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ミスジチョウ

ミスジチョウの仲間で、近所の公園で見られるのは、コミスジとたまにイチモンジチョウぐらい。
ミスジチョウは、昨年の6月、裏高尾の林道で見たが、写真としては不満足。

↓ミスジチョウ。2008年6月16日。裏高尾の林道。
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今回は、違う林道へ行ってみた。
特にミスジチョウを期待して行ったわけではないが、いきなり足元の地面に降りて来て、水を吸い始めた。

↓ミスジチョウ。2009年6月29日。裏高尾日影沢林道
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後ろに回って表の翅をしっかり撮りたかったのだが、回り込む度に逃げ、また頭をこちらに向けて下りる。
それを何度が繰り返して、やっと撮れた写真が下。

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翅が少し痛んでいる。
ミスジチョウは花には来ないで、地面で水を吸うか、獣糞に来るようなので、このような写真になるのも止む終えない。

コミスジが45-55mmの開帳なのに対して、ミスジチョウは65mmで、やはり大きく感じる。
これよりさらに大きいのがオオミスジ。78mmぐらい。
一度だけ見たことがある。

↓オオミスジ。2008年7月13日。山梨県
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これも暗い林道で水を吸いに地面に降りてきたところ。

これらは、大きさが違うので実際に見れば区別がつくが、正確には翅の模様(白い班の出方)でもはっきり区別される。
幼虫の食草も、ミスジチョウはカエデ類、オオミスジはウメ、コミスジはマメ科、イチモンジチョウはスイカズラなどと、みな違う。
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by 2008oharu | 2009-06-30 21:14 | | Comments(0)

リンゴカミキリ

いつものように上水縁をあるいていると、オレンジ色の虫の姿が目に入った。

↓オレンジ色が目に付く虫。2009年6月27日。玉川上水縁。
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よく見ると、カミキリムシのようだ。
なんとか背中側から撮ろうと、柵の中へ身を乗り出し、カメラを裏へ回すようにして撮る。

↓背中から。
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もっといろいろな角度から撮ろうとしたが、逃げられてしまった。

家に帰って、カミキリムシでいろいろ検索してみた結果、リンゴカミキリと言う名のカミキリムシらしい。
リンゴやナシ・モモを食害するカミキリムシとあるが、このあたりではサクラを食べているのだろう。
枝の中で越冬、幼虫・蛹時代をすごし、5~6月に出現するそうだ。

この鮮やかなオレンジ色は、やはり警戒色なのだろうか。
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by 2008oharu | 2009-06-28 22:15 | 甲虫 | Comments(0)

モモブトスカシバ

トラフシジミを見た公園で、オカトラノオの花に来ていた昆虫。

↓モモブトスカシバ。2009年6月26日。N公園
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脚のももに当たる部分に毛がたくさん生えていて、翅は透けている。
それがホバリングしながら花の蜜を吸う姿は、とても面白いのだが、写真では伝えられない。

この昆虫は以前に見たことがあると思い、家に帰って調べたら、同じN公園でだった。
↓昨年のモモブトスカシバ。2008年7月11日。
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こちらは、止まった状態だったので、いったい蜂なのかアブなのか、それとも蛾なのか、ちょっと迷った。
しかし、実際は蛾である。きっと蜂に擬態しているのだろうが、モモの毛はどんな役目をしているのだろうか。

生活史を調べてみると、ウリ科のアマチャヅルに虫えいをつくり、終令幼虫で越冬するとある。成虫の出現期は6-8月となるので、かなり長い間幼虫か蛹でいるようだ。
成虫はこのオカトラノオを初め、いろいろな花に来て蜜を吸うらしい。
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by 2008oharu | 2009-06-27 21:37 | | Comments(2)

トラフシジミを求めて

今年は春型のトラフシジミを見逃した。
そろそろ夏型の出現時期だ。
昨年はネムノキの花とリョウブの花で見られたので、先ずは近場のネムノキの花をチェック。
まだ開花し始めたばかりだからか、トラフシジミはもちろん、他の蝶もほとんど来ていない。
一度ルリシジミが蕾に産卵に来ていたぐらいだ。

↓ネムノキの蕾に産卵するルリシジミ。2009年6月15日。玉川上水縁。
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そこでちょっと遠いがN公園へ足を伸ばす。6月7日に行ったときは、リョウブはまだ堅い蕾だったが、そろそろ咲いていそうだ。
N公園について、リョウブの花が咲いているのを確認し、近くへ行ってみると、すぐにトラフシジミがいるのがわかる。近くの木の葉の上で休んでいる。

↓トラフシジミ。2009年6月26日。N公園
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同じくトラフシジミを撮りにきていた方は、3頭はいると言っていた。

↓リョウブの花に来ているトラフシジミ。
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花の蜜を吸っているようだ。
昨年はリョウブつぼみに産卵していたが、これはオスなのかもしれない。
翅がV字型に千切れているのは、鳥に狙われたからか。
どちらの個体もあまりきれいではないので、羽化してから時間がたってるのかもしれない。

ついでだが、ウラナミアカシジミがまだ見られた。
コンデジで5cmぐらいまで寄っても逃げない場所にいた。
↓ウラナミアカシジミ。N公園。2009年6月26日。
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トラフシジミは、近場のネムノキでもう一度見たい。

さて、そのネムノキの側で昨年はタマムシが見られたのだが、今日N公園であった方は、N公園で昨日タマムシを見たという。タマムシにも要注意だ。
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by 2008oharu | 2009-06-26 23:21 | | Comments(0)

今年もハートで子育て

先日井の頭でエサキモンキツノカメムシが産卵しているところを発見。
1本のモミジの木にざっと目に付くだけで20匹はいただろうか。
交尾中のものもいれば、卵がすでに孵化寸前のものもいる。

↓モミジに産卵したエサキモンキツノカメムシ。2009年6月20日。井の頭
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ほんとうは、みな頭を下にしているのだが、撮影のために引き寄せて向きが不自然になってしまった。
エサキモンキカメムシは、普通ミズキに産卵することが多いのだが、そばにミズキがあれば、違う葉にも産卵するようだ。今回も、となりにミズキがあった。

この現場を見たAさんが、善福寺でもたくさん産卵していると教えてくれたので、行ってみた。

↓善福寺のミズキに産卵したエサキモンキツノカメムシ。2009年6月24日。
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こちらはもう孵化している。2令になると、親の保護を離れて、独り立ちする。
このミズキにもざっと目につくだけでも10匹以上は産卵していた。
ミズキの実もたくさんなっているので、独り立ちした幼虫たちはすぐに食事にありつけそうだ。

今回思ったことは、エサキモンキツノカメムシは、一箇所にたくさんの個体が産卵することが多いということ。
ミズキの実がなっている木はほかにもたくさんあるのだが、まったくカメムシが見当たらない木と、かたまって産卵している木があるのだ。

ということは、このカメムシも生まれてからずっと集団生活していた可能性が大きいということなのだろうか。
もし、親が飛び回ってふさわしい木を探して産卵するのであれば、もっとばらけていてもよさそうである。

カメムシは、群れて暮らし、けっこう狭い範囲で一生を終えるのかもしれない。
このハートのある子守カメムシも、幼虫が独り立ちし始めると、その生涯を終えるそうだ。
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by 2008oharu | 2009-06-25 11:14 | カメムシ | Comments(0)

ヤブジラミ食堂に集まる虫たち

ヤブジラミなんて名前は酷いが、セリ科の雑草で、小さな白い花を咲かせる植物。
昆虫たちがけっこう好んで集まるので要チェックである。

まず、一番目立つのがアカスジカメムシ。
このカメムシがよくいるので、植物名を調べたぐらいだ。

↓アカスジカメムシ。2009年6月20日。玉川上水三鷹区域。
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今年もちゃんと現れた。花よりも実について汁を吸っていることが多いようだ。

同じくこの植物を好むカメムシに、ハナダカカメムシという地味な昆虫が居る。

↓ハナダカカメムシ。2009年6月23日。同場所
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1cm以下の小さなカメムシ。
なぜハナダカなのか。実際に頭の部分が高くなっているのか。
それとも、翅の部分の模様が、鼻の高い人のように見えるからなのか。
この虫も、花というより実の汁を吸っているようだ。

もちろん、カメムシばかりではなく、ハチやアブ、蛾なども飛来する。

↓ツチスガリ(フシダカバチ)。2009年6月14日ー15日。同場所
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体長12mm~14mmほどの小さなハチ。ジガバチ科。
土に穴を掘って、ヒメハナバチを捕まえ、幼虫の餌にする。
今年初めて知った。

↓ヨコジマオオハリバエ。2009年6月15日。同場所
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このハエは、家のヒメシャラの花に来ているのを見て、初めて名前を知った。案外花を好むハエらしい。

↓コウゾハマキモドキ。2009年6月20日。玉川上水縁。
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14-16mmぐらいの蛾である。名前の通り、幼虫はコウゾ・ヤマグワなどを幼虫の食草とする。
このへんでは、ヤマグワなのだろう。

↓マメヒラタアブ(キタヒメヒラタアブ)。2009年6月23日。同場所。
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体長8-9mmで、ヒラタアブの中では最小か。
庭の花にもよく来ている。
交尾したまま飛行する習性がある。コンデジで挑戦してみた。
酷い写真だが、下のメスが翅を下げて、オスの飛行の邪魔にならないようにしているのがわかる。

という具合で、まだほかにもいろいろと見られたし、虫を狙うハナグモなども見られる。
ヤブジラミは、かなり万人向けの花だということがわかる。
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by 2008oharu | 2009-06-23 23:00 | 総合 | Comments(2)

マルカメムシ

マルカメムシは、5mmぐらいの大きさのカメムシで、ちょっと見は甲虫のような見かけで、カメムシには見えない。
しかし、匂いは強烈なのだそうだ。(未だ幸いにも嗅いだことがないのだが。)
春から秋まで、クズやフジ・ハギなどにたくさんたかってその汁を吸い、冬は成虫で集団越冬する。その時家の中に入ってきたり、また作物も食害するので嫌われ者だ。

↓マルカメムシ。2005年7月2日。玉川上水縁。
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たいてい集団でいる。
↓2007年7月20日。玉川上水縁。
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↓さらに、鳥肌ものの大集団。2009年4月29日。何百と集まっていることもあるそうだ。
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幼虫はエイリアンのよう。
↓マルカメムシの終令幼虫。
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↓親子?仲良く。2007年7月21日。
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体に毛が生えているが、クズの茎にも毛が生えているので、カモフラージュなのだろうか。

さて、先日、このマルカメムシの卵を見つけた。
↓マルカメムシの卵。2009年6月6日。
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写真はすべて玉川上水縁のクズ。卵はその側の手すりに産み付けられていた。
よく見ると、小さな虫がいっしょに写っている。
どうやらハチのように見える。

先日のチャバネアオカメムシの卵のように、この卵もハチに寄生される運命なのかもしれない。
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by 2008oharu | 2009-06-21 21:30 | カメムシ | Comments(2)

6月の蛾 2009

今年もほぼ例年通りの蛾が見られた。

カノコガ

カノコガは年2化性で、1化目はほぼ6月中旬に出現する。今年は6月4日に初見。今日も見られた。

↓カノコガの交尾。2009年6月4日。玉川上水縁。写真横転。
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カノコガは庭でも見られるごく普通の蛾である。昼間活動する蛾といわれているが、だいたい葉の裏などに止まっていて、翅が見えたりしていることが多い。
腹の模様や色合いなどから蜂に擬態しているとも考えられる。
幼虫は黒っぽい毛虫で、タンポポを初めいろいろな植物を食草としているようだが、結局まだ幼虫は見ていない。

昨年のカノコガの記事

ウメエダシャク

ウメエダシャクも毎年6月中旬に出現する。今年も6月半ばには見たのだが、ひらひら飛ぶばかりで、なかなか止まってくれず、写真は今日やっと撮れた。なんのことはない、自分の庭で。
↓ウメエダシャク。2009年6月20日。庭にて。
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ウメエダシャクというくらいだから、幼虫は梅の葉を食草とし、家には梅があるので、見られて当然なのかもしれない。梅ばかりでなく、桜なども食べるようだ。一応幼虫や蛹も見ている。見ていないのは卵だけ。これも昼の蛾なので、見つけるのはたやすいが、とにかく、ふわふわ、ふわふわと休みなく飛び、めったに止まらないのが特徴。家で撮れたのは早朝だったからかもしれない。

昨年のウメエダシャクの記事

ブドウスカシクロバ

ブドウスカシクロバの幼虫はブドウの葉を食べる。玉川上水縁には、ノブドウが生えているところがあり、毎年その付近で成虫を見る。名前のごとく、翅は透けていて黒い。触覚や腹などは、光の当たり方できれいなブルーに見える。

↓ブドウスカシクロバ。2009年6月15日。玉川上水縁。
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これは、触覚が櫛状ではないので、メスだろう。

ホタルガ

ホタルガについては、前にも書いた。今年は幼虫も見つけることができた。昨年とまったく同じところに今年も出現。

↓ホタルガ。2009年6月14日。玉川上水縁。
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幼虫の記事

ツマキシャチホコ

木の枝にそっくりな蛾。以前は7月上旬に見ていたが、今回は6月19日に。少し早まっているのか。

↓ツマキシャチホコ。2009年6月19日。武蔵野市の公園にて。
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下が頭。よくもここまで似せられたものだといつも感心してしまう。
幼虫はブナ科などの葉を集団で著しく食害する毛虫。
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by 2008oharu | 2009-06-20 22:28 | | Comments(0)

ツマグロヒョウモンの産卵行動

住宅街の中をツマグロヒョウモンのメスが飛んでいる。かなり翅がぼろぼろだ。
見れば塀際にパンジーかビオラが植えられている。
メスはどうもそれに産卵しようとしているようだ。
カメラを取り出して、なんとか産卵シーンを収めようと試みる。
コンデジだったので、タイムラグがあり、なかなか思うように撮れない。

↓ツマグロヒョウモンの産卵行動。2009年6月14日。井の頭公園付近の住宅街。
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↓ほとんど葉もなくなったような株にも産卵しようとしている。
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卵が見たくて、産卵したと思われるあたりの葉をチェックしてみたが、見当たらない。
よく考えると、人の家の花なので、大々的にチェックしたり、採取したりするわけにはいかないので、あきらめた。

しかし、野生のスミレなら、株は閉鎖花をつけながらずっと残っているのだが、パンジー・ビオラは夏にはかれてしまう花だ。
タチツボスミレあたりを選んだ方が、生き残る確率は大きそうなのだが…。

ツマグロヒョウモンは栽培種のスミレを食草に選んで北上してきた蝶だと言われているが、実際にはどうなのだろうか。
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by 2008oharu | 2009-06-19 21:38 | | Comments(1)

名前が判明するきっかけ

今までいろいろな昆虫に出会ってきたが、図鑑やネットで調べたり、人に聞いても、どうしても名前がわからないものがたくさんある。
そういうものは、一応撮った写真を不明ファイルに入れてとってある。
何かの拍子やきっかけで、判明することもあるからだ。

さて、そんな昆虫の一つがこれ。

↓2008年7月13日。玉川上水三鷹区域にて。
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この日一斉に羽化したのか、桑の葉の上でたくさんのペアが交尾していた。
1cm未満の小さな甲虫である。

いろいろ手を尽くして名前を調べたが、結局このときはわからずにお蔵入りになった。

それが、今日、ときどき拝見している方のブログを見て、これに似ている!と思った。
その名前は「ウグイスナガタマムシ」という名前だ。
でも、似ているが、それ自身ではない。ヒントはナガタマムシの仲間らしいということ。
それで、検索しまくった。
そして、行き当たる。
桑を食べるナガタマムシ。これにちがいない。画像もそっくりだ。

その名も「クワナガタマムシ」。一年かけて、やっと判明した。
名前がわかると、そこに居た理由も見えてきて、ますますすっきりするものだ。
ネット・サーフィンもなかなか役に立つ。

ことしもクワナガタマムシに出会えるだろうか。
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by 2008oharu | 2009-06-18 20:53 | 甲虫 | Comments(0)
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近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


by 2008oharu
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