カテゴリ:カメムシ( 61 )


イヌホオズキに群がるカメムシ①

善福寺公園の近くに、宅地用の空き地がある。
ご時勢なのか買い手がつかず、雑草が生い茂るままになっている。
ほとんどがオオアレチノギク(たぶん)だが、カラスウリ・ヨウシュヤマゴボウ・エノコログサ、そして何株かのイヌホオズキが生えている。
こういう場所を見ると、つい何か虫がいないかとチェックしてしまうのが習い性。
小さな虫をいろいろ見つけた。

その中で、現在イヌホオズキが人気株である。小さな白い花が咲いているし、未熟な青い実や熟した黒い実をつけ、それらにたくさんのカメムシがついているのだ。

↓イヌホオズキの葉の上に群れるヒメナガカメムシ。2009年9月4日。
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白い翅があるのが成虫で、茶色くて翅芽が伸びているのが終令幼虫だろう。
こんな群れのかたまりが無数に散在している。

↓イヌホオズキの実を吸汁するヒメナガカメムシ。
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次に目立つのがアオクサカメムシ。
↓イヌホオズキの実につくアオクサカメムシの幼虫(たぶん3令ぐらい)。
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↓4令か5令と思われる幼虫
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↓成虫。
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↓ウスモンミドリカスミカメ
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つづく
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by 2008oharu | 2009-09-08 23:14 | カメムシ | Comments(0)

ツヤアオカメムシかチャバネアオカメムシか、それが問題だ

ミズキの実はカメムシ類に大人気で、先に観察結果を紹介したエサキモンキツノカメムシやハサミツノカメムシ以外にも、いろいろなカメムシが吸汁に来ていた。

↓ミズキに集まる他のカメムシたち。
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左上:アカスジキンカメムシ、右上:クサギカメムシ
左下:チャバネアオカメムシ、右下:ツヤアオカメムシ

そして、カメムシの卵もいっぱい産み付けられている。
その形は前に家の庭に産みつけられたチャバネアオカメムシの卵と同じようだ。

(ちなみにこれらのカメムシは基本的には14の倍数ずつ卵をかためて産むらしい。もちろん、実際に数えてみると13個や15個の場合もあった。家のガラス戸に産み付けられた卵は13個だった。)

↓次々と孵化する卵。2009年7月19日&22日。善福寺
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この孵化した1令幼虫は、ネットで調べるとチャバネアオカメムシの幼虫に似ている。
これらを観察すれば、家で孵化を見られなかったチゃバネアオカメムシの成長過程がわかるだろうと思った。

↓脱皮する幼虫。2009年7月12日。善福寺
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脱皮したては赤いが、だんだん黒くなる。

↓2令幼虫。2009年7月19日。善福寺
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以上の写真は時間的に前後して、あちこちでいろいろな段階が同時進行的に見られた結果である。

このころから、この幼虫が果たしてチャバネアオカメムシであるのかどうか疑問が湧いてきた。
それは、同時にあちこちで見られる中令・終令幼虫が、どうもチャバネアオカメムシではないように思えるからだ。

↓中令。2009年7月17日。22日。善福寺
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↓そして終令。2007年7月24日。善福寺。
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終令だけは、ネットにもあちこちで掲載されているツヤアオカメムシのものなのだ。この背中の赤いスジのような模様は、ツヤアオカメムシの特徴である。
ということは、中令にもこの赤い色が見られるのだから、ツヤアオカメムシらしい。逆にたどっていくと、どうも孵化した1令幼虫からツヤアオカメムシだった可能性が強い。
ネットでどんなに検索しても、卵や孵化幼虫からツヤアオカメムシを識別する方法は出ていないので、確証はないが。ほんとうに知りたければ、卵から飼育するしかないのだろう。

ミズキではチャバネアオカメムシが交尾しているのを2回ほど見たので、もしかしたら卵は両方混ざっていると言う可能性も捨てきれない。でも、中令・終令の識別できる幼虫はみんなツヤアオカメムシだったのも確かだ。

チャバネアオカメムシ・ツヤアオカメムシ・クサギカメムシは、農家の果物を食害する害虫としてよく研究されているようなのだが、案外詳しい成長過程はネットには出ていなかった。
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by 2008oharu | 2009-08-03 23:46 | カメムシ | Comments(2)

ハサミツノカメムシ

エサキモンキツノカメムシを観察していたときのことである。
善福寺のミズキにも、玉川上水縁のミズキにも、何度か見られたカメムシの幼虫。

↓玉川上水縁にて。2009年7月9日。
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↓善福寺のミズキにて。2009年7月10日。
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見たことがない幼虫だった。
エサキモンキツノカメムシより少し大きい。
家に帰って「日本産幼虫図鑑」で調べてみたら、「セアカツノカメムシ」か「ハサミツノカメムシ」の5令幼虫に似ている。両者の違いはなかなかわかり辛いので、羽化を待つしかなさそうだ。

そして、羽化した成虫を見ることができた。
↓ハサミツノカメムシのメス。2009年7月14日。玉川上水縁
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面白いのは、最初はこんな状態だったことだ。
↓同個体
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ちゃっかり、エサキモンキツノカメムシの集団の中にいるのだ。
同じツノカメムシの仲間だから、同じ集合フェロモンを発しているのだろうか。
それとも、カメムシの仲間は種類が違っても集まる傾向になるのだろうか。

ハサミツノカメムシの名前の由来は、オスの腹の先にある角から来ている。ぜひオスも見たい。幼虫は何匹かいたから、見られる可能性があるはずだと、また調べに行った。そうしたら、予想通り見ることができた。

↓ハサミツノカメムシのオス。玉川上水縁。2009年7月16日。
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この個体も初めミズキにいたのだが、写真を撮っていたら、飛んで下草の上に降りてしまったもの。

善福寺では、昨日現在まだ幼虫で果たしてこれもハサミツノカメムシなのか確証はない。
しかし、今年最初にエサキモンキツノカメムシが産卵していた井の頭のモミジの葉にも、今日、ハサミツノカメムシのオスがいたので、善福寺の幼虫もたぶんハサミツノカメムシだろう。

↓井の頭公園のハサミツノカメムシ。2009年7月18日。
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ということで、なぞの幼虫はハサミツノカメムシだった。そして観察してわかったことがいくつかある。

どの個体もエサキモンキツノカメムシの見られる木にいたということ。
特に上水縁の個体は、エサキモンキツノカメムシと混じっていたこと。
ハサミツノカメムシ自身(少なくとも5令幼虫)は仲間と一緒にかたまっていることはないこと。
本で調べた限りでは、ハサミツノカメムシの親は卵や幼虫を保護する習性はないそうなので、孵化した幼虫もばらばらに行動しているのかもしれない。

ハサミツノカメムシがこのように観察できるのは、普通のことなのか、それとも今年が特別なのか、それは来年、再来年の観察を待たないとわからない。
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by 2008oharu | 2009-07-18 20:48 | カメムシ | Comments(0)

エサキモンキツノカメムシの羽化

羽化の全過程は見られなかったが、後半の部分を少しだけ見られた。

↓脱皮の後半。善福寺にて。2009年7月17日。
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逆さになって脱皮し、下に折り曲げていた頭を起こし、脚を伸ばして葉につけ、一気に抜け出る。
そのあと方向転換して固まるまでじっとしている。
だいたい他のカメムシと変わりはない。
色も薄いグリーンのままで、それほど劇的な変化はない。

脱殻は予想通り、しばらくすると糸を引いてぶら下がり、やがて落ちてしまう。
このようなシーンを2場面見られた。
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by 2008oharu | 2009-07-18 10:01 | カメムシ | Comments(0)

その後のエサキモンキツノカメムシ

今年は、エサキモンキツノカメムシが産卵した場所が、とても観察しやすい場所だったので、親から離れたあとの幼虫の成長を追って見ることにした。

産卵から2令まではこちら

↓親から離れた2令幼虫たち。
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集団でぞろぞろ移動しながら、ミズキの実で吸汁。

↓3令と思われる幼虫たち。
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やはり、集団でぞろぞろ移動しながら実を吸汁したり、かたまって休んでいる。

↓4令に脱皮。
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なぜか4令集団というのをあまり見なかった。

↓5令集団
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集団は同じ年齢のものだけとは限らず、いろいろな年齢の幼虫が仲良く集まっていることも多い。

↓異年齢集団
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3令(小さくて丸い)から4令(四角い)・5令(一番大きくて楕円形)が混じっている。

↓羽化
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羽化するときも集団の中で、次々と。脱皮する瞬間は見られなかった。
脱殻はすぐに落ちてしまうのか、見当たらない。(幼虫の脱皮後は、脱殻がすぐ落ちた。)
羽化したては白っぽく、だんだんに色がついてくる。

以上は、すべて2009年7月1日から14日までの2週間のできごとで、場所は善福寺と玉川上水縁の2ヶ所が混ざっている。

↓今現在もぞくぞくと羽化待機中。
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エサキモンキツノカメムシは、年1化なので、この後羽化した成虫は、成虫で越冬し、翌年の6月ごろに産卵するらしい。幼虫時代はけっこう短く、ずいぶん長い間成虫で生き続けるわけだ。

ところで、観察中にまだ産卵している成虫もいた。遅れて相手を見つけたメスなのか。まさか、2化めに挑戦しているわけではないだろうが…。

エサキモンキツノカメムシは(他のカメムシの中にも多いが)、生まれてから羽化するまで集団で生活する習性がとても強いことがよくわかった。
そして、面白いことに、その集団のなかには、たまに別の種類のカメムシも混ざっていることがある。
それはまた次回で。
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by 2008oharu | 2009-07-16 21:34 | カメムシ | Comments(2)

カメムシの幼虫

カメムシ・シリーズ。
最近であったカメムシの幼虫。

↓シマサシガメの弱令幼虫?2009年7月3日。玉川上水縁。
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初めは、キバラヘリカメムシの幼虫かと思った。

しかし、キバラヘリカメムシは胸の辺りが黄色いし、頭の感じが違う。上はいかにもサシガメの形だ。
幼虫時代に黄色くなるサシガメで思いつくのはシマサシガメなのであるが、なかなか画像のような幼虫はヒットしない。それでも検索しまくって、やっと似たような画像に行き当たった。その説明も、「シマサシガメの幼虫らしい。」とある。でも可能性は高いだろう。

↓シマサシガメの幼虫② 2009年7月4日。井の頭
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こちらは、シマサシガメの特徴である脚の縞々もはっきりでているので、たぶん合っていると思う。

シマサシガメの成虫は、ヨコヅナサシガメの成虫と似ているのだが、この脚に縞々があることと、大きさが小さく、少し細身であることから、違いはわかる。

↓シマサシガメの成虫。2009年6月6日。井の頭
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シマサシガメはヨコヅナサシガメの幼虫と違って、群れてはいず、どちらも単独で見つかった。その生活史も実はあまりよくわからない。

追記:
今日、ネット・サーフィンをしていたら、私が見つけた二つの幼虫とそっくりの画像に行き当たり、それは「オオトビサシガメ」の幼虫だと記されていた。
さらにリンクを辿っていくと、オオトビサシガメを飼育した方の写真に行き当たり、かなり確からしい。

オオトビサシガメはサシガメの中でもかなり獰猛なたぐいで、人間も刺されると相当痛いそうだ。
↓オオトビサシガメの成虫。2008年9月21日。井の頭。
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なので、上に記載した2匹の幼虫は、どちらもオオトビサシガメの幼虫らしいと訂正。
ま、サシガメだろうという予想だけは当たっていた。


もう一つ、最近見つけた幼虫。
↓ウズラカメムシの幼虫。2009年7月4日。井の頭
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ウズラカメムシの成虫は何度も見てきているが、幼虫は初めて。

↓こちらは、同場所の成虫と幼虫
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成虫もけっこうユニークな形をしている。イネ科の植物を食べるようだ。
この場所にはたくさんウズラカメムシがいた。
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by 2008oharu | 2009-07-05 22:59 | カメムシ | Comments(0)

カメムシたちの孵化

カメムシの話が続くが…。(さらに続く予定)

まず、5月22日に産卵を観察したヨコヅナサシガメが今日孵化した。

↓ヨコヅナサシガメの孵化。2009年7月4日。井の頭
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昨日見にいったときは、孵化していなかったし、今日Aさんが孵化し始めていたと教えてくれたので、今日孵化したことはまちがいないだろう。
つまり、産卵から孵化まで43日かかったことがわかる。
そして、この木で3サイクル目の幼虫生活が始まるようだ。

家のガラス戸で産卵したチャバネアオカメムシは、小さなハチに寄生されて孵化しなかった。
その後、あちこちで見かけたチャバネアオカメムシらしき卵や前に書いたマルカメムシの卵にも、よくハチがついている。
寄生される確率がかなり高そうだ。

そんな中で昨日やっと寄生されずに無事孵化したチャバネアオカメムシを発見。

↓チャバネアオカメムシの孵化。2009年7月3日。玉川上水三鷹区域。
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エサキモンキツノカメムシのように、親が卵を守っている場合は、かなり高確率で無事に孵化しているようだが、そうでない場合は、寄生される場合がとても多いのではないだろうか。

だが、ヨコヅナサシガメは親もいないのに、今回も無事孵化した。
外来種だから、寄生するハチがいないというようなことはあるのだろうか。
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by 2008oharu | 2009-07-04 22:13 | カメムシ | Comments(0)

カメムシいろいろ

カメムシは、写真を撮るには楽な昆虫だ。
あまり飛ばないし、動きもそれほど素早くない。
それで、目に付くとすぐにカメラを向けてしまうので、カメムシの写真がどんどん増える。

でも、小さいものが多く、コンデジでは撮れない場合もある。
撮れても、なかなか名前が調べられなくてお蔵入りしてしまう場合もある。

最近撮ったカメムシや、名前が判明してお蔵から目出度く救出されたものをいくつか紹介。

↓アカアシカスミカメ。2009年6月29日。裏高尾林道
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コンデジでなんとか撮れる大きさ。
小さいけれど、とてもきれいな色をしている。
同じ植物に何匹か集まっていた。

カスミカメ科はのカメムシは、みんな1cm以下の小さいものばかり。以前は、メクラカメムシ科と呼ばれていたのだが、おそらく差別用語になるという配慮から、科名がかわったのだろう。私の図鑑は古いので、以前の科名でしか調べられない。こういうときは、やはりネットが便利だ。

↓クチブトカメムシ。2008年6月27日。高尾森林科学園内
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ちょうど一年前に見つけたカメムシ。ちょっと名前に自信がなく、放置していたが、今回もう一度調べなおす。
というのも、体つきや色・模様にあまり特徴がないからだ。
でも、しっかりと幼虫を突き刺して体液を吸っていることから、クチブトカメムシ類であることはわかる。
こんなにあごの部分が伸びるとはびっくり。

↓クビアカサシガメ。2009年6月29日。裏高尾林道
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この1カットしか撮れなかった。
かなり特徴がはっきりしているが、図鑑でも、ネットでも、今まで見たこともないカメムシだ。
体型からサシガメだろうと当たりをつけてみたが、いつも検索に利用しているサイトには出ていない。
諦めかけていた時、やっとたどり着いたサイトで名前がわかった。
ちょっと珍しいカメムシなのかもしれない。

↓トゲカメムシ。2009年6月29日。裏高尾林道
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これもあまりにも地味なカメムシなので、逆にこの名前でよいのかどうか迷う。あちこち検索してみて、たぶんあっていると思うに至った。あちこちのサイトでも地味なカメムシと書かれている。
名前の由来も、背中の横張りの先がとがっているといった程度の理由なのだそうだ。

ところで、昨年同じ場所でカメムシの幼虫を見た。
↓カメムシの幼虫。2008年5月23日。裏高尾林道
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このとき、この幼虫は、トゲシラホシカメムシだろうと思った。
けれど、同じような場所にいたので、上のトゲカメムシと同種である可能性が高い。
どちらかの名前が間違っているのかもしれない。

↓ヒメツノカメムシ??2009年6月29日。裏高尾林道
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これは、小さいし、写真がちょっとぶれているので、なかなか同定できない。
成虫と幼虫がいっしょに写っている。数匹が群れていた。

↓ヒメナガカメムシ??2009年7月3日。玉川上水三鷹区域
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これもかなり小さいのは、ヒメジョオンの花と比較するとわかると思う。しかも特徴があまりない。でも、体型からナガカメムシの仲間だろうと思う。ヒメジョオンのあちこちにいて、ほとんどが交尾中だった。

↓メダカナガカメムシ。2009年7月3日。玉川上水三鷹区域。
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体長5mm程度である。
このときばかりは、一眼とマクロレンズが必要だと思った。
何枚か撮ったが、ほとんどが姿のよくかわらない写真になってしまった。
上から体がわかるように撮った写真は惨敗。
それでも、ヒントはクズの葉にたくさんいたことだ。それもほとんど交尾中。
名前は意外に簡単にわかった。
「メダカ」という名前の由来は、目がでっぱっているからか。

というわけで、まだまだお蔵入りの写真もあるのだが、目に付くカメムシを片端から撮って調べた結果である。
ちょっと環境が変わると、ちがった種類に出会える。カメムシもかなりのバリエーションがあるようだ。
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by 2008oharu | 2009-07-03 21:03 | カメムシ | Comments(2)

今年もハートで子育て

先日井の頭でエサキモンキツノカメムシが産卵しているところを発見。
1本のモミジの木にざっと目に付くだけで20匹はいただろうか。
交尾中のものもいれば、卵がすでに孵化寸前のものもいる。

↓モミジに産卵したエサキモンキツノカメムシ。2009年6月20日。井の頭
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ほんとうは、みな頭を下にしているのだが、撮影のために引き寄せて向きが不自然になってしまった。
エサキモンキカメムシは、普通ミズキに産卵することが多いのだが、そばにミズキがあれば、違う葉にも産卵するようだ。今回も、となりにミズキがあった。

この現場を見たAさんが、善福寺でもたくさん産卵していると教えてくれたので、行ってみた。

↓善福寺のミズキに産卵したエサキモンキツノカメムシ。2009年6月24日。
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こちらはもう孵化している。2令になると、親の保護を離れて、独り立ちする。
このミズキにもざっと目につくだけでも10匹以上は産卵していた。
ミズキの実もたくさんなっているので、独り立ちした幼虫たちはすぐに食事にありつけそうだ。

今回思ったことは、エサキモンキツノカメムシは、一箇所にたくさんの個体が産卵することが多いということ。
ミズキの実がなっている木はほかにもたくさんあるのだが、まったくカメムシが見当たらない木と、かたまって産卵している木があるのだ。

ということは、このカメムシも生まれてからずっと集団生活していた可能性が大きいということなのだろうか。
もし、親が飛び回ってふさわしい木を探して産卵するのであれば、もっとばらけていてもよさそうである。

カメムシは、群れて暮らし、けっこう狭い範囲で一生を終えるのかもしれない。
このハートのある子守カメムシも、幼虫が独り立ちし始めると、その生涯を終えるそうだ。
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by 2008oharu | 2009-06-25 11:14 | カメムシ | Comments(0)

マルカメムシ

マルカメムシは、5mmぐらいの大きさのカメムシで、ちょっと見は甲虫のような見かけで、カメムシには見えない。
しかし、匂いは強烈なのだそうだ。(未だ幸いにも嗅いだことがないのだが。)
春から秋まで、クズやフジ・ハギなどにたくさんたかってその汁を吸い、冬は成虫で集団越冬する。その時家の中に入ってきたり、また作物も食害するので嫌われ者だ。

↓マルカメムシ。2005年7月2日。玉川上水縁。
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たいてい集団でいる。
↓2007年7月20日。玉川上水縁。
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↓さらに、鳥肌ものの大集団。2009年4月29日。何百と集まっていることもあるそうだ。
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幼虫はエイリアンのよう。
↓マルカメムシの終令幼虫。
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↓親子?仲良く。2007年7月21日。
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体に毛が生えているが、クズの茎にも毛が生えているので、カモフラージュなのだろうか。

さて、先日、このマルカメムシの卵を見つけた。
↓マルカメムシの卵。2009年6月6日。
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写真はすべて玉川上水縁のクズ。卵はその側の手すりに産み付けられていた。
よく見ると、小さな虫がいっしょに写っている。
どうやらハチのように見える。

先日のチャバネアオカメムシの卵のように、この卵もハチに寄生される運命なのかもしれない。
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by 2008oharu | 2009-06-21 21:30 | カメムシ | Comments(2)
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近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


by 2008oharu
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