幼虫がどこかで無事に成長して新生成虫になったのか。結局どちらなのか確かめられなかった。
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by 2008oharu | 2016-03-11 22:26 | カメムシ | Comments(0)

アオモンツノカメムシの謎の生活

今年もアオモンツノカメムシをヤツデで見つけた。

アオモンツノカメムシ 2015年11月12日 井の頭公園
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晩秋から初冬に咲くヤツデの花は、目につく昆虫が減ってきたこの時期に、昆虫が見られる数少ない場所だ。そして、ハエやアブが飛び交う中、アオモンツノカメムシが見つかることもある。

例年は一つの株に1匹ぐらいしか見ないことが多かったが、今年は一つのヤツデの株にかなり多くのアオモンツノカメムシがいたので、ちょっと調べてみることにした。

アオモンツノカメムシは、花の蜜を吸うのか、あるいは蕾や茎などからも汁を吸うのか、ヤツデの花にも茎にも葉の上にもいる。
葉の隙間に潜り込んでいくものもいたので、葉をめくってみた。

葉の隙間にいたアオモンツノカメムシ
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初めは、寒い時はこのように葉の隙間に集まって越冬するのかなと思った。
しかし、葉をめくると、すぐにわさわさと動きはじめたり、落ち逃げする個体もいるので、なかなかじっくり様子を観察できないのだが、なんだか交尾しようとしているような気もする。

そういえば、以前、ヤツデで交尾していたペアがいた。
2013年11月28日 井の頭公園
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もう少し観察を続けると、ヤツデの茎を歩いていた1匹に、いきなり他の1匹が襲いかかった。
激しくもみ合うように動くのでなかなか観察できなかったし、別の個体もやってきて三つ巴になったりしたのだが、最終的に落ち着いたところを見ると、やはり交尾が成立したようだ。

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少し前に、ヤツデの葉の上に緑色の卵が産み付けられていたのを見たが、交尾をするなら、もしかしたらアオモンツノカメムシの卵だったのかもしれない。そう思ってあちこち見ると、なんと、まさに産卵中の個体がいた。

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さらにあちこち探すと、葉の隙間にも卵がついている。
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つまり、アオモンツノカメムシは、この時期(晩秋から初冬)に交尾産卵するカメムシらしい。

本やウエブサイトで調べると、アオモンツノカメムシは成虫越冬と書いてあることが多い。
でも、産卵した個体がそのまま越冬することがあるのだろうか。越冬してまた産卵する?
それはちょっと考えられない。
では、卵越冬なのか。
それとも、産卵しなかった個体は越冬し、産卵した個体は命を終えるとか…。

さらに以前の観察例を調べてみたら、夏にも成虫を見たことがあった。
2013年7月10日 井の頭公園
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年2化なのだろうか。

この卵は春に孵化するのだと思われるが、成虫たちはどうなるのか、もう少し観察を続けて確かめたい。
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by 2008oharu | 2015-12-10 21:32 | カメムシ | Comments(0)

小さくてちょっとおかしなカメムシ目たち

アカハネナガウンカ

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これは残念ながら地元の公園では見られない。
今年もプチ遠征先で見たのだが、ちょうど発生のピークだったようで、葉裏に何匹も何匹もついていたのが印象的。つくづくユニークなご面相の虫だ。

ブチミャクヨコバイ

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ユニークな顔と言えば、やはりこのブチミャクヨコバイも外せない。こちらは地元でもよく見られる。

ちょうど脱皮した直後
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そして、幼虫は奇怪な形をしている。
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クサビウンカの仲間

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やはりおかしなご面相。地元産。

オビマルツノゼミ

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地元産。毎年藤の葉などをチェックすると見られる。
外国産のツノゼミに比べるとかなり地味だが。

ホシアワフキ

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これはプチ遠征先にて。地元ではシロオビアワフキは見たことがあるが、これはシロオビではなさそう。ただし同定にはあまり自信がない。
目を横切る線が人相(いや虫相か)を悪くしている。

トビイロハゴロモ

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これもプチ遠征先にて。初見。遠くて小さくてよく撮れなかったが、おかしなポーズをしている。

タテジマグンバイウンカ

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これも同じプチ遠征先で撮った。昨年も同じところにいた。地元では見たことがない。

小さくても、いろいろ凝ったつくりのユニークな体をしているものが多いのが昆虫の魅力だ。

追記:
ミミズク

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この昆虫もおかしな形をしたカメムシ目の一員として欠かせない。
地元の公園にて。2015年9月15日。撮れたて。
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by 2008oharu | 2015-09-13 23:31 | カメムシ | Comments(2)

カメムシ2種

エサキモンキツノカメムシ

久しぶりに繁殖中のエサキモンキツノカメムシを見た。

卵を守るメスたち
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交尾しながら産卵?
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同じミズキの葉裏のあちこちにメスが卵を産んでいる。

孵化した卵(1令)を守るメス
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2令になった幼虫とメス
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母虫から離れていく幼虫たち
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幼虫たちはたぶん、ミズキの幹をあがって行って、若い実の汁を吸って成長していくはずである。
エサキモンキツノカメムシはかなり多産だ。それぞれの幼虫たちがみんな大きく成長したら、ミズキへのダメージも大きそうだが、たぶん多くは他の生き物の餌になっていくのだろう。

その後の成長の様子は以前このブログに載せてある。

キマダラカメムシ

キマダラカメムシは北上中の南方系外来種といわれていて、つい最近井の頭公園でも見られるようになった。
今年はマナティさんが卵を見つけた。いよいよ定着していきそうな感じだ。

キマダラカメムシの卵
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キマダラカメムシの孵化
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キマダラカメムシの成虫(2013年11月撮影のもの)
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このブログを始めて以来、実にたくさんの昆虫たちが北上してきていることが目に見えてわかった。
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by 2008oharu | 2015-07-02 22:08 | カメムシ | Comments(4)
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近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


by 2008oharu
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