<   2010年 06月 ( 16 )   > この月の画像一覧


ハートで奮闘

昨年は善福寺のミズキでさんざん観察したエサキモンキツノカメムシの成長。
だからといって今年も同じところで見られるとは限らないが、一応チェックに行った。

↓交尾するエサキモンキツノカメムシ。2010年6月16日。善福寺
d0146854_11133920.jpg

今年は、別の場所でも1匹のメスが産卵しているのを見つけた。
↓卵を守るエサキモンキツノカメムシ。2010年6月25日。井の頭公園
d0146854_11153482.jpg

この日は、、同じミズキを目の届く限りチェックしたのだが、この1匹しか見つけられなかった。
翌日も行ってみたが、やはり1匹だけだったので、偶然このミズキを選んだ個体がいただけかと思いかけていた。

ところが、28日に行って見ると、4匹が産卵している。
カメムシは集団を作りやすい昆虫だが、産卵する場所も集団になりやすいのだろうか。
1匹が産卵すると、他のメスも匂いなどで集まってくるのだろうか。
とにかく、カメムシがいっぱい集まっているミズキと、ぜんぜんいないミズキがあるのは確かだ。
選ぶ基準などがあるのかもしれない。

さて、カメムシがたくさん集まって産卵していると、望まざるものも集まってくる。

↓母虫に守られている卵に自分の卵を産みつけようと狙う寄生蜂たち。2010年6月28日。
d0146854_11224346.jpg

たぶん、蜂たちも匂い(フェロモン)などを感知して集まってくるのだろう。

そこで、母虫の奮闘が始まる。
↓翅を震わせて蜂たちを追い払う。
d0146854_11251016.jpg
d0146854_11252313.jpg
d0146854_11253355.jpg

観察している人間もびっくりするくらいの羽音と振動が伝わり、蜂たちはいったい飛び散る。
母虫の奮闘ぶりを観察していると、ついカメムシの方を応援したくなる。

しかし、蜂たちも自分の子孫を残すためには、簡単には諦められない。
いったんは散っても、またじわじわと近寄ってくる。
上の写真で、母虫の右足したに潜り込んだ蜂は、もしかしたら寄生に成功してしまったかもしれない。
[PR]

by 2008oharu | 2010-06-29 11:31 | カメムシ | Comments(0)

ゴマダラカミキリだらけ

多摩川上流の河原にて。
ゴマダラカミキリがたくさん目に付いた。

↓ゴマダラカミキリ。2010年6月24日。多摩川上流の河原。
d0146854_11413433.jpg
d0146854_11414786.jpg

ゴマダラチョウは年2化で、1化目の羽化期なのだろう。
50種以上の樹木を食べる多食性で、特に蜜柑や栗、イチジクなどの果物を栽培する農家にとっては、害虫だ。

↓さっそくお食事中だろうか。
d0146854_11415779.jpg

↓羽化失敗個体?
d0146854_114262.jpg

下の翅が丸まっている。
あちこち飛んではこのようにうまく留まりきらず、また移動するという行動をくりかえしていた。
ちょっとしたダメージでも、やはりうまく生きていくのは難しいのだろう。
[PR]

by 2008oharu | 2010-06-27 11:46 | 甲虫 | Comments(0)

アオハダトンボ

アオハダトンボ(カワトンボ科)は、東京都のレッドデータでは、Dランクの絶滅種になっている。

と言っても、このデータでは、蝶のコミスジが絶滅危惧種になっていたりするので、あまり参考にはならないが…。

そのアオハダトンボが見られる場所があるらしいと知って、行ってみた。
目当ての場所についてすぐにそれらしきトンボが見つかる。

↓アオハダトンボのオス。2010年6月24日。東京都下
d0146854_21241083.jpg

このトンボがハグロトンボではなく、アオハダトンボなのだという確証はその場ではなかったのだが、印象として、ハグロトンボより体が青く光ってきれいだ。
家に帰ってハグロトンボとの相違点を調べると、翅の形や色合いもさることながら、腹の先に白い部分があるのが決め手らしい。
一応撮った写真の雄は、みな腹の先に白い部分があったので確かだろう。
とにかく、この場所では、たくさんのアオハダトンボが見つかった。

↓アオハダトンボのメス。同日同場所。
d0146854_21293010.jpg

アオハダトンボのメスは翅に白いにせ斑紋があるので、ハグロトンボとは容易に区別できる。
この写真の個体は、翅が丸まっているような感じなので、羽化不全なのかもしれない。

この場所になぜアオハダトンボがたくさん見られるのか。平地や丘陵地の清流が生息地とあるので、まだ水がきれいだからなのかもしれない。この自然がいつまでも残ってほしいものだ。

↓よく見ると、翅は透けている。
d0146854_21363845.jpg

[PR]

by 2008oharu | 2010-06-24 21:38 | 蜻蛉 | Comments(0)

オニヤンマ

東大和市の駅の外にでたとたん、上空を旋回する大きなトンボが目に入った。
あわててカメラを取り出して向けるが、見掛けはゆったりと動いているようだが、いざ撮ろうとすると、なかなかファインダーにも入ってくれない。
炎天下だし、しばらく挑戦して諦めるが、大きさからいって、オニヤンマだったにちがいない。

帰りに同じ駅に戻ってくると、なんとそのトンボが駅の構内に入ってきている。
そして、ゆっくりと旋回した後、構内の天井にぶらさがった。

↓オニヤンマ。2010年6月21日。東大和市。
d0146854_10361159.jpg

もう少し自然度の高い写真を撮りたかったが、自然観察を始めて初めてゲットしたオニヤンマである。
やはり、どうどうとしたバランスの良い姿だ。

このオニヤンマは駅に迷い込んだのか、それとも暑さを避けて校内に避難してきたのか。
トンボは真夏の日中はあまり活動しないので、私は案外後者なのではないかと思う。
しばらく目を離していたら、いつの間にかいなくなってしまった。
[PR]

by 2008oharu | 2010-06-22 10:40 | 蜻蛉 | Comments(0)

その後のオトシブミ

これこそ、ルイスアシナガオトシブミ!
↓ルイスアシナガオトシブミ。2010年6月17日。裏高尾林道
d0146854_8401376.jpg

前中腿節が太くなっているので間違いないだろう。
ウスアカオトシブミと比べると、かなり小さい。(体長4.4-6mm)
この個体は後翅がうまくたためないのか、翅を開いたり閉じたりして動き回っていた。

d0146854_8442745.jpg

揺籃はケヤキ・ハルニレ・ミズメにつくるとある。
ケヤキなら近所にもたくさんあるので、注意しておこう。

そして、ウスアカオトシブミの揺籃
やはり以前に見た薄茶色のオトシブミは、ウスアカオトシブミだったにちがいない。
大きさが全然違う。6.5-7mmとあるが、とても大きく感じた。
アジサイ系の葉で揺籃を作っているところだったが、揺籃もかなり大きい。
このオトシブミはきわめて広食性とある。

↓揺籃をつくるウスアカオトシブミ。2010年6月17日。裏高尾林道
d0146854_8502569.jpg
d0146854_850341.jpg

↓主脈を切る。切ってもつながっているので落ちない。
d0146854_8504469.jpg

以前見た落下揺籃の謎はまだ解けないが。

ヒメコブオトシブミも揺籃を作っていた。
↓揺籃を作るヒメコブオトシブミ。同日同場所。
d0146854_8594364.jpg

↓大きな葉で作業中。
d0146854_9078.jpg

こちらは、イラクサ系。
以前に成虫だけは何度か見たが、揺籃づくりをしているところを見たのは初めて。
体の大きさの割には、揺籃はとても大きい。
イラクサ系の葉にはあちこちにたくさんの揺籃が作られていたので、このオトシブミは今が旬なのかも。

「オトシブミ・ハンドブック」にはコブオトシブミとあるが、多くの資料にはヒメコブオトシブミと書かれているので、ヒメコブオトシブミとした。

アブラチャンにはまだ何匹かヒゲナガオトシブミも見られたが、すでに旬はすぎている感じだった。
[PR]

by 2008oharu | 2010-06-19 09:06 | 甲虫 | Comments(4)

オオトラフコガネ

「高尾山の自然図鑑」という本を持っている。
ときどきその昆虫のページでまだ見ていない種を眺め、いつごろ、どんなところに居るのだろうとチェックしている。
見たいと思って探してもなかなか見られないことが多いが、忘れていたころに偶然で出合ってうれしい思いをすることもある。
今回はこれ。

↓オオトラフコガネ。2010年6月17日。裏高尾の林道にて。
d0146854_1111027.jpg
d0146854_1112093.jpg

この日はあちこちで3個体に出会った。旬だったのだろう。

体長は12~15mm。模様がきれいなこと、触覚が立派なことが魅力だ。
5~6月限定のコガネムシらしい。
[PR]

by 2008oharu | 2010-06-18 11:06 | 甲虫 | Comments(2)

ゼフィルス第4弾 リベンジ

東京も梅雨入り宣言。
でも今日は一日お天気がもつらしいので、ミドリシジミのリベンジ。
公園に着くと、やはりミドリシジミを探している方々に会う。
炎天下、ミドリシジミはいることはいたのだが、暑さを避けて、遠くの葉陰に。
半分諦めかけていた時、お仲間が足元にいると教えてくださった。

↓休憩中のミドリシジミ。2010年6月15日。
d0146854_20533985.jpg

↓お仲間が見つけてくださった開帳中のオス。
d0146854_20542545.jpg

時刻は夕方に近づいた3時半ごろ。
光のあまり当たらない場所にいたからか、緑というよりコバルトブルーに見える。

↓こちらはぼけてしまったが、同じ個体なのに後翅が黒く見える。
d0146854_20561874.jpg

いわゆる構造色というもので、光の当たり具合でずいぶん違った色に見えるのだろう。

とにかく、これで平地性ゼフィルス4種を今年も一応見ることができた。
(今日はアカシジミ・ウラナミアカシジミも見たし、ミズイロオナガシジミもいたらしい。)

オオミドリとかウラゴマダラの噂を耳にすると、欲が湧いてくる。
[PR]

by 2008oharu | 2010-06-15 21:02 | | Comments(2)

クロコノマチョウ他

私のクロコノマチョウとの出会いは、蛹からである。
2004年8月14日、昭和記念公園のススキについている謎の蛹を見つけ、それが南方系のクロコノマチョウであることを知った。

1年以上たった翌年の2005年9月10日にやっと野川公園で成虫に出会えた。
しかし、2006年、2007年と出会いがなく、偶然の出会いだったのかと思い始めていた。
それが、2008年幼虫と出会えて以降、2009年、そして今年と順調に見られるようになった。
特に昨年はマイ・フィールドでも幼虫が見つかった。

ツマグロヒョウモンやナガサキアゲハとともに私が観察を始めたころ急激に関東に生息地域を広げてきた蝶として印象深い。

今年はまだ幼虫が小さいうちに出会った。2010年6月11日。
↓クロコノマチョウの幼虫
d0146854_21475842.jpg

d0146854_21511554.jpg

↓弱令幼虫は猫顔ではない?
d0146854_21483956.jpg

↓これは脱皮中?
d0146854_21491361.jpg

↓卵のあとかな?
d0146854_2149412.jpg

一株のススキでしか発見できなかったが、この後次々に孵化してくるのだろうか。


マイ・フィールドの玉川上水縁で見つけた蛹。2010年6月10日。
d0146854_2155145.jpg
d0146854_21552816.jpg

ヒメジャノメの蛹のようだ。実は初めてである。
ヒメジャノメはごくごく普通種で、庭でも必ず見られ、もしかしたら庭で羽化しているのかもしれないにもかかわらず、卵も幼虫も蛹も見たことがなかった。
もう少し真剣に探さないといけない。
[PR]

by 2008oharu | 2010-06-13 21:59 | | Comments(0)

地面から出てきたもの・他

ゼフィルスを見た公園で、お昼を食べていた時、目の前の地面で何かが動いた。
緑色の光るものが落ち葉にからまるようにもぞもぞ動いている。
あわててカメラを手に取り、撮ったときにはすでに全身がほぼ見えていた。

↓ハナムグリ。20101年6月11日。
d0146854_23582733.jpg
d0146854_23584016.jpg

アオハナムグリかシロテンハナムグリあたりだろうと思うが、よくわからない。
土の中で羽化して、このように出てくるのだろう。
初めて遭遇した。
この写真を撮ったすぐあとに、元気よく飛んでいった。

甲虫つながりで、最近の甲虫たち。
↓アカガネサルハムシ。2010年5月30日ー31日。玉川上水縁
d0146854_02188.jpg
d0146854_023271.jpg

ブドウやエビヅルを食べるらしい。きれいなハムシだ。

↓ヒゲコメツキ。2010年5月30日。玉川上水縁
d0146854_062593.jpg

触覚がなかなかすごい。

↓謎のゾウムシ。2010年5月30日。玉川上水縁
d0146854_071381.jpg
d0146854_072619.jpg

マユミの葉を食べていた。写真に撮ってあとで調べれば名前はわかるだろうとたかをくくっていたのだが、似たような姿のゾウムシが多すぎること、特にマユミにつくというゾウムシはいないことなどから、謎のまま残ってしまった。

アオカマキリダマシ。アオハムシダマシ。2010年5月17日小下沢林道。2010年5月21日。小峰公園
d0146854_0121278.jpg
d0146854_012577.jpg

金色に光る姿が目に入って気づいた。

追記:
アオカミキリモドキはこちらのはず。
↓2010年5月30日。玉川上水縁。
d0146854_20405298.jpg


甲虫も数が多いので、何か特徴がはっきりしているものでないと、きりがない。
[PR]

by 2008oharu | 2010-06-13 00:15 | 甲虫 | Comments(7)

ゼフィルス第3弾+第4弾の影

地元では、その後もアカシジミがいよいよ栗の花に来た。
しかし、数は少ないし、ウラナミアカシジミやミズイロオナガシジミも見られてよいはずなのに、見つからない。
そろそろミドリシジミの時期だし、天気はこれから下り坂になりそうなので、ミドリシジミ・ポイントへ向かう。

一つ目の目当て、ミズイロオナガシジミはたくさんいた。
教えていただいたり、自分で見つけたりで、4頭はいたと思う。

↓ミズイロオナガシジミ。2010年6月11日。コナラの葉の上。
d0146854_2141441.jpg

↓イボタノキの葉の上。
d0146854_21411589.jpg

↓ミズキの葉の上。(昨年もここに居た。)
d0146854_21412742.jpg

↓イラクサの葉の上。(やはり昨年もここに居た。)
d0146854_21413745.jpg

しかし、毎年ミズイロオナガシジミを見ているが、いつもこのように翅を閉じてとまっている姿ばかり。花に来ているところさえ見たことがない。
ゼフィルスは見られただけでもうれしいが、できれば翅を開いているところとか、交尾・産卵、吸蜜などの場面も見てみたいものだ。

↓第4弾(ミドリシジミ)の影
d0146854_21463788.jpg

ピントが合う前に、飛んでいってしまった。次回にリベンジ予定。
[PR]

by 2008oharu | 2010-06-11 21:48 | | Comments(0)
line

近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


by 2008oharu
line
カレンダー