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キタキチョウの春

本州で見られるキチョウは、いつの間にかキタキチョウと呼ばれることになった。
私の持っている古い図鑑では、キチョウなのだが。
DNAを調べた結果、南に生息するキチョウとは違うことがわかったかららしい。
日本のみで見ると、南のキチョウよりキタキチョウの方が広い地域を占めるので、
南のキチョウを「ミナミキチョウ」と呼びたくなるが(実際そう呼ぶ人もいるようだ。)、
世界的にみると、南のキチョウの方が広く分布するのだという。

さて、仕方がないので、これからはキタキチョウと呼ぶことにする。
キタキチョウは成虫越冬だが、このところの暖かさで、やっと活発に活動するようになった。

ヒメオドリコソウ・ハコベ・オオイヌノフグリが咲く陽だまりにキタキチョウが飛んでくる。
どの花で吸蜜するか観察してみた。

↓ヒメオドリコソウに。2012年3月28日。井の頭公園。
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↓ハコベに。同日同場所。
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↓オオイヌノフグリに。同日同場所。
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だいたいどの花にもまんべんなく来ていたが、一番よく来ていたのはやはりヒメオドリコソウだった。
(ビロウドツリアブは来ないので、やはりこの花は蝶向けなのか。)
その他、近くに咲いていた園芸種のスミレにも来た。

そこへもう1頭のキタキチョウが現れる。
黄色が濃いので、オスだと思われる。

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メスは交尾拒否姿勢を取りながら、吸蜜を続けるが、オスはしつこく言い寄る。
うるさく思ったのか、最後にはメスは花を離れて飛んで逃げる。

メスはすでに交尾を終えているのだろう。
オスも越冬しているところを見ると、越冬明けに交尾するのかもしれない。

そして、越冬明けに思う存分栄養をつけて、これから産卵しようとしているのだろう。
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by 2008oharu | 2012-03-30 21:19 | | Comments(4)

モンシロチョウの初見・初撮り

今年は春の気温がなかなか高くならず、予想通りモンシロチョウの初見は遅かった。
それでも、3月20日は初夏の気温だったので、観察仲間の方々があちこちでモンシロチョウを初見された。
井の頭公園内と玉川上水下流の杉並区部、それに三鷹市の住宅街など。

モンシロチョウの初見データ集めていらっしゃる「my蝶アルバム」のojyalさんの集計結果を見ても、3月20日はたくさん見られた日のようだ。

しかし、私自身はなかなか出遭えなかった。
井の頭公園内のモンシロチョウの見られそうな部分はだいたいわかっていたので、
毎日のようにそこをチェックして回ったのだが、タイミングが悪いのか見られなかった。

今日はまた初夏の陽気ということだったので、絶対見つかるはずだと意気込んで見て回った。
そして、やっと見つけ、写真に撮ったのが、以下。

↓今季初見のモンシロチョウ。2012年3月28日。井の頭公園。
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この場所では、最初に飛んでいるのを見たのだが、なかなか止まらず、そのうち見失ったので、
あとでまた来てみると、今度は止まった。
止まったのは、蕗の薹の花だった。この花で吸蜜するのは初めて見た。
写真に撮って拡大してみると、翅がすでに欠けているので、この日に羽化したものではなさそうだ。
やはり、もっと前から羽化していたのに、タイミングが悪く見られなかったのだろう。
ここでは、もう1頭飛んでいた。

↓別の場所のモンシロチョウ。同日。井の頭公園。
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ここも、モンシロチョウ・ポイントなのだが、午前中は見られなかった。
帰りにもう一度通ると、やはり2頭飛んでいて、1頭が止まった。

その他、もう一か所で飛んでいるのを見たので、この日は合計5頭見たことになる。

この日は、成虫越冬のキタキチョウも2頭、キタテハも飛んでいたので、やっと蝶が元気に飛び回れる気温になってきたのだろう。
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by 2008oharu | 2012-03-28 22:43 | | Comments(2)

アブ・ハチ撮り

このブログ、なんだか蛾専門ブログのようになってしまったので、たまにはアブ・ハチを撮ってみる。

今年もビロウドツリアブが出てくる時期になった。

↓今季初見のビロウドツリアブ(♂)。2012年3月25日。井の頭公園
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昨年も思ったのだが、オオイヌノフグリとハコベの花がお気に入り。
ヒメオドリコソウも咲いているが、これには来ない。
花のつくりが合っていないのだろう。

↓オオイヌノフグリの蜜を吸う。同日同場所同個体。
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↓ハコベの蜜を吸う。同日同場所同個体。
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いつも同じような場面ばかり。交尾や産卵の場面も観察してみたいものだ。
それでも、早春にしか見られないこのアブが見られると、やはり春を実感できる。

ふと気づくと、ジンチョウゲの匂いがしたり、ヒサカキの匂いが漂ってくる。
これも春を告げる匂いだ。
ヒサカキの花の匂いは、人間にはあまりよい匂いには思えないが、虫たちを引き付けるには効果的なのだろう。

↓ヒサカキの花にきたハチ。2012年3月25日。井の頭公園。
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by 2008oharu | 2012-03-25 21:40 | 総合 | Comments(4)

トビモンオオエダシャク

トビモンオオエダシャクは、以前他所でみたことがあったのだが、井の頭公園では未見だった。
昨年幼虫を何匹か見ることができたので、成虫も必ず見られるはずと思っていたのだが、
時期になってもなかなか出会えなかった。

出遭えないわけで(笑)、実はそれは、男子トイレにいたのだ。

↓男子トイレの壁についていたトビモンオオエダシャクの成虫。2012年3月20日。井の頭公園。
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入り口近くだったので、発見したお仲間が人のいないときを見計らって撮らせてくれた。

さらにゆっくり見られるように、棒に止まらせて移動。よく見ると触角が櫛状なので、オスのようだ。
↓移動させたトビモンオオエダシャク。
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↓昨年見つけた幼虫。2011年6月19日。井の頭公園。
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↓顔面のアップ。2011年6月23日。
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↓交尾するトビモンオオエダシャク。2012年3月22日。野川公園。
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こうして今までの観察記録がつながっていくとうれしい。

ところで、井の頭公園の成虫は、もしかしたら
いつも観察しているルリビタキのご馳走になってしまったかもしれない。
鳥見仲間が撮った写真に、大きなオスの蛾を咥えた写真が写っている。
この時期、あの場所、つじつまがあうのだ。
こんなつながりもある。

追記:
鳥見仲間のしょうこさんに許可を頂いたので、件のルリビタキの写真を掲載します。
(しょうこさん、ありがとうございます。)
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いかがでしょうか。
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by 2008oharu | 2012-03-23 11:32 | | Comments(2)

3月上半期の蛾

今年の春は進行が遅い。昆虫界もなかなか期待通りには春めいてこない。
そんな中で、かろうじて見つけたフユシャク以外の蛾たち。

●アトジロエダシャク
2012年3月15日。井の頭公園内トイレの壁。
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触角の形状からオスだと思われる。
次いで、次の日には、2匹見つけたので、今が羽化の旬らしい。

↓2012年3月16日。新しい擬木柵についた蛾の第一号。
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↓2012年3月16日。井の頭自然文化園内、ビオトープ予定地。
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アトジロエダシャクの幼虫は6月に見ている。
↓2011年6月6日。井の頭公園。
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広食性のようだ。

●ウスベニスジナミシャク
↓2012年3月11日―12日。井の頭公園。
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この蛾は2009年3月10日に立野公園で見ているが、井の頭公園で確認したのは初めて。
「薄紅」と名がついているが、どちらかと言えば、緑色が目立つような気がして戸惑う。
幼虫不明。食草もわからない。

●トシマカバナミシャク?
2012年3月16日。井の頭公園。
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小さくて地味なので、判別も難しい。
シロテンカバナミシャクというのにも似ている。
詳細不明。

●ホシオビキリガ??
↓2012年3月6日。井の頭公園。
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カシワオビキリガというのにも似ているので、判別は??
いずれにしても、成虫越冬キリガの仲間だと思う。

昨年幼虫をよく見たトビモンオオエダシャクの成虫はまだ見つけられない。
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by 2008oharu | 2012-03-17 10:58 | | Comments(4)
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近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


by 2008oharu
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