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ミノウスバ

↓ミノウスバ 2008年10月29日。玉川上水縁
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別の虫を観察しているとき、このオレンジ色の蛾が目に入った。
丁度ネットで見たばかりだったので、たぶんミノウスバだろうと推測できた。
携帯用の図鑑で確認すると、10月に羽化し、幼虫の食草はマサキなどとある。
写真の成虫はたまたまサツマイモの葉の上にいる。
あとで周りを調べたら、少し葉なれたところにマサキがあり、
そこにもミノウスバが居た。どちらも♂らしい。
触覚が櫛状で、腹の先の毛が黒いのがオスの特徴で、
触覚はメスの匂いを嗅ぎ分けるために大きいのだそうだ。

実はミノウスバの幼虫は前から見たことがあったが、それは、マサキではなかった。

↓ミノウスバの幼虫。2007年5月12日。井の頭小鳥の森
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この幼虫はまるでアケビについているように見える。それで、もう一度辺りを確かめてみたら、やはりすぐ側にマサキがあった。これで納得。

↓ミノウスバの幼虫 2008年4月4日。三角公園側
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こちらは今年の春撮ったミノウスバの幼虫で、マユミについている。写真でもうじゃうじゃいるのがわかると思うが、こういう集団がたくさんいた。
マユミもマサキもニシキギ科の植物なので(と今回初めて知ったのだが)、ミノウスバはマユミも食草にしていることがわかる。

今回見たミノウスバの成虫は♂だったので、♀も見たいと思い、この三角広場のマユミとところへ行ってみた。
そうしたら、なんとほんとにミノウスバがいる!

↓ミノウスバの♀ 2008年10月31日。
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メスの特徴は、触覚が棒状で、腹の先の毛がオレンジ。

そして、さらに、産卵している♀もいた。
↓産卵するミノウスバ。
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産卵した卵を見てさらにびっくり。卵は毛で覆われている。
ネットで調べたら、メスは自分の体の毛を抜いて、卵にくっつけるのだそうだ。
産卵し終わると、力尽きてそのまま死んでしまうようだ。
このメスももう力尽きているのかもしれない。

↓毛に覆われた卵
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卵はこのまま越冬し、翌年食樹の新芽が伸びてきた頃孵化するらしい。
そして、4月の写真のようになる。
蛹は木の下などに作られるようだ。

まだ産卵していない♀の側には♂がいた。
♂は驚くとお腹の先を持ち上げて威嚇のポーズを取る。
写真を撮っていたら、披露してくれた。

↓♂の威嚇のポーズ
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開帳3cm足らず、体長は1cmちょっとの小さい蛾だが、その生態はなかなか面白い。
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by 2008oharu | 2008-10-31 17:00 | | Comments(0)

イボバッタ

イボバッタは家の庭でも近所の公園でも見られる、極めて普通の地味なバッタである。

↓2008年10月27日。三鷹市丸池公園にて。
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背中にいぼいぼがあるので、イボバッタというようだ。
緑色の個体はみたことがない。
いつも地面やコンクリのような人工物の上にいるので、緑だと目立ちすぎるのだろう。

今までの観察では、だいたい8月から10月に見られる。

↓2004年8月12日に見たイボバッタ。神代植物園
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幼虫や卵はみたことがない。
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by 2008oharu | 2008-10-29 23:08 | バッタの仲間 | Comments(0)

アカトンボの交尾・産卵

昨日丸池公園というところに行った。
そこには、児童の体験学習用に小さな水田がある。
刈り取りが終わって、でこぼこの地面のところどころに水がたまっているが、
その水面にたくさんのアカトンボのペアが産卵していた。

↓交尾するアカトンボ。2008年10月27日。丸池公園
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翅や胸の模様から、たぶんアキアカネだろう。
交尾した後、尾つながりで、水面を飛び、メスが水面に腹の先をつけて産卵する。

↓尾つながりで飛ぶアキアカネ。
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↓つながったまま産卵するメス。
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しかし、この水田は果たして春まで水がはってあるのだろうか。
せっかく産んだ卵が無事に孵って成長するまで水を入れておいてほしいものだ。

2008年10月11日には、善福寺の上池と下池の水路で、ノシメトンボの交尾を見た。

↓ノシメトンボの交尾
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このあと水路に産卵したと思われるが、この水路も必ずしも1年中水があるわけではない。
ここは昔はホタルが生息していたこともあったそうだが、ホタルとは言わないが、せめてトンボが暮らせる水辺であってほしいものだ。
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by 2008oharu | 2008-10-28 22:03 | 蜻蛉 | Comments(0)

アケビコノハの羽化 part2

朝、アケビコノハがまた羽化したと連絡を受けて、行ってみた。

↓羽化したアケビコノハの様子。2008年10月27日。井の頭小鳥の森
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左のカラスウリの葉の中に蛹があった。なかなか羽化しなかったので、気になっていた個体だ。

↓画像を回転させたもの
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アケビコノハは夜に羽化するそうだが、昼を過ぎてもこのままの状態だった。
それが、さすがに3時ごろ、飛んだという知らせがあり、再度見に行ってみた。
地面のそれこそ枯れ葉の上にいると、なかなか姿を見つけられない。
しっかり翅を閉じて、枯れ葉に擬態しているからだ。

そこで、ちょっとかわいそうだが、指で刺激してみたら、下翅を見せてくれた。

↓下翅のオレンジ色がきれい。
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アケビコノハは、刺激されてもあまり飛ばず、ばたばたと羽ばたいて地面を転がるようにして移動した。夜になったら、もっと活発に動くのだろうか。
果物の害虫といわれているが、どんなふうにして果物に穴を開けるのか見てみたいものだ。

前回の記事
幼虫・蛹の記事
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by 2008oharu | 2008-10-27 21:59 | | Comments(0)

チャバネセセリ

チャバネセセリの成虫は6月~11月に見られるそうだが、私は9月と10月にしか見たことがないので、私にとってはやはり秋の蝶というイメージである。

↓一番最近見たチャバネセセリ。2008年10月23日。立野公園
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花壇の秋植えマリーゴールドなどで見ることがとても多い。

↓マリーゴールドの蜜を吸うチャバネセセリ。2007年10月23日。立野公園。
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↓同日同場所。
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上はちょうど一年前に同じ場所で撮ったチャバネセセリ。イチモンジセセリに似ているが、後ろの表翅には白い点がないことがわかる。

↓昭和記念公園でも見たことがある。2004年10月1日。
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イチモンジセセリは秋にまたかと思うほどとても多く見られるが、チャバネセセリはそれほど多くは見られない。
地味な色で模様も薄っすらとしているが、なかなかかわいい。

おまけの2枚
↓2007年10月23日。立野公園のブッドレアに。
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↓2008年10月4日。立野公園。名前がわからない赤い花に。
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by 2008oharu | 2008-10-26 22:11 | | Comments(0)

クルマバッタモドキ

クルマバッタモドキに初めて出合ったのは、神代植物園で、その後もこの園では、8月~10月ごろに必ず見ることができる。その外昭和記念公園にも多く、ごく普通に見られるバッタのようだ。
しかし、近所の善福寺公園や井の頭公園では、いまのところ見たことがない。原っぱのような場所が好きなバッタだからだろうか。

初めて見たときは、トノサマバッタかと思ったが、背中の模様が違う。Xのような、あるいは、「く」の字を合わせ鏡で見たような模様が特徴だ。

↓クルマバッタモドキ。2008年8月13日。多磨霊園。
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茶色の個体が多いが、他のバッタと同じく、色違いもいる。しかし、全身緑のものはまだ見たことがない。地面の上にいることが多く、少し緑が混ざっていると、土に草が生えているような場所では迷彩色になるようだ。

↓緑が混ざった個体。2005年8月19日。神代植物園。
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もう一つ、後ろ脚がいやに赤く目立つ固体もいる。
↓後ろ脚の赤が目立つ個体。2004年8月12日。神代植物園。
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幼虫は薄茶色をしているが、背中にかすかにXマークが浮き出ている。
↓クルマバッタモドキの幼虫(たぶん終令)。2004年7月19日。神代植物園。
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↓緑色のクルマバッタモドキの幼虫。2005年7月23日。神代植物園。
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上の幼虫は、私にはとてもクルマバッタモドキには見えなかった。トノサマバッタの幼虫ではないかとずっと思っていたのだが、ネットを通じて尋ねたところ、モドキの方だと言われた。
未だにどこで判断するのかよくわからない。

そもそも、本家のクルマバッタも見ていない。
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by 2008oharu | 2008-10-25 22:34 | バッタの仲間 | Comments(0)

アオムシコバチ

9月15~17日に観察したキアゲハの前蛹・蛹に寄生蜂がついていたということを以前に書いた。
ネットで調べて、たぶんアオムシコバチという名前の寄生蜂だとわかった。

↓キアゲハの前蛹についているアオムシコバチ。2008年9月15日。
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↓同じキアゲハの蛹についているアオムシコバチ。2008年9月17日。
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その後蛹はどうなるのかと、側を通るたびに観察してきた。
そして、2008年10月16日に観察したら…。

↓寄生されたキアゲハの蛹
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すっかり変色して、4つも穴が開いていた。
ネットで見た例だと、一つの蛹からアオムシコバチが44匹でてきたという。

私が見たアオムシコバチは前蛹に2匹、蛹に1匹ついていた。(もちらん、私が見ていないときにもっと産卵したのかもしれない。)それぞれいくつぐらいの卵を産み付けるのか知らないが、出てくるときは最初に羽化した個体が開けた穴から次々に出るらしい。
それが出てくるところを見たかったような、見たくなかったような。

産卵からちょうど1ヶ月ぐらいで卵→幼虫→蛹→成虫に変態したことになる。

しばらくたってまた見たら、蛹はからからになって割れていた。中身はすっかりなくなっていたことは言うまでもない。

エイリアンという映画は、寄生蜂から発想されたにちがいないとつくづく思う。
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by 2008oharu | 2008-10-24 23:49 | その他の昆虫 | Comments(0)

クビキリギス

クビキリギスのことを初めはクビキリギリスだと思い込んでいた。
ネットで調べていると、時々クビキリギリスと書かれていることがあり、
私と同じ思い込みをする人がいるのだなぁとにんまりしてしまう。

↓クビキリギスの幼虫。2008年10月23日。善福寺水路付近。
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↓クビキリギスの幼虫。2004年8月21日。石神井公園
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クビキリギスの幼虫は8~10月に出現し、このあと羽化して成虫になり、成虫で越冬するらしい。

↓緑型のクビキリギス。2008年7月9日。井の頭
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↓茶色型のクビキリギス。2006年6月25日。玉川上水。
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クビキリギスは、なんと言っても口元がすごい。
↓クビキリギスの口。2003年10月23日。杉並区の旧職場にて。持っているのは子供。
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この口で噛み付かれるとそうとう痛そう。噛み付かれてあわてて指をひっぱると、首が抜けてしまうことがあるそうで、そのためクビーキリギスと名づけられたとか。
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by 2008oharu | 2008-10-23 20:58 | バッタの仲間 | Comments(0)

オンブバッタ

オンブバッタは、庭にいるので最初に写真に撮ったバッタだ。
最初の頃は見るたびに撮っていたが、ここ何年か、なんだオンブバッタかと、あまり撮らなくなった。なので、逆によい写真がない。

今日は少し遠出した公園で、オンブバッタの食事写真に挑戦した。コンデジで撮ろうとしたら、気配を感じたのか、食事を中止して固まってしまったので、こちらも気配を消してじっと待った。

↓葉を食べるオンブバッタのメス。茶色型。2008年10月21日。葛西臨海公園。
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光の当たり具合が悪く、思うように撮れない。
しかし、つくづくバッタの顔は馬面だ。

バッタはみんな交尾のとき負んぶするのだと思うが、なぜオンブバッタだけ、その名前がついたのだろう。一つ考えられることは、よく交尾シーンが見られることだが、例えばイナゴなどもよく見られる。もう一つ考えられることは、雌雄の大きさがかなり違うことだ。これはしかし、ショウリョウバッタにも当てはまる。両方が当てはまるからだろうか。

↓オンブバッタの交尾。2008年9月24日。立野公園。
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↓2008年10月14日。善福寺公園。
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上の写真は雌雄とも緑色。下の写真はメスが茶色、オスが緑色。横で別のオスが様子見していて、そのオスは茶色。
雌雄ともに緑型と茶色型があり、交尾の組み合わせは自由。この色の違いは遺伝なのか、環境なのか。

オンブバッタは庭でも繁殖しているようで、幼虫もよく見られる。とくにマリーゴールドの花が好きなようで、この花にいると色が目立ってすぐに見つかる。
↓オンブバッタの幼虫。2004年7月2日。庭。
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↓こちらは、終令ぐらいの幼虫。2002年8月25日。庭。
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こうして見た限りでは、幼虫時代で茶色い個体はいないようだ。成虫に脱皮したとき茶色くなるのか。それとも、私が見たことがないだけで、茶色い幼虫もいるのだろうか。そのへんのところも知りたいものだ。
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by 2008oharu | 2008-10-21 22:34 | バッタの仲間 | Comments(0)

ウマオイ

ウマオイは、井の頭公園・小鳥の森で2回観察した。

↓2008年10月17日。
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↓2007年11月4日。後ろ脚が片方欠損している。終末に近いのか、動きも鈍かった。
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幼虫は、2008年7月13日。山梨県で。
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終令なのだろう。翅がないと産卵管が異常に長く感じられる。

ウマオイは、スィーチョンという鳴き声が、馬を追う掛け声に似ているから付けられた名前だとか。
地味な昆虫である。
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by 2008oharu | 2008-10-20 22:53 | バッタの仲間 | Comments(0)
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近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


by 2008oharu
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