<   2010年 11月 ( 4 )   > この月の画像一覧


晩秋の蝶たち 幼虫越冬の蝶たち

非成虫越冬の蝶たちでは、蛹越冬のモンシロチョウも11月上旬現在、まだ元気で飛び回っている。
過去の記録では、11月22日に見ているし、11月4日に交尾していたこともあった。

また、幼虫越冬のベニシジミも過去の記録では11月22日まで観察している。

ヒカゲチョウも幼虫越冬らしいが、11月4日にもまだ見られた。

↓ヒカゲチョウ。2010年11月3日。井の頭公園
d0146854_22572733.jpg

日向で暖をとるように、思い切り開翅していた。

↓ヒカゲチョウ。2010年11月4日。井の頭公園
d0146854_22584491.jpg

日影で弱々しくばたばたしていたので、試しに捕まえて日向に置いてやったら、しばらくして元気に飛び立っていった。
やはりこの時期、暖かい日差しがないと活動できないようだ。

↓ヒメジャノメ。2010年11月11日。善福寺公園。
d0146854_2314087.jpg

弱々しく飛んできて、冬咲きのツツジの仲間に止まった。
この蝶も幼虫越冬だ。こんな遅い季節に見たのは初めて。

↓コミスジ。2010年10月27日。井の頭公園
d0146854_2381394.jpg

コミスジも幼虫越冬だが、成虫を11月10日にも見ている。

ところで、今年はコミスジの幼虫が、ハリエンジュ(ニセアカシア)の若木にたくさんついているのを見つけた。

↓越冬態勢に入りつつあるコミスジの終令幼虫。井の頭公園. 2010年11月3日、14日。
d0146854_23112241.jpg

d0146854_2351811.jpg

見事に枯れ葉に擬態している。

蝶たちの中には、幼虫越冬するものが案外多い。
実際に越冬中の幼虫を見たことがあるのは、ゴマダラチョウとアカボシゴマダラぐらいなので、
このコミスジの越冬の様子を観察し続けてみたいし、他の蝶、ベニシジミ・ヒカゲチョウ・ヒメジャノメ・ダイミョウセセリなど。
[PR]

by 2008oharu | 2010-11-17 23:43 | | Comments(0)

晩秋の蝶たち ヤマトシジミ編

今日は、この秋一番の冷え込み。12月の気温だったようだ。
こんな日は、いかに晴天とはいえ、蝶も飛んでいないのではないだろうかとチェック。
すると、日当たりの良いところに、キチョウとヤマトシジミを見つけた。
キチョウは成虫越冬チョウで、真冬でもちょっと気温が上がったり、暖かい陽だまりなどがあると飛ぶことがある。
しかし、ヤマトシジミは幼虫越冬なのだが、この時期でもけっこう元気に飛び回っている。

↓ヤマトシジミ。2010年11月16日。立野公園。
d0146854_2044103.jpg

この蝶は、初め花に止まっていたが、少ししてこのように翅を広げて日光浴し始めた。
ときどき、太陽光でエネルギー補給をしているのだろう。

南の地方では、周年発生しているそうだから、暖かければ、生き続けるのかもしれない。
温暖化が進めば、東京でも周年発生するのだろうか。
過去の記録では、11月22日まで成虫を見ている。

↓ハゼランで吸蜜するヤマトシジミ。2010年10月17日。武蔵野市。
d0146854_20531442.jpg

↓キツネノマゴで吸蜜するヤマトシジミ。2010年10月22日。井の頭公園
d0146854_20562176.jpg

↓アベリアで吸蜜するヤマトシジミ。2010年11月4日。井の頭公園
d0146854_20572667.jpg

ヤマトシジミは、小さな花でも少し大きめの花でも、この時期咲いている花ならほとんどで吸蜜する。
それも、元気に飛びまわれる原因になっているのだろうか。

↓天気の悪い日のヤマトシジミ。2010年10月29日。野川公園
d0146854_20594530.jpg

d0146854_205959100.jpg

この日は、雨こそ降っていなかったが、雲が暗く垂れ込めて、日差しがほとんど感じられなかった。
ヤマトシジミは、上翅と下翅をぴったりと重ねて休んでいた。

この時期に飛び回っているヤマトシジミは、表翅が青いオスばかりなのはなぜだろうか。
[PR]

by 2008oharu | 2010-11-16 21:04 | Comments(0)

怖い蜂たち

↓クロスズメバチ。2010年11月4日。井の頭公園。
d0146854_21543464.jpg
d0146854_2154429.jpg

大きさは、ミツバチなどとあまり違わないので、うっかりすると見損なう。
何かの幼虫を捕まえて団子を作っているところ。
魚の死骸などにも来て、みを剥ぎ取って団子にしようとする場面も。

クロスズメバチの幼虫は「蜂の子」として食用されるそうで、山に生息するイメージがあるが、
平地の井の頭公園にも生息していることがわかった。

↓セグロアシナガバチ。2010年11月12日。神奈川県。
d0146854_2211226.jpg

置いてあったリュックサックに止まって、なかなか離れてくれなかった。
払ったりして刺されたら大変なので、なんとか離れてくれるのを待ちつつ写真に撮る。

↓私の上着に止まってしまったセグロアシナガバチ。
d0146854_2233124.jpg

そっと、木のそばにもっていって、移ってもらった。

よく見ると、触角の先が曲がっている。オスバチなのかもしれない。
オスバチなら刺さないのかもしれないが…。

辺りを見ると、アシナガバチが何匹か飛び回ったり、木の幹に止まっていたりしていたので、
結婚と越冬の準備時期なのかもしれない。
[PR]

by 2008oharu | 2010-11-12 22:13 | | Comments(0)

ジョウロウグモの産卵後

↓ジョロウグモが卵嚢の上に居るのが目に入った。2010年11月1日。井の頭公園
d0146854_20482735.jpg

家に帰って、写真をよく見ると、確かにお腹の膨らみは小さくなっているが、
以前見た産卵後のしぼんだ状態と比べると、まだいくらか膨らんでいる。

そして、さらに別の角度から撮った写真を見てみたら、お尻から糸が出ているではないか。

↓糸を出しているジョロウグモ。
d0146854_20512216.jpg

この母グモは、まだ卵嚢の仕上げ中だったのだ。

普通、卵嚢は、上から糸で押さえられ、さらに枯葉などでカモフラージュされているものが多い。
これから少なくとももう少し糸を掛けるつもりだったのだろう。

初めて見る場面だったのに、観察力が足りなかったようだ。
この後卵嚢はどうなったのか、母グモは果たして卵嚢を離れるのかどうか、明日もう一度確かめる必要がありそうだ。

追記:
次に日にまた見に行くと、母グモはまだ卵嚢にくっついていた。
糸はお尻からまだ出ていたが、たるんでいるし、卵嚢の様子にも変化はなかった。
毎日見に行ったわけではないが、11月6日(土)に見ると、母グモはいなかった。
他の方の観察によると、5日まではいたそうだ。

どう考えても、ジョロウグモの母グモが卵を守り続けるという考えは、当たっていないと思われる。
まず、数日間卵にはりついているだけでは、卵の生存率が高まるとは思えない。
卵は一冬越冬し、初夏まで孵化しないのだから、孵化するまで守り続けないと意味がないのではないか。

次に、前にも観察したが、お腹のしぼんだジョロウグモが、網を張って生きている例がかなり見られる。
卵を産んだあとも、卵から離れて可能な限り生き続けているらしいのだ。

今の時期、まだお腹の膨らんだジョロウグモもいるし、主の居なくなった網だけが残っているものもあるし、
お腹がしぼんだクモが網を張っている場合も見当たる。

↓まだ産卵前と思われるジョロウグモ。2010年11月10日。善福寺公園
d0146854_2151206.jpg


↓お腹がしぼんだジョロウグモ。同日同場所
d0146854_21513521.jpg

[PR]

by 2008oharu | 2010-11-01 20:56 | 昆虫でない虫 | Comments(0)
line

近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


by 2008oharu
line
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30