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とりあえず、ゼフィルス

ゼフィルスの便りがあちこちで聞かれる。
私もとりあえず、平地性ゼフィルス2種を見た。
写真は酷いものばかり。
木の高いところに止まっているのを300mm望遠でなんとか写し、ピクセル等倍近くに拡大。

↓ウラナミアカシジミ。2009年5月25日。井の頭。
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ウラナミアカシジミを5月中に見たのは初めて。
私にとっては一番早い。

↓アカシジミ。2009年5月26日。井の頭。
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アカシジミは去年は5月19日初見だった。
今年は少し遅いように思うが、私が見逃しているだけかもしれない。

いずれもっとよい写真を撮りたいものだ。
そして、次はミズイロオナガシジミとミドリシジミ。
これらの季節ものを一応撮らないと落ち着かない。

追記:
今日は午前中は用があり、午後は今にも雨が降りそうな空模様だったが、井の頭のクリの木へ。
先日見たときは、まだクリの花が咲いていなかったが、今日は予想通り開花し始めていた。
そして、いるいる、アカシジミが!

↓アカシジミ。2009年5月31日。井の頭の栗の木にて。
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初めに見つけたものは、葉の上で休憩中。よく見るともう1頭、クリの花で食事中ものもいた。

↓栗の花の蜜を吸うアカシジミ。
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これも見上げて望遠で撮ったものだが、26日の写真よりはましか。
それに、栗の花の開花と、アカシジミの予想があたってうれしい。
急に雨が降ってきて、ぎりぎり滑り込みの成果だった。

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by 2008oharu | 2009-05-30 22:32 | | Comments(4)

オニグルミ食堂のお客たち④

5.クルミマルハバチの幼虫

大分前に白くて体に蝋物質をつけているイモムシを見つけ、もしかしたらアゲハモドキという蛾の幼虫ではないかと期待してしらべたことがある。
残念ながら、それはミツクリハバチというハチの幼虫だった。
なるほど、肢の数が多い。

↓ミツクリハバチの幼虫。2007年5月16日。石神井公園のハンノキに。(写真横転:左が下)
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ちなみにアゲハモドキの成虫はこちら

今回オニグルミを調べているとき、またこの蝋物質をつけている幼虫がたくさん見つかり、
てっきりミツクリハバチだと思い込んでいた。
ところが、よく調べてみると、ミツクリハバチはオニグルミにはつかないようだ。
そして、オニグルミにつく幼虫は、同じ仲間ではあるが、その名もクルミマルハバチというのだそうだ。
蝋物質もこちらの方が多い。

↓クルミマルハバチの幼虫。2009年5月16日。井の頭のオニグルミに。
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↓玉川上水縁の手すりにいたクルミマルハバチ。2009年5月21日。
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玉川上水縁のオニグルミには、この幼虫がものすごくたくさんついている。
しかし、どちらのハチの成虫も見たことがない。いや、見たのかもしれないがわかっていないだけかも。
マルハバチというくらいだから、体が丸いハチなのかもしれない。

オニグルミには、そのほかにもたくさんの虫がいた。
例えば、ナミテントウやホソヒラタアブがきていたので、アブラムシもいるのだろう。
幼虫を狩るアシナガバチもいたし、ハエもきていた。
なかなか人気の食堂である。
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by 2008oharu | 2009-05-29 20:40 | その他の昆虫 | Comments(2)

オニグルミ食堂のお客たち③

4.クルミヒロズヨコバイ

これもオニグルミの葉を観察していて、偶然に見つけた昆虫。
とても小さいので、コンデジで撮るのはかなり難しかった。
撮った写真をもとに、家に帰っていろいろ調べてやっと名前がわかった。

↓クルミヒロズヨコバイ。2009年5月19日。井の頭のオニグルミにて。
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ヨコバイという名前の通り、写真に写そうとすると、横に這うようにして体を移動させ、裏に回ってしまう。
この動きはツマグロオオヨコバイとよく似ている。

↓クルミヒロズヨコバイ2種。
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同じような形だが、大きさや模様がやや違うように思える。
ネットで調べたとき、雌雄がかなり違うと書いてあったが、これは雌雄の違いなのだろうか。
どのように違うのか、説明も図もなかったので、確かめられない。

さて、昨年同じ木でこんな虫を見つけたのだが、どうしても正体を確かめられなかった。

↓オニグルミの上の不明物体。2008年5月18日。井の頭のオニグルミにて。
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それがやっと判明!
クルミヒロズヨコバイの幼虫の脱殻だった。
成虫を調べていたら、幼虫の写真が出ていたのだ。
今回も、脱殻はあちこちにあった。もう少し早く見れば、動いている幼虫も見られたかもしれない。
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by 2008oharu | 2009-05-29 19:10 | その他の昆虫 | Comments(0)

オニグルミ食堂のお客たち②

2.リンゴコフキハムシ
このハムシは、昨年も同じところで同じ頃見かけ、名前を覚えた。

↓リンゴコフキハムシ。2009年5月22日。井の頭のオニグルミで。
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名前にリンゴとあるが、いろいろな植物を食べるようだ。

3.コイチャコガネ

↓コイチャコガネ。2009年5月19日。井の頭
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もくもくと葉を食べているおとなしそうなコガネムシ。
このコガネムシも、いろいろな広葉樹の葉を食べるようだが、クルミはおいしいのだろうか。
ちょっと刺激されるとすぐに落下して姿を消す。
交尾もしていたが、そのため写真を撮り損ねた。

↓ジョウカイボンの仲間。2009年5月22日。同場所。
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この昆虫も、オニグルミをチェックするたびに見つかる。
セボシジョウカイボンあたりだろうか。
ジョウカイボンの仲間は、木の葉は食べないので、このオニグルミにいる何かの虫を狙って来ているのかも知れない。
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by 2008oharu | 2009-05-28 21:42 | 甲虫 | Comments(0)

オニグルミ食堂のお客たち①

カメノコテントウをチェックするためにオニグルミの葉を観察していると、
実にいろいろな虫たちに出会う。
まず、オニグルミの葉はかなり人気のようで、ご馳走にしている虫が多い。

1.クルミハムシ
カメノコテントウが餌さとして捕食しているハムシである。

↓クルミハムシの成虫。2009年5月21~22日。井の頭。
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かなり平べったい。クルミヒラタハムシという名前も出てくるが、同じものの別名なのだろうか。
「ヒラタ」という言葉はぴったりだ。

メスが卵をお腹に持つと、こんな姿になる。
↓クルミハムシのメス。2008年5月23日。高尾。
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↓クルミハムシの幼虫。2009年5月19日。井の頭。
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たぶん、弱令。しかし、オニグルミの葉は網目ののように食害されている。

↓クルミハムシの幼虫。少し大きくなっているもの。同日同場所。
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オニグルミの葉は、葉脈を残して完全に食べつくされる。

一番奇妙なものはこれ。
初めに見たときは、ゴミか糞のように思えた。しかし、家に帰って調べてみたら、クルミハムシの蛹であることが判明。あわてて次に日に写真に撮る。

↓クルミハムシの蛹。2009年5月21日。井の頭。
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しかし、あんなにうじゃうじゃいたクルミハムシの幼虫たちは、ほとんど見当たらなくなった。
まさかみんなカメノコテントウの幼虫に食べられてしまったわけでもないだろう。
図鑑によると、クルミハムシの卵の期間は3~5日、幼虫の期間は10日、蛹の期間は4~6日間程度とあるので、かなり生長が早いようだ。
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by 2008oharu | 2009-05-28 21:20 | 甲虫 | Comments(0)

カメノコテントウ

井の頭公園には、オニグルミがある。
オニグルミと言えば、クルミハムシとそれを食べるカメノコテントウが見られる可能性がある。
成虫は近くで一度、玉川上水のオニグルミの近くでも1度みたことがあるが、
幼虫は高尾でしか見たことがなかった。

それで、ときどき井の頭公園のオニグルミをチェックしてきたのだが、ついに幼虫を発見!

↓カメノコテントウの弱令・中令幼虫。2009年5月19日。井の頭公園
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終令のカメノコテントウの幼虫とは色が違って、ほとんど黒いので最初はちょっと迷った。
しかし、ちゃんとクルミハムシの幼虫を捕食しているし、下の幼虫は頭が少し赤味がかっている。
きっとカメノコテントウに違いない。

図鑑などに載っている幼虫はたいてい終令の姿なので、小さい幼虫を識別するのはけっこう難しい。

さて、もう少しあちこちを調べていたら、オレンジ色のテントウムシの卵を発見。

↓卵。同日同場所
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確か、カメノコテントウの卵はオレンジ色だと見たことがある。
家に帰って、確認した。

さて、5月23日のこと。人に卵を見てもらおうと行ってみたら、見つからないのであせった。
何かに食べられたしまったのか。
でも、やっと見つからないわけがわかる。孵化したのだ。

↓カメノコテントウの孵化。2009年5月23日。同場所。
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前の幼虫は順調に成長して、頭が赤くなっている。
↓カメノコテントウの幼虫。2009年5月22日。
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このオニグルミには、少なくともカメノコテントウが2度時期を違えて産卵に来たということだろう。
無事成虫になるまで観察できるとよいのだが。
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by 2008oharu | 2009-05-27 23:28 | 甲虫 | Comments(0)

ウツギの花に来る昆虫

5月19日。善福寺にて。ウツギの花が旬。

観察していると、10mm~13mmぐらいの小さな同じ種類の蜂がたくさん放花している。
後脚には花粉球が大きくできている。
家に帰って検索してみると、その名も「ウツギノヒメハナバチ」だった。

↓ウツギノヒメハナバチ。2009年5月19日。善福寺公園。
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調べてみて、さらに驚いたことは、
ウツギノヒメハナバチは、地中営巣型の蜂で、ウツギの花が咲く頃一斉に成虫に羽化し、土の中から飛び出して、ウツギの花粉と蜜を求めて乱舞するのだという。

メスは、地面の巣穴に潜り込んで幼虫用のベッドと花粉団子を作り、その中に卵を産むのだそうだ。

兵庫県の楽音寺というところには、ヒメハナ公園という群生地があり、毎年ウツギの花が咲く頃には大量のウツギノヒメハナバチが穴から飛び出して乱舞する様子が観られるという。

それにしても、ウツギノヒメハナバチが、ウツギの開花時期をどのように知るのだろうか。
ウツギの開花条件とウツギノヒメハナバチの羽化条件がぴったりリンクするように進化してきたということなのだろうか。

もう一度ウツギの花の咲いている場所へ行って、辺りをチェックしてみたが、蜂が羽化して出てきた穴や、巣穴のようなものは、見つけられなかった。

ところで、ウツギの花には、もちろん、別の昆虫も来ている。

↓ツマグロヒョウモンのオス。2009年5月20日。
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こちらは、花粉に触れずに蜜を吸っているようなので、花粉運搬者にはなりそうもない。

↓ホソヒラタアブ。2009年5月20日。
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こちらは、どうにか花粉を運んでくれそうなサイズだ。
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by 2008oharu | 2009-05-24 09:08 | 総合 | Comments(0)

ヨコヅナサシガメの産卵

1年間ヨコヅナサシガメの生長を観察してきたシデの木で、再びヨコヅナサシガメが産卵していた!
もしかしてと予想はしていたが、その通りになって、やはりびっくり。

↓産卵するヨクヅナサシガメ。2009年5月22日。井の頭
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この卵塊から、また幼虫たちの生活がここで展開されるのだろうか。

1年間の観察からわかったことと推測。
●ヨコヅナサシガメの幼虫は、生まれた場所で脱皮を繰り返し、成虫になるまで兄弟たちと集団で暮らす。
●餌は産卵された木を上下して探し、遠くへは行かない。
●寒くなると兄弟が体を寄せ合ってじっと過ごす。(越冬)
●羽化が始まり、次々と成虫になるが、最後の幼虫が羽化し終わるまで、だいたいの成虫がその場を離れない。(飛び立つのは兄弟一緒?)

ここからが推測だが、
●飛び立ったオスは、姉妹以外のメスと出会い交尾する(目指す)。
●飛び立ったメスは、兄弟以外のオスと出会い交尾した後、自分の生まれた場所に戻って産卵する。
 (別のメスがここで偶然に産卵するということが2度も起るだろうか。)

しかし、もどってくるメスは1匹だけなのだろうか。
うまく生き残って首尾よく交尾し、戻れる確率は低いということなのだろうか。
その辺はもう少しいろいろな例を観察しないとわからない。

追記:
翌日産卵場所へ行ってみる。
メスの姿はなく、卵塊だけが残っている。
メスは卵塊を守ることはないようだ。
別の場所でも産卵するのか、それとも死んでしまうのだろうか。

↓ヨコヅナサシガメの卵塊。2009年5月23日。井の頭
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by 2008oharu | 2009-05-22 21:09 | カメムシ | Comments(2)

ジャノメチョウ御三家

都市公園で見られるジャノメチョウ(タテハチョウ科・ジャノメチョウ亜科)の御三家が出揃った。
少し早まっている感じもするが、だいたい予想通りだ。

↓ヒカゲチョウ(ナミヒカゲ)。2009年5月12日。善福寺公園
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ヒカゲチョウは、6月初見の年が多かったので、少し早い気がする。

↓ヒメジャノメ。2009年5月19日。善福寺公園。
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ヒメジャノメは5月16日初見の年もあったが、それに次ぐ早さだ。
庭でも羽化するのだが、まだ幼虫を見ていない。
今年こそは…。

↓サトキマダラヒカゲ。2009年5月21日。善福寺公園
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この蝶の過去で一番早い初見は5月24日。これも記録を更新。

ということで、飛びぬけて早いわけではないが、全体的には早まっていると言える。

次はそろそろゼフィルスの便りが期待される…。
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by 2008oharu | 2009-05-21 22:54 | | Comments(2)

アカボシゴマダラの季節

昨年はアカボシゴマダラがマイ・フィールドでも見られるようになったことが大きなニュースだった。

昨年の記事

そして今年も5月9日に今季初めて目撃してから、毎日のように白い大きな蝶がふわふわと飛ぶのを目にするようになった。
中には赤い星がはっきりわかる個体もあったのだが、写真に撮れなかったので証拠はない。
春型には赤い星がないというのも、個体差の問題なのかもしれない。

それにしても、普通のゴマダラチョウがちっとも見られないのが気がかりだった。
(他のフィールドでは見られているようだが。)
そのことを心配していた最中に、白い大きなアカボシゴマダラと比べると、小さめで黒っぽいゴマダラチョウが地面に降り立ったので、ゴマダラチョウにちがいないと、写真に撮った。
「やはり、ゴマダラチョウは健在だった。」と喜んで、家に帰ってよく見たら、なんと、やはりアカボシゴマダラだった。

↓ゴマダラチョウと間違えたアカボシゴマダラ。2009年5月18日。井の頭公園
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なぜ、間違えてしまったのかというと、
1.毎日見ていたアカボシゴマダラより小さい。
2.全体に黒い部分が強く、飛んでいるとき白く見えない。
ということなのだが、
思いつくことは、これはオスなのではないかということだ。
大概の蝶はメスよりオスの方が小さい。それに、ゴマダラチョウもメスのほうが白い部分が多い。
地面に降りたのは吸水するためで、吸水する蝶はオスだけだと言われている。

さて、今日はいつもの白さが目立つ大きなアカボシゴマダラを写真に撮った。

↓アカボシゴマダラのメス。2009年5月19日。玉川上水三鷹区域。
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メスだと言い切ったのは、産卵しているからだ。
しかし、このメスは、エノキの葉裏に産卵するのではなく、幹をずっと伝い降りしながら、枝の股などに産卵していた。ところどころに緑色の卵が見えたが、写真には撮れなかった。
そして、なんと最後は根元まで下りてしまったのだ。
なぜ、葉裏に産卵しないで、葉から遠い幹に産卵したのだろうか。
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by 2008oharu | 2009-05-19 20:55 | | Comments(2)
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近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


by 2008oharu
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