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オカモトトゲエダシャク

例によって玉川上水縁の擬木柵をチェックしていると、こんな蛾が目についた。

↓2012年2月22日。井の頭公園
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翅が縮んでいるので、羽化しているところだと思われる。
見たことがない蛾だ。
11時50分ごろだったので、しばらくしてまた見ることにした。

↓13時30分ごろの状態。
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翅が大分伸びてきている。触角が櫛状なので、♂だろう。

↓15時10分ごろの様子。
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あまり変化はないが、翅を少し開いている。
模様がかなりはっきりしているので、家に帰って調べれば名前がわかるだろうと思い、
ここまでで観察を終えた。

同じとき、みき♂さんから別の場所の蛾の情報をいただき、見に行った。

↓同日。井の頭公園の木柵にいた蛾。
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↓横からみたもの。
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このような特徴のある翅の状態から、家に帰って調べ、オカモトトゲエダシャクだろうと推定できた。
触角が櫛状ではないので、♀だろう。

擬木柵の方は、なかなか名前が突き止められなかったが、オカモトトゲエダシャクの写真をあちこちのサイトで見ていくうちに、これもオカモトトゲエダシャクではないかと思い至った。
図らずも、みき♂さんからも同じ意見をいただいた。

翅は止まるるときは細く折り畳み、飛ぶときは広げるそうだ。

もし、この同定が正しければ、成虫は初見ということになり、しかも♂♀同時に見られてとてもラッキーだった。

幼虫は、鳥の糞に擬態していることで有名。
↓2007年5月19日。井の頭公園。
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まだ上水の柵が鉄柵だったころ、そこに巻き付いていたスイカズラ(?)を食べているところ。

↓2011年5月6日。善福寺公園。
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エノキの若葉を食べている。

オカモトトゲエダシャクは、蛹越冬で年1化。早春に羽化する蛾のスプリング・エフェメラルだ。
図鑑には、3月~4月に見られる蛾と記されているが、ここの所春の陽気が続いたので羽化が始まったのだろう。
季節は確実に春に向かっている。
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by 2008oharu | 2012-02-23 11:12 | | Comments(2)

ウスタビガの卵

ウスタビガはヤママユガ科の蛾で、成虫は晩秋に羽化し、卵を産んで死んでしまうため、あまり見る機会がない。
羽化し終わった空繭は、葉が落ちた木の枝からぶら下がっているので、割とよく発見される。
けれども、私は今まで見たことがなかった。
昔は井の頭公園近辺でも見られたそうだが、現在は狭山湖などの丘陵地まで行かないと見られないものと思っていたのだが、観察仲間のIさんが、近場の公園で見られたと教えてくれた。

それならばぜひ見たいと行ってみたのが以下。

ウスタビガの空繭。2012年2月12日。K公園
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初めは、狭山湖ですでに観察した経験のあるAさんに教えてもらって見られたのだが、
慣れてきたら、自分でも見つけられた。

こちらは、比較的低いところにあった空繭をAさんが採取したもの。
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この色の違いはなぜなのだろうか。
食べた葉の色などで決まるのか、日にさらされて色褪せたりするのか。

私より先に観察に来ていたAさんは、10個あまりの繭を発見している。
だいたい決まった範囲内の主に桜の枝についていたようだ。
ウスタビガのメスは、羽化した後、空繭に産卵することもあると聞いていたので、
「もしかして、卵がついているのがあったのでは。」と聞いてみたが、
その時は注意していなかったそうだ。
それが、写真をチェックしたら、1つの繭に卵らしきものがあるという。

それで、私ももう一度卵をチェックするために出かけてみた。
そして、見つけたのが以下。

↓空繭に産み付けられた卵。2012年2月13日。
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繭についている茶色の丸いものが卵だろう。
(ちなみにこの木はエノキだった。)

卵がかえるのは春。木の葉が展開し始めているので、孵化の様子や幼虫は見られるかどうかわからないが、
もう一度来てみたい。

K公園にウスタビガがいるのなら、井の頭公園でも見つかる可能性がないとは言えないかもしれない。
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by 2008oharu | 2012-02-13 21:42 | | Comments(2)

シロフフユエダシャクとヒロバフユエダシャク

今日は、フユエダシャクのオスを5匹ぐらい見つけた。
そのうち、たぶんシロフフユエダシャクだと思えるのは、1匹のみ。

↓シロフフユエダシャクのオス。2012年2月10日。井の頭
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それに対して、ヒロバフユエダシャクのオスは少なくとも4匹。

↓ヒロバフユエダシャクのオス。2012年2月10日。井の頭
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斑紋の変異があり、ぱっと見たところでは区別しにくく間違ってしまうこともあったが、
一か所シロフとヒロバが同じところについていたのを見ると、ヒロバの方がかなり大きかった。

メスはヒロバフユエダシャク、シロフフユエダシャクとも2匹ずつ。

↓シロフフユエダシャクのメス。2012年2月10日以下すべて同じ。井の頭
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上の個体は、オスと同じところにいたので、もしかしたら交尾後だったのかもしれない。
産卵も見られるといいが。

↓ヒロバフユエダシャクのメス。同日同場所。
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上のメスは、とても大きく感じた。(測定しわすれる。)個体差なのだろうか。

今日はそのほかクロテンフユシャクの交尾、ウスバフユシャクのオスも見られたが、
ヒロバとシロフがピークになってきた感じがする。
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by 2008oharu | 2012-02-10 21:48 | | Comments(6)

フユシャク続報

12月後半から現在まで、一番よく目につくフユシャクはウスバフユシャク。
毎日のように何匹か見られる。

↓交尾するウスバフユシャク。井の頭公園。1月19日。1月28日。
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その中で注意してみると、少しずつクロテンフユシャクも目につくようになった。
↓交尾するクロテンフユシャク。井の頭公園。1月31日。2月4日。
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オスは、翅を横切る黒い線が折れ曲がっているのがクロテンで、ゆるくカーブしているのがウスバ。
メスだけのものもたくさん見られるのだが、その識別の仕方はわからない。
中にはウスモンフユシャクのメスも混じっているかもしれない。

↓ナミスジフユナミシャクの産卵。2012年1月28日。井の頭公園
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薄緑色の卵を、そのままあちこちに産み付けているだけ。
これが通常の産卵形態なのだろうか。卵は乾燥してしまわないのだろうか。

↓こちらは、クロバネフユシャクの卵塊と思われるもの。2012年1月28日。井の頭公園
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卵を覆う毛が一部しかない。
途中で何か事故があったのか。メスの気まぐれなのか。
おかげで卵の産み付け方や色・形がよく見える。

↓上の写真をピクセル等倍に拡大したもの。
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↓こちらは、産卵し始めたところで事故に遭ったようだ。メスはすでに絶命。
2012年1月28日。井の頭公園
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そして、シロフフユエダシャクも出始めた。
↓シロフフユエダシャクのオス。2012年2月4日。井の頭公園。
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あと、ヒロバフユエダシャクが出れば、昨年までに見られた冬尺は出そろう。
新しい種類(シモフリトゲエダシャクなど)が見られるといいのだが。
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by 2008oharu | 2012-02-06 09:48 | | Comments(4)
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近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


by 2008oharu
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