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モンクロシャチホコ

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↑モンクロシャチホコ。2008年8月27日。玉川上水縁。

白い地に黒い(青い部分もある)紋がついている、ちょっとしゃれた蛾である。
しかし、モンクロシャチホコという名でネット検索すると、たいてい幼虫がヒットすることが多い。
というのも、モンクロシャチホコの幼虫は桜などの木の葉を著しく食害する害虫だからだ。

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↑桜の幹にいるモンクロシャチホコの幼虫。2007年9月12日。善福寺。

私がモンクロシャチホコの名前を知ったのは、昨年この幼虫の名前を調べたときだった。
なぜ、この幼虫の名前を調べたかというと、この時期、ツツドリという鳥が盛んにこの幼虫を食べているのを見たからである。

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↑桜の木で、モンクロシャチホコの幼虫を捕食するツツドリ。2007年9月21日。井の頭。

この年は例年になくツツドリが次から次への井の頭や善福寺に現れたが、
同時にこのモンクロシャチホコが大発生していると新聞にも書かれた年だった。
つまり、ツツドリが多く見られたのは、モンクロシャチホコの大発生のせいだったとも言える。

さて、今日は、善福寺の確かウメの木だったように思うが、このモンクロシャチホコの弱令幼虫と思われる毛虫が、びっちりついている枝があった。
毛虫が苦手な方は、このブログへはお出でにならないとは思うが、少し気持ちが悪いかもしれない写真をあえて載せる。
というのも、モンクロシャチホコは、シャチホコガの仲間であり、シャチホコガは、幼虫がシャチホコのような形に体をそらせるのが特徴なのだ。
上の写真では、一見普通の毛虫にしか見えないが、下の写真の中の何匹かは、しっかり体をシャチホコ状にそらせているのがわかる。

↓モンクロシャチホコの幼虫。2008年8月29日。善福寺。
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今年のモンクロシャチホコの発生具合はどうなのだろうか。たくさん発生すれば、またツツドリがたくさん見られるのだろうか。
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by 2008oharu | 2008-08-29 20:32 | | Comments(0)

ウスバキトンボ

ウスバキトンボは東京では夏から秋に見られるトンボだ。
川の近くの広場のようなところで、群れになって飛び回っていることが多い。
今まで見たところでは、三角公園・野川・玉川上水・善福寺川緑地など。

いつも休みなく飛び回っているので、なかなか写真には撮れず、記録が残せない。

↓ウスバキトンボ。2006年7月8日。玉川上水縁。
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上の写真は唯一、止まっているのを発見して撮った写真である。

あとは、こんな写真しかない。
↓クモの網にかかったウスバキトンボ。三角公園。2006年7月29日。
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先日、三角公園で飛んでいるところを撮ろうと狙ったが、やはり撮れなかった。
でも、群れで飛び回っている姿が一番ウスバキトンボらしいのだ。

ウスバキトンボは、南の国のトンボで、春に日本に渡ってくる。
関東で見られるのは、途中で産卵された第二世代か第三世代のウスバキトンボらしい。
そして、日本の南西諸島あたりでしか越冬できないので、関東ではもちろん、
冬を越すことなく死んでしまう。アサキマダラのように、秋に南下することもない。
次の年に見られるのは、また南の国で発生した個体なのだそうだ。
また、同じところに長く留まることなく、次々と移動していくらしい。

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恥ずかしい飛翔写真。2008年8月20日。三角公園にて。
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by 2008oharu | 2008-08-28 20:16 | 蜻蛉 | Comments(0)

ササキリ

ササキリは、2cmぐらいの小さなキリギリスの仲間。

↓ササキリのメス。2008年8月27日。井の頭公園小鳥の森。
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小さいことと、体の上面の茶色が特徴的で、見分けやすい。
ほんとは腹の部分に縞模様もあるのだが、今日見た個体ははっきりしない。
羽化したばかりなのだろうか。

↓2006年9月10日。玉川上水縁。ササキリのメス。
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こちらは、体の縞模様がはっきりわかる。
ほぼ毎年この近辺で見られているので、このあたりで繁殖しているのだろう。
しかし、私が見るのはいつもメスばかりだ。(産卵管がある)

ところで、ササキリの幼虫はさらに小さくてかわいい。

↓ササキリの幼虫。2005年7月23日。神代植物園にて。
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毎年成虫が見られるのに、幼虫は上の1回しか見ていない。
夏の初めにもっと注意して見ればよかった。
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by 2008oharu | 2008-08-27 21:37 | バッタの仲間 | Comments(0)

ムラサキシジミの幼虫?

コナラの葉が丸まっていたので、開いてみた。
↓丸まっているコナラの葉。2008年8月12日。玉川上水。
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↓広げた葉の中にいた幼虫。
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シジミチョウの幼虫だ。
アリがたかっているのは、幼虫が出す蜜を吸うためらしい。

今の時期、コナラに幼虫としているのは、なんだろうか。
家に帰っていろいろ調べて、たぶんムラサキシジミだろうと思った。

ムラサキツバメの方は去年見つけたのに、
もっと普通種のムラサキシジミの幼虫は見たことがなかった。
(普通種の蝶で、なかなか幼虫が見つけられないものはけっこう多い。)
アラカシなどを食樹とすると覚えこんでいたので、コナラをチェックしなかったせいもある。

ムラサキシジミであることを確かめるために、蛹になったら持ち帰って、羽化させようと楽しみにしていたのだが、15日に確認したのを最後に、残念なことに見失ってしまった。

最近の成虫の写真から。
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裏翅は地味だが、翅を広げたとき、メタリックな紫色がとても美しい。

ムラサキシジミの以前の記事
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by 2008oharu | 2008-08-25 20:59 | | Comments(0)

いつのまにか帰ってきたムラサキツバメ

昨年の9月、近所の公園のマテバシイにムラサキツバメの幼虫がたくさんいることを知った。
ムラサキツバメもかっては南方系の蝶といわれていたのだが、近年関東でも見られるようになった蝶だ。

↓昨年初めて見たムラサキツバメの幼虫。2008年9月20日。善福寺
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幼虫は食樹のマテバシイのひこ生えのような柔らかい葉を糸で綴ってそのなかに実を潜めている。
しかし、幼虫の出す甘い蜜を求めて、たいていアリが集まってきているので、まるまった葉でアリがいるところを探せば見つかりやすい。

昨年はそのうちの2頭ほどを家で飼育し、羽化させた。
↓ムラサキツバメの蛹
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↓羽化したムラサキツバメのオス。
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成虫はムラサキシジミに似ているが、少し大きいことと、尾状突起があることで区別できる。
成虫越冬なのだが、善福寺では成虫が見られなかったが、
和田掘公園で、メスの成虫を1月に見つけたので、近隣でも越冬していることは確かだ。

↓メスの越冬個体。
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さて、今年また善福寺のマテバシイにムラサキツバメはやってくるのか。
それはいつなのか。
確かめたくて、時々善福寺のマテバシイをチェックしてきたのだが、
成虫の姿も幼虫も、今までまったく見つからなかった。
昨年の例は、局所的な一時的な例だったのだろうか。
しばらく諦めてチェックもしなかった。

そして、昨日久しぶりに見てみたら、なんと幼虫がたくさんいるではないか!
いったいいつ成虫はやってきたのだろう。
見逃してしまって残念だ。
だが、ムラサキツバメはやはり今年も善福寺で繁殖していることはわかった。
↓2008年8月23日。ムラサキツバメの幼虫。善福寺にて。
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越冬明け個体は、なぜ善福寺で産卵しなかったのか。
他の場所で繁殖したのなら、それはどこだったのか。
産卵する成虫を今度こそ見てみたい。
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by 2008oharu | 2008-08-24 16:05 | | Comments(0)

モモスズメ

はっきりしない天気だが、昼過ぎ善福寺を散歩。
そこで思わぬ収穫が。

↓交尾中のモモスズメ。2008年8月23日。善福寺
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7~8cmはあると思う。
上の太い腹の方がメスなのだろう。
いろいろな角度から激写。
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下翅や下腹はピンクがかっている。

モモスズメの幼虫について調べていたら、前に見た幼虫ととても似ていることに気づいた。
私はサザナミスズメの幼虫かと思っていたのだが、もしかしたらモモスズメだったのかもしれない。

↓スズメガの幼虫。2005年9月23日。玉川上水縁。
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↓蛹化するため地面に潜り込んでいくスズメガの幼虫。2004年8月16日。野川公園。
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ところで、スズメガの幼虫の尾突起と縞模様に関して、ちょっと私見がある。
葉っぱがまるまった状態の擬態なのではないかと。
というのも、スズメガの幼虫かなと思ってよく見ると、葉っぱだったことが何度かあったから。
尾突起が葉柄に見えるのだ。

↓例えばこんな風に。
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by 2008oharu | 2008-08-23 16:43 | | Comments(0)

オオミズアオ

小鳥の森で、羽化中のオオミズアオを発見。
遠くからでも、木の幹に何か白い大きなものが貼り付いているように見える。

↓オオミズアオ 2008年8月20日。井の頭小鳥の森にて。
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まだ翅が伸びきっていないし、上翅と下翅の間に、何か黒い液がついていて、
翅が伸びるのを邪魔しているように見える。
蛹の殻から出るとき排出した体液だろうか。
一回りしてから、また様子をみようと一旦離れた。

小鳥の森であちこち観察した後、もう一度行ってみると、なんと姿がない!
飛び立ったのか。でも、飛ぶのは翅が伸びきってかなり経ってからのはず。
鳥などに捕食された?
人間に獲られた?
辺りの様子からも確かめようがなかった。

オオミズアオは月の女神と呼ばれるぐらい大きくてきれいなインパクトのある蛾だ。
↓初めて撮ったオオミズアオ。2005年6月12日。井の頭御殿山にて。
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↓オオミズアオの顔。目つきが鋭い。櫛状の触覚はオスの特徴。
ただし、口は退化している。何も食べずに交尾して命を終えるそうだ。
2007年5月10日。玉川上水縁にて。
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しかし、初夏の羽化個体はアオバズクなどの猛禽類に餌にもなってしまうようだ。
胴体のない翅が落ちているのをよく見かける。

初夏と秋の年2回羽化する(2化性)らしい。
私はたいがい初夏の羽化に出会うことが多いのだが、今年は出会えなかった。
そのかわり、かわいい弱令幼虫に出会った。

↓オオミズアオの弱令幼虫。2008年6月21日。玉川上水縁にて。
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この幼虫が大きくなって蛹になり、今頃羽化してくるのだろう。

↓大きな幼虫はなかなかインパクトがある。2005年10月22日。玉川上水縁。
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触ってみたい気がするが、たまに毛にかぶれることもあるらしいのでやめておいた。
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by 2008oharu | 2008-08-20 22:15 | | Comments(2)

マルタンヤンマ

マルタンヤンマがS公園で見られると聞いて行ってみて、初めて撮った写真がこれ。
↓マルタンヤンマのメス。2007年8月8日。S公園にて。
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この年はもう一度S公園でマルタンヤンマを撮ったが、やはりメスだった。
↓2007年8月24日。
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今年もマルタンヤンマがS公園で見られるというので、オスを期待して昨日行ってみたが、
出ていないようで、くたびれもうけに終わった。
今日は昨日より天気もよさそうなので、リベンジ。
そして、オスが見られた。
↓2008年8月19日。マルタンヤンマのオス。
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オスは2頭いた。
上のほうがきれいなので、若い個体かもしれない。
みんなフラッシュを光らせて撮っていたので、私も光らせた。目が白くなっているのはそのため。
フラッシュを光らせず、ISO感度を1600にして撮ったのはこちら。
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目の感じは自然になる。
メスもいた。
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マルタンヤンマはMFの善福寺公園でも見た人がいるが、かなり稀だ。
では、なぜ、S公園でよく見られるのか。
あるサイトの話によると、
昔はS公園にたくさんマルタンヤンマがいたそうだ。
その後減ってきたのだが、ある人がメスを捕らえて卵を産ませ、
孵ったマルタンヤンマを公園に放し、復活を期したという。
そのおかげで、今でもよく見られるのかもしれない。

青い複眼がとてもきれいなので、愛好家が多いトンボだ。
これからも毎年楽しませてほしい。
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by 2008oharu | 2008-08-19 21:30 | 蜻蛉 | Comments(0)

オニグモ

クモは昆虫ではないのだが、似た環境に似たように生息しているので、取り上げることにする。
↓善福寺。2008年8月17日。
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巨大なオニグモが、セミ(たぶんツクツクボウシだと思うが)を捕食していた。
セミが網にかかっても壊れない網の強さもなかなかなものだ。

ところで、このオニグモが突然ここに出現したことにもびっくり。

実は2008年7月7日に同じ場所で、オニグモを見たのだが、次の日に行ってみるといなかった。
↓そのときのオニグモ。
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そして、18日の今日、またあのオニグモはどうなったか見に行ったら、見つからない。
けれど、思い当たることがあって、近くのつづられた葉を少し破ってみた。

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そうしたら、どんぴしゃり!ちゃんとオニグモが中に。

オニグモは、作った網をたたんで、昼間は潜み、また作り直すことが多いという話を前に聞いたことがあったのだ。

今までそばにいたのに、このような葉のなかなどに潜んでいて、見つけられなかったのだろう。
前回から1ヶ月以上たっているので、かなり大きくなっているし、腹に白い模様がくっきり出ている。
これからは、オニグモが隠れているところにも注意してみよう。
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by 2008oharu | 2008-08-18 22:46 | 昆虫でない虫 | Comments(0)

ミンミンゼミの羽化

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2008年8月16日。井の頭公園。
夏の夜の楽しみの一つ。
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by 2008oharu | 2008-08-17 22:22 | その他の昆虫 | Comments(0)
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近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


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