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5月の蝶たち②

近所で見られたごく普通の蝶たち 続き

●ツバメシジミ
↓交尾中のツバメシジミ。2011年5月26日。井の頭公園
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オスの翅はけっこう傷んでいる。

●サトキマダラヒカゲ
↓2011年5月17日。善福寺公園
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ワタムシだらけの葉の中に飛び込んで、ずっと口吻を伸ばしていた。
ワタムシ(アブラムシの仲間)の出す汁を吸っているのだろうか。
サトキマダラヒカゲは、樹液以外に腐った果実や獣糞などにもよく来る。
花に来るのはみたことがない。
ジャノメチョウ亜科では、今季最初に出現したようだ。

●ヒメジャノメ
↓今季初見のヒメジャノメ。2011年5月26日。善福寺公園
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2頭いて、例によってくるくる回りながら盛んに縄張り争いをしていた。

●ヒメウラナミジャノメ
↓今季初見のヒメウラナミジャノメ。2011年5月19日。埼玉県
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こちらはプチ遠征先で撮ったもの。
ヒメウラナミジャノメは、ごく普通種で、この日も多数飛び回っていた。
しかし、なぜか井の頭や善福寺では見られない。
野川公園や神代植物園などではよく見る。

wikipediaには
「幼虫は、イネ科のススキ、チヂミザサなどを食草とする。越冬態は幼虫。
成虫は日本全国に分布、春から秋の中ごろまで見られる。ほとんどどこでも見られるが、都心部にはいない。また、あまり暗すぎる林も好まないようである。」
と書かれている。
井の頭にも善福寺にも食草はたくさんあるので、都心部で暗い林だからというのが見られない理由なのだろうか。

●モンシロチョウ
↓西洋タンポポで吸蜜中。2011年5月26日。井の頭公園。
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このモンシロチョウは2化目かもしれない。

その他、アゲハ・クロアゲハ・アオスジアゲハ・コミスジ・キチョウなど多数見ているが、特に写真は撮っていない。
ヒカゲチョウはまだ幼虫だった。
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by 2008oharu | 2011-05-28 11:48 | | Comments(2)

5月の蝶たち①

近所で見られるごく普通の蝶たち

●ジャコウアゲハ
↓ジャコウアゲハのオス。2011年5月25日。玉川上水三鷹市区域。
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じゃ香の香りがするかどうかしばらく傍にいたのだが、よくわからなかった。
そう思えばするようだし、気のせいにも思えるし。
花には止まらなかった。
↓ぼろぼろの翅のメス。産卵中。2011年5月25日。玉川上水三鷹区域。
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この辺りには、ウマノスズクサが自生しているので、毎年このような光景が見られる。
産み付けられた卵のうち無事に成虫まで育つのはとても少ない。

↓産み付けられた卵と孵化した幼虫。同じウマノスズクサについていた。
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●ダイミョウセセリ
↓ヤマノイモに産卵するダイミョウセセリ。2011年5月22日。玉川上水三鷹市区域。
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目の前で産卵中だったので、どのように卵に毛をつけるか観察していたのだが、
特に目立った動きもなく、よくわからなかった。
↓毛のついた卵。
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●ゴマダラチョウ
↓たぶん産卵中と思われる春型のメス。2011年5月22日。井の頭公園
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●アカボシゴマダラ
↓産卵しようとしている春型のメス。2011年5月25日。玉川上水三鷹市区域。
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かすかに赤い星の色がついている。
アカボシゴマダラはエノキの幹にも産卵することが多い。
↓こちらはオスかな?2011年5月22日。玉川上水三鷹市区域。
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観察仲間の指摘で、ゴマダラチョウは目が黄色く、アカボシゴマダラは黒い個体が多いことが確認できた。(例外もあるそうだ。)
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by 2008oharu | 2011-05-28 11:26 | | Comments(2)

ゼフィルス速報

2011年5月24日の夕方、神田川沿いのコナラにアカシジミを見つけた。
しばらくすると、3頭が飛び回り始める。

↓証拠写真
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例年と比べて、割と早めの出現かもしれない。

今日(26日)、同じ場所を探してみたが見つからない。
代わりに上水縁でウラナミアカシジミを発見。
↓今季初見のウラナミアカシジミ
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これも、例年は6月に入ってから見ているので早い出現だ。

あとはミズイロオナガシジミだが、これも早く羽化してくるのだろうか。

しかし、これらゼフィルスの生活史は不思議だ。
図鑑には卵越冬と書かれているが、越冬そいうより、ほとんどの時期を卵で過ごしているようなものではないか。
なぜ、このような生活史なのだろうか。
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by 2008oharu | 2011-05-26 21:39 | | Comments(12)

ファウストハマキチョッキリ観察記

今年もそこここで、エゴツルクビオトシブミの仕事を目にしたり、コナライクビチョッキリの葉巻らしきものを観察したりする時期になった。
そこで「オトシブミハンドブック」を片手に、新しいチョッキリやオトシブミを求めて、あちこちに目をやる。
そして、近所の公園のトウカエデに葉巻らしきものを見つけた。
あるサイトでファウストハマキチョッキリがアップされていたと耳にしていたので、もしやと期待が高まる。
しかし、そのトウカエデでは、その後新たな発見はなかった。

その後、またトウカエデの低木をチェックすると、またもや葉巻が見つかる。どこかに虫はいないかとあちこち目をさまよわせているうちに、なんと赤い小さな虫が見つかった!

↓ファウストハマキチョッキリ。2011年5月14日。善福寺公園
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この虫のそばをよく見ると、茎が折れている。いかにも虫が噛み折った感じだ。
つまり、これから葉巻仕事を開始するはずなのだ。
それで、じっくり観察することにした。

以下は、途中から初めて一度終了し、また最初から新しい葉巻をつくる過程を観察してつなげてまとめたもの。一部後日観察したものもある。
写真はすべて同じ場所。5月14日~18日まで。

↓茎をかじって折る。かじり始めて折れるまで20分ぐらい。
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↓葉がしおれてくるまで、あちこち歩き回って葉脈を切っているように見えた。
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↓一番小さい内側の葉から巻き始める。その中に卵を産み付けているように見えた。
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↓一枚巻き終えると、脚を伸ばして次の葉を引き寄せ、手繰り寄せて上に巻きつけていく。
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巻く作業は2時間ぐらいかかっていた。

途中、小さい蜂が突然現れたこともあった。
たぶん寄生蜂なのだろう。
↓寄生蜂。
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ボケた写真だが、お尻の針を差し込んでいるように見えるので、一瞬で卵を産み付けてしまったのかもしれない。
親虫は何事もなかったかのように仕事を続けていた。

今日はチェックしていないが、驚いたことには、14日に発見してから18日まで5日間、毎日毎日親虫は同じ木で葉巻をつくり続けているということだ。
寿命の続く限り作り続けるのだろうか。
それは何日ぐらいで、いくつくらいの葉巻をつくるのだろうか。

↓完成した葉巻。日時がたつと枯れた葉のようになる。
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体長9-5.5mm。本州から九州まで広く分布。晩春から初夏に出現。カエデ類・シデ類・サクラ類などに葉巻をつくる。
↓かんばりやのファウストハマキチョッキリのお母さんです。
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by 2008oharu | 2011-05-19 22:18 | 甲虫 | Comments(0)

蝶の幼虫たち

●アカボシゴマダラの幼虫。2011年3月30日。井の頭公園
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擬木柵を這っているのを知人が発見。
アカボシゴマダラは、近年有名な外来種で幼虫越冬。
紹介されたころは、エノキの幹や枝(二股の部分など)で越冬すると言われ、私もその状態を何度か確認してきたが、ゴマダラチョウのように木の根もとのエノキの葉について越冬する個体もいるそうだ。
この幼虫は、季節外れの暖かさに間違って早く活動し始めてしまったのか、それとも風に飛ばされて越冬場所から離れてしまい、なんとかエノキに戻ろうとしているところなのか。
エノキの葉はこの時期まだ展開していなかった。
どうしようかとちょっと迷ったが、一応近くのエノキの枝に乗せておいた。

↓アカボシゴマダラの幼虫の脱皮。2011年4月19日。同場所
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通りがかりにちらっと眼をやると、幼虫が体をそらせていた。
帰り道、もう一度見ると、脱皮し終えていた。
左の部分に脱皮殻が見える。
アカボシゴマダラやゴマダラチョウは4令で越冬し、越冬明けに脱皮して5令(終令)になる。
春型の終令は、エノキの新葉にそっくりの赤みを帯びた緑色なのが、いつ見ても驚きだ。

↓葉を食べて成長するアカボシゴマダラ。2011年4月20日。同場所
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成長するにつれて、赤味は消えていく。エノキの葉も赤みがなくなってくるからだろう。

蛹化するまで観察しようと思っていたのだが、ある日見たら、枝ごと折り取られ、なくなっていた。
アカボシゴマダラの成長の様子は、以前に観察している。

こちら

●コムラサキの幼虫。2011年5月6日。善福寺公園
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これも擬木柵の上を這っていたもの。
傍に柳があったので、風などに飛ばされて千切れ落ちたのかもしれない。
コムラサキは3令幼虫で越冬するので、まだとても小さい。
ためしに柳の葉を千切り取って置いてみたら、食べ始めた。
どうしようかと迷ったが、とりあえずお持ち帰りした。
まだ先は長く、柳の葉を供給するのが難しそうなので、リリースするかもしれない。

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●ウラナミアカシジミの幼虫。2011年5月5日。井の頭公園
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これも擬木柵を這っていたもの。
傍にコナラの木があるので、やはりそこから落下したか、あるいは蛹になるために移動中なのかもしれないが、コナラの葉を与えてみると、食べ始めたので、まだ成長途中の可能性が高い。
こちらは、その場に置いたままにした。
次に日もまだ同じ場所にいて、コナラの葉に食べ後があり、糞も落ちていたが、その後行方不明になった。
写真をよく見ると、首のあたりに白い粒がついている。
もしかしたら、寄生バエの卵かもしれない。
蛹になるのを観察したかったが、寄生されたいたのであれば、無理だったろう。
 
ウラナミアカシジミは、近くのクリの木の花に成虫が来ているのを確認しているし、御殿山でも以前に幼虫を見ているので、井の頭で確実に繁殖しているゼフィルスだと言える。

●ミズイロオナガシジミの幼虫。2011年5月6日。玉川上水縁。
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玉川上水縁の鉄柵についていたが、ほとんど動かず、死んでいたのかもしれない。
これにも白い粒状の卵が2つついていたので、寄生されていたようだ。
ミズイロオナガシジミの幼虫も、観察仲間が小鳥の森で以前見ているし、成虫も観察しているので、井の頭で繁殖しているゼフィルスだと思われる。

●ルリシジミの幼虫。2011年5月5日。玉川上水縁の人家の藤の花に。
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初めはウラギンシジミの幼虫かと思ったが、2本の突起がないので、ルリシジミだとわかった。
ルリシジミの幼虫は初め見た。

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上は次の日の様子。すでに花はほとんどなくなっている。
蛹になるかと期待していたが、次に日には姿を見失った。

平地性ゼフィルスで井の頭地区で見られるのは、あとアカシジミなのだが、今年はもう無理だろう。
擬木柵だけを見ていても、いろいろな発見があってなかなか面白い。
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by 2008oharu | 2011-05-11 14:23 | | Comments(0)

虎(天道虫)の威を借る葉虫たち

↓ナナホシテントウ 2011年5月5日。善福寺公園
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若葉の季節になり、アブラムシ(アリマキ)が大喜び。
それを狙ってテントウムシの仲間も目につくようになった。
ナナホシテントウ親子・ナミテントウ親子や卵・ダンダラテントウなどなど。

そんなテントウムシに見間違えてもらいたいと装う虫たちも、時期を同じくして出てくる。

↓クロホシツツハムシ。同日同場所
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↓イタドリハムシ。2011年5月6日。玉川上水縁のイタドリに。
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このヤツボシハムシはちょっと装いが弱いかも。同日同場所
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by 2008oharu | 2011-05-10 18:14 | 甲虫 | Comments(0)

シャクトリムシ・コレクション

春になって、木々の若葉が展開し始めた途端、
玉川上水の擬木の柵にシャクトリムシたちが目につくようになった。
フユシャクのようにこの擬木に卵を産み付けたものが孵った場合や
上水縁の木々から落ちてきたものなどが這っているのだろう。
小さいものは識別の仕様がないが、特徴があるものをいくつかコレクション。

●チャバネフユエダシャク 2011年4月20日、30日。井の頭公園玉川上水縁。
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色が特徴的なので、識別しやすい。
チャバネフユエダシャクの成虫は、クロスジフユエダシャクと似ていて、同じころに羽化するようようなのだが、まだ確認したことがない。
幼虫が何匹も見つかったので、もしかしたら、クロスジを見間違えていたのではないかともう一度写真を確かめてみたが、やはり撮ってはいなかった。
来季は見逃さないように探したい。

●シロオビフユシャク。同日同場所
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このフユシャクの成虫はメスが産卵しているところだけ確認した。
やはり幼虫はあちこちにいたので、来季は成虫ももっと確認したい。

その他のフユシャク、ウスバフユシャク・クロテンフユシャク・ヒロバフユエダシャクなど、成虫や産卵を確認したフユシャクたちの幼虫は確認できていない。
図鑑などでも幼虫がどんな色形をしているのかよくわからないので、識別できないでいる。

●ニトベエダシャク 同日同場所
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このシャクトリムシもあちこちにとてもたくさん見つかるが、成虫は5月に一度みたきりだ。
白いからだと黄色い頭で識別しやすい。

●チャエダシャク。2011年4月21日。井の頭公園・玉川上水縁
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茶色くて、体に白い筋が入っているのが特徴で識別しやすい。
あちこちにいる。

●クワエダシャク(たぶん)。同日同場所
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枝に成りすますタイプで、この手のシャクトリムシにはだまされたことがあるが、擬木から枝が出るはずもないことまでは、本人にはわからないようだ。

●クロクモエダシャク 2011年4月28日。同場所
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クロクモエダシャクは食樹であるヒノキ科の葉に擬態している。
2月中旬ころからずっと見られるシャクトリムシだ。

●ヒメノコメエダシャク 2011年5月1日。同場所
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模様がはっきりしているのでわかりやすい。

●トビモンオオエダシャク 2011年2月27日。同場所
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頭に2本の角のようなものがあるのが特徴。
すでに成虫が羽化している。

●オカモトトゲエダシャク。2011年4月29日。同場所
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鳥の糞に擬態しているといわれるシャクトリムシ。
下は、2011年5月6日、善福寺のエノキにいたもの。
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ざっと、名前がわかったものだけでも擬木柵にいたものは9種。
ほかにも名前がはっきりしないシャクトリムシはたくさんいた。
また、シャクトリムシ以外の蛾の幼虫、さらには蝶の蝶幼虫も見られた。

幼虫たちは食草・植樹の葉を食べなければ成長できないので、擬木を這い続けていては命が危うい。
果たして植樹に行きつけたのだろうか。
(もちろん、終令になって、蛹化する場所を求めて動き回っている場合は別だが。)
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by 2008oharu | 2011-05-08 18:44 | | Comments(0)
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近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


by 2008oharu
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