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アカタテハ

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↑越冬中のアカタテハ。井の頭小鳥の森。2003年12月30日。

アカタテハを初めて撮ったのは、上の写真。
足元の枯れ葉の上で翅を広げて日光浴している越冬中の成虫だった。

アカタテハはそれほど珍しい蝶ではないはずだが、その後なかなか目にするとがなく、
マイフィールドにはあまりいない蝶なのではないかと思っていた。
別のところでもたまに目にすることはあっても、そう多くはないし、カメラを持っていないときが多く、上の写真以外、長いことカメラに収めることができなかった。

この夏高尾にオオムラサキを見に行ったとき、同じ木の樹液を吸いに来ていたアカタテハを、ほんとに久しぶりに見、初めて裏翅をカメラに収めることができた。
なかなか複雑な模様である。
↓アカタテハの裏翅。2008年7月19日。高尾山にて。
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玉川上水縁には2~3箇所、カブトムシを呼び寄せるためか蜜のようなものが塗りつけてある木がある。
そこには昼間はカナブン・スズメバチとともに、ルリタテハ・アカボシゴマダラ・ヒカゲチョウなどが蜜を吸いに来ている。
昨日は、そこに見慣れない蝶が来ていると思いカメラに撮って見たら、アカタテハだった。
マイフィールドでは5年ぶりに見たアカタテハだ。
今日も別のところにで見たが、たぶん同じ個体だろう。
たくさんのカナブンが集まっているところへ飛んできて、カナブンを押しのけるようにして蜜を吸いだした。
↓2008年7月31日。玉川上水縁にて。
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幼虫はイラクサ科やニレ科を食草としているそうだが、マイフィールドのどのへんで繁殖しているのか探してみたい。
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by 2008oharu | 2008-07-31 20:53 | | Comments(0)

エゴヒゲナガゾウムシ パート2

前回偶然に発見した奇妙な顔面の虫がエゴヒゲナガゾウムシであると判明したこと、
また、長いこと探していたメスをやっと見る機会があったと書いた。

前の記事

その後、エゴノキをチェックしていたら、なんとエゴヒゲナガゾウムシだらけ。
今が旬なのだろうか。

↓オスとメス。玉川上水縁。2008年7月29日。
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交尾していたように思われるが、カメラを近づけたら離れてしまった。

↓エゴノキの実をかじるメス。
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食べているのではなく、産卵するための穴を開けているのだそうだ。
メスの顔はなかなかかわいい。
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↑↓実におしりを差し入れて産卵するメス。
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オスが見守っている。

とにかくユニークな顔の夫婦が楽しい。

卵は実の中で孵化して、実を食べながら育つらしい。
エゴサポニンという有毒物質をもつ堅いエゴノキの実は、ヤマガラが食べることぐらいしか知らなかったが、
他の生き物が嫌うような実でも、あえてそれを食べることによって繁栄への活路を見出そうとするものがいるということを改めて感じた。
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by 2008oharu | 2008-07-30 18:19 | 甲虫 | Comments(2)

オオヤマトンボ

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↑オオヤマトンボ。2007年7月26日。善福寺公園にて。捕獲したものを撮らせてもらう。
オオヤマトンボというトンボをこのとき初めて知った。
一見するとオニヤンマかと思ってしまうが、いくつかの相違点がある。
一つは大きさが少し小さい。
頭部と胸部に金緑色の光沢がある(オニヤンマにはない)。
顔面に上下2本の黄色い線が入っている。
腹の黄色い線の入り方が違う。
そして、オニヤンマは通常池にはいない。(川にいる)

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↑オオヤマトンボのヤゴの脱殻。2008年7月21日。井の頭プールにて。
使われなくなったプールにどんな生き物がいるか観察する会のため、
下見をしたら、上のようなヤゴの脱殻を発見した。
4cmぐらいもある大きなものだ。
図鑑をみると、体型・大きさ・模様などから、オオヤマトンボのヤゴではないかと思われた。
しかも、この脱殻が数個見つかる。
オオヤマトンボはこんなところでも繁殖するのかと半信半疑。

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↑オオヤマトンボのヤゴ。2008年7月27日。井の頭プールにて。
観察会の本番。プールの底を網ですくったら、いろいろなヤゴが捕れたが、そのうちの一つが生きているオオヤマトンボのヤゴだった。
いっしょに写っているのはコシアキトンボのヤゴ。
大きさの違いがわかる。

↓オオヤマトンボのヤゴの中令か。
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同じくプールで見つかったヤゴ。左は翅がまだ伸びてきていないヤゴだが、体型や模様などから、オオヤマトンボの中令ぐらいのヤゴではないかと推測できる。

折りしも、プールの上を大きなトンボが2回ほど旋回していった。
それがオオヤマトンボであると確証はないが、可能性は高いと思う。

成虫のオオヤマトンボをぜひ見つけて撮りたいと思った。
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by 2008oharu | 2008-07-28 23:28 | 蜻蛉 | Comments(0)

エゴヒゲナガゾウムシ

2008年7月16日、いつもの玉川上水縁の手すりにこんな虫を見つけた。

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撮った写真を拡大して見て、その顔の部分のあまりの奇妙さにびっくり。
甲虫であることは確かだ。大きさや体型からまずゾウムシの仲間かと思った。
家に帰って図鑑で調べたが、このような顔のゾウムシは見当たらない。
次いでコガネムシやカミキリムシなどいろいろな甲虫を見たが、わからない。
ネットで心当たりを片端から調べたが、このような昆虫は出てこなかった。

結局、掲示板でたずねて、やっと「エゴヒゲナガゾウムシ」とわかった。
名前の通り、エゴノキの実につくようだ。
このシュモクザメのような出っ張った目をしているのは、オスで、メスは顔つきが違うらしい。
「ウシヅラヒゲナガゾウムシ」と別名が付けられるような顔らしいのだ。

それで、なんとかメスも見たいと、オスがいたあたりをチェックしてきたが、見つけられなかった。

今日、かんさつ会があって、人が見つけた虫を見せてもらったら、なんとメスではないか!
↓エゴヒゲナガゾウムシのメス。2008年7月27日。井の頭公園にて。
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牛面というか、馬面というか。
雌雄がこれほど違う顔を持っているのも不思議だし、どちらもかなり奇妙。
身近な小さな虫の面白さにまたびっくりさせられた。
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by 2008oharu | 2008-07-27 22:12 | 甲虫 | Comments(0)

テングチョウの幼虫

前にテングチョウの幼虫や蛹を見ていないので、見たいと書いた。

前のテングチョウの記事

先日テングチョウがエノキの若芽に産卵している場面にであった。

↓テングチョウの産卵。2008年7月16日。玉川上水縁のエノキにて。
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テングチョウが去ったあと、必死に枝を引き寄せて卵を見つけようとしたが、見つけられなかった。でも、産卵場所がわかっていたので、孵化した幼虫が見られるかもしれないと思い、何度がチェックしてきた。

そして、今日チェックしたら、若い葉に食痕がある。また枝を必死で引き寄せてみると、小さな幼虫がいた。
↓テングチョウと思われる幼虫。2008年7月25日。
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これからどんな風に育っていくのか、観察できるといいのだが。

追記:
その後、幼虫が一回脱皮するところまでは確認できたが、以降見失ってしまった。
蛹が見られなくて残念。


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by 2008oharu | 2008-07-25 20:40 | | Comments(1)

エビイロカメムシ

このカメムシは幼虫が面白い。
↓2007年7月20日。玉川上水縁。エビイロカメムシの幼虫。
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初めに幼虫を見て、面白いと思い名前を調べた。
スズキなどのイネ科を食そうとするカメムシの幼虫で、その名前も幼虫の色から来ているように思う。

成虫はこんなまともな形で、特に面白みもない。
↓2008年6月7日。同じ場所。
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今年も、昨年と同じ時期にまた幼虫が同じところで見られた。
↓2008年7月21日。玉川上水縁。エビイロカメムシの幼虫。
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昨年のものより小さく、まだ弱令幼虫のようだ。
それにして、この狭い一角で何代も世代を交代してきているのだろうか。
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by 2008oharu | 2008-07-23 22:08 | カメムシ | Comments(2)

カブトムシ

昆虫は面白いと思っているが、カブトムシなどにそれほど強い魅力を感じたことはなかった。
ただ大きくて単純な感じがするからか。そこがいわゆる「昆虫少年」たちとは違うところだ。
コクワガタなどは、かわいいし、さわり心地もよいとは思う。

けれど、昆虫の話をしていると、まず聞かれることは「カブトムシはいますか。」ということ。
昆虫といえばまずカブトムシ類を思い浮かべる人がとても多いようだ。

カブトムシは夜行性なので、自然の状態を観察するのはちょっと難しく、
それやこれやで、有名な昆虫なのにあまり観察する機会はなかった。

でも、今年はほんとにカブトムシはマイフィールドにちゃんと生息しているのか確認したい気持ちもあって、少し注意を払っていた。

先日、昼間に鳥を観察しているときに、人が見つけたカブトムシを撮らせてもらった。
樹液の出るクヌギの木の根元にもぐっていたようだ。
↓2008年7月14日。K公園にて。
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その後樹液の出ているクヌギをいくつかチェックポイントの入れて、観察を続けているが、自分でカブトムシを見つけることはできなかった。
だいたいそういう木の根元は、誰かが掘り返していることが多い。

ところが今日、ぜんぜん思ってもいないところで、カブトムシを目にした。
↓玉川上水の手すりの陰にて。
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こんなところで暑さを避けているのだろうか。
カブトムシは黒い体色をしているので、熱を吸収しやすく、夏の昼間に日に当たっていると、体温が高くなりすぎて死んでしまうとも聞いている。
なんかクモの巣や脱殻のようなものをまとっていて、絵にならないので、お休み中申し訳ないが、捕まえてまず地面に置いてみた。
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捕まえたときの感触はさすがにカブトムシ。抵抗が強い。きっとこの力強さが、魅力なのだろう。

しかし、地面に置いても飛んで逃げるわけでもない。
さらに木に這わせてみると、しばらくもぞもぞしていたが、やがて木の上の方へ上っていった。
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誰かが飼育個体を逃がしたのでない限り、一応マイフィールドにもカブトムシは生息していると言っていいようだ。
生息可能な自然がどんどん狭まり、しかも、人間たちにたくさん捕まっているのにもかかわらず、まだ絶滅はしていないようで、少し安心。
これからもカブトムシが自然に繁殖できる環境を守りたいものだ。
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by 2008oharu | 2008-07-22 22:04 | 甲虫 | Comments(0)

赤星のあるアカボシゴマダラ

16日、上水を歩いていた時、上水からふわっと出てきた蝶があり、
初めの印象は、アサギマダラのようだったが、すぐにアカボシゴマダラだろうと思った。
飛んでいった方向にはエノキの大樹がある。
産卵しに来たかとあちこちさがしたが、木が大きすぎて見切れず、確認できずに終わった。

そして今日、少し上流のエノキをふと見ると、幼虫がいた。
背中の突起が4対あり、角の感じもアカボシゴマダラのようだ。
↓上水縁の幼虫。
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幼虫を見ていると、アカボシゴマダラの成虫が現れ、
そのエノキの上の方に逆さに止まって、産卵し始める。
↓エノキに産卵中のアカボシゴマダラ。
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赤星の見えない白い春型とちがい、しっかり赤星がついているのも見て取れた。

そばのエノキに普通のゴマダラチョウも2頭現れたが、改めて大きさの違いも実感させられる。
今後の展開がますます気になってきた。

前のアカボシゴマダラの記事
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by 2008oharu | 2008-07-22 01:53 | | Comments(0)

コミスジの幼虫を求めて

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2008年6月14日、善福寺公園で、こんな幼虫を見つけて写真に撮った。
家に帰って図鑑を見ると、なんとコミスジの幼虫に似ている。
ネットで調べてみても、やはりコミスジの幼虫のようだ。
今までコミスジはたくさん見てきたが、その幼虫を見たのは初めてだ。
翌日同じところへ行ってもっとよく調べようと思ったが、残念なことに見当たらない。

私の持っている昆虫図鑑には、コミスジの食草はハギとある。
しかし、善福寺の幼虫がついていた葉はハギではない。
最近よく見かけるつる性の植物なのだが名前がわからなかった。
その後人に聞いたりネットで調べたりして、ヤブマメらしいとわかった。
そして、しばらくヤブマメを見つけるたびに、幼虫をチェックしたが、見つからなかった。

6月27日に高尾の森林科学園に行った。
そこでなんとなく藪をチェックしていると、なんとまた幼虫を発見。
同じくヤブマメについている。

もう一度ネットでいろいろ検索してみると、コミスジはクズの葉も食草とすること、
そして、食痕が特徴的であることがわかる。
それで、ヤブマメばかりでなく、クズの葉もチェックするようにした。

しばらく何の成果もなかったが、幸運は忘れた頃にやってきた。
7月15日、クズの葉でネットで見た食痕を発見。
幼虫は虫眼鏡で見ないとわからないような小さなものだったが、確かにいる。
↓クズの葉の幼虫。善福寺。2008年7月15日。
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そして、ヤブマメにも同じような食痕と幼虫を、次々に発見できるようになった。
また、玉川上水縁でも見つけられた。
幼虫は少しずつ大きくなり、初めに発見した姿に近づいてきている。
↓7月18日
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↓7月20日
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そしてさらに、蛹も発見。
↓コミスジの蛹。善福寺。2008年7月20日。
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前のブログにコミスジの幼虫を見てみたいと書いたが、それがやっとかなえられた。
前のコミスジの記事

図鑑には食草はハギとしか書いてなかったが、ハギもヤブマメのクズもマメ科の植物で、コミスジはかなり広範囲に食草を選んでいることも確かめられた。
珍しい昆虫を発見するのも楽しいが、こうして、身近な昆虫の生態を自分で見つけていくのもなかなか楽しいものだ。
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by 2008oharu | 2008-07-20 22:40 | | Comments(0)

オオムラサキ、リベンジ

オオムラサキ・センターへのプチ遠征は不満足に終わった。
しかし、高尾でも羽化が始まっていると聞いて、天気の回復を待って行ってみた。


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↑すぐにコナラの樹液を吸っているオオムラサキが目に入った。
しかし、翅を閉じているのでオスだか、メスだかわからない。
時々もう1頭飛んでくるが、一回りして止まらずに行ってしまう。
さらにアカタテハが来て、樹液を吸っている個体も飛んでいってしまった。
ちょっと諦めモードに入った頃、再び飛んできた個体は、
カンブンなどを追い払いように翅を開いたり閉じたりしたので、やっとオスだとわかった。

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↑オオムラサキのオス。

自然な状態のオオムラサキが見られて、暑い中高尾まで行ったかいがあった。
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今日は結局オオムラサキに関してはオスしか見られなかったが、
樹液には、カナブンのほか、スミナガシ・アカタテハ・ルリタテハなど豪華メンバーが訪れていた。
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by 2008oharu | 2008-07-19 21:46 | | Comments(0)
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近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


by 2008oharu
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