<   2012年 04月 ( 3 )   > この月の画像一覧


オオミズアオと最近の蛾たち

2012年4月25日、オオミズアオの羽化を見る。
昨年は4月17日だったから、羽化の時期としてはおおむね正常なのだろう。

キノコを探していたお仲間が、葉の下から出てきたところに遭遇し、私に連絡をくれた。

↓地面に出てきたオオミズアオ。井の頭公園。2012年4月25日12時7分。
d0146854_1562770.jpg

翅はまだ縮れ、腹がイモムシのように目立つ。触覚は櫛状のオスで、立派に伸びている。
翅を伸ばす場所を探しているらしく、かなりの早さで動き回っている。
辺りは下草の笹が刈り取られているので、よい場所がないのではないかと、
余計なお世話で、枝にしがみつかせ、その枝を地面に固定してみた。

↓枝にぶら下がるやいやや、すぐに翅を伸ばし始める。12時28分。
d0146854_1511639.jpg

↓しばらくしてからまた様子を見る。遠くから見ると、翅は木の葉のように見えた。13時20分。
d0146854_15111596.jpg

さらに観察する予定だったが、天気の様子が変わったので、帰ってしまった。
あとで、別のお仲間が撮った写真を見ると、14時過ぎには翅を開いていたようだ。

オオミズアオは昨年多数の幼虫を観察した。
特に台風のあと、木から振り落とされたらしい幼虫が大小合わせて10匹ぐらい擬木柵の上をうろついていた。
井の頭公園の玉川上水縁の雑木林は、オオミズアオのよい生息地になっているのだろう。

その他の井の頭公園内で見た蛾。

↓オオアオシャチホコ。2012年3月30日。
d0146854_15185497.jpg

この後もたくさん見ている。昨年も多く見られた。井の頭のこの区域に多い蛾だ。

↓シロテンエダシャク。2012年4月7日。
d0146854_1520209.jpg

これも、4月6日から21日にかけて何匹か出現。

↓クロスジキリガ。2012年4月7日。
d0146854_1521436.jpg

初見の蛾。

↓オオトビスジエダシャク。2012年4月15日。
d0146854_15231587.jpg

この日一気に3匹見た。
この蛾は幼虫もよく目につく。成虫も昨年も観察。これも井の頭に多い蛾かもしれない。

↓ハガタクチバ。2012年4月15日。
d0146854_1524863.jpg

翅があまりにぼろぼろで擦り切れているので、初めはわからなかった。
越冬した個体だからか。昨年2回見ている。

↓エグリツマエダシャク。2012年4月25日。
d0146854_1526616.jpg

お仲間が見つけて持ってきてくれた個体。
以前に善福寺で見ているが、井の頭では初めて。
[PR]

by 2008oharu | 2012-04-26 15:30 | | Comments(6)

里の蝶たち

初夏の陽気が続き、蝶たちが元気に飛び回っている。

↓ツマキチョウのオス。2012年4月10日。井の頭公園。
d0146854_20101535.jpg
d0146854_20103175.jpg

ツマキチョウは9日に目撃したが、写真には撮れなかった。
例年4月上旬に初見しているので、だいたい例年通りの羽化だと言える。

↓スジグロシロチョウ。2012年4月12日。井の頭公園。
d0146854_20103310.jpg

スジグロシロチョウも9日に見たという情報があったが、私は12日が初見。

↓モンシロチョウの交尾。2011年4月12日。井の頭公園。
d0146854_20105424.jpg

モンシロチョウの羽化初見は遅かったが、その後順調に増えている。

↓成虫越冬蝶のウラギンシジミのメス。2012年4月10日。井の頭公園。
d0146854_20111079.jpg

どこで越冬していたのか、元気に飛び回っていた。

↓ハリエンジュ(ニセアカシア)で産卵行動。2012年4月12日。井の頭公園。
d0146854_20112448.jpg

遠くてピントが合わなかったので、産卵したかどうか確認もできないが。
ハリエンジュも食樹になることがわかる。

↓成虫越冬蝶のムラサキシジミ。2012年4月8日。井の頭公園。
d0146854_20112610.jpg

シラカシの葉の上に来たので、これも産卵かと思ったが、遠くて確認できない。
翅を開いたままなので、たぶんこのときは産卵はしていないと思う。

辺りで一番多いのはキタキチョウ。
こんなに多くのキタキチョウがいったいどこでどのように越冬していたのだろうか。
[PR]

by 2008oharu | 2012-04-12 20:26 | | Comments(0)

スプリング・エフェメラルを求めて

高尾山までちょっと足を伸ばせば、ミヤマセセリ・コツバメ・スギタニルリシジミなどの蝶が見られると知って以来、毎年春先に行ってみるのが恒例になった。

蝶のスプリング・エフェメラルの代表はギフチョウなのだろうが、現在は高尾には生息していないので、諦めている。

3月末に一度高尾方面に行ってみたが、まだ成虫越冬蝶のテングチョウ・キタテハ・ルリタテハなどしか見られなかったので、4月5日に再挑戦した。

↓ミヤマセセリ。2012年4月5日。裏高尾の林道。
d0146854_1744870.jpg

ミヤマセセリは2009年にここで初めて見て以来、毎年同じ場所で見ることができる。
ここは、小さな水の流れがあるところで、ミヤマセセリが数匹集まって水を飲んでいることが多い。
やはり、オスは水を吸ってミネラルを吸収する必要があるからなのだろうか。

この1頭がちょっとメスっぽく見えたが、自信はない。
d0146854_17434665.jpg


この日、花に来ているミヤマセセリは見られなかった。
一昨年は、花に来ているメスのミヤマセセリも見られたのだが。

↓ミヤマセセリのメス。2010年4月5日。裏高尾林道
d0146854_17501744.jpg

メスは翅に白い紋が帯のように入っている。

さて、次の目当てはスギタニルリシジミ。

スギタニルリシジミは、普通のルリシジミとよく似ているのだが、紋の入り方が少しだけ違う。
普通のルリシジミは年に何回か羽化を繰り返すのだが、スギタニルリシジミは年1化のスプリング・エフェメラルなのだ。

↓スギタニルリシジミの紋の特徴。
d0146854_17585163.jpg

矢印の部分の紋がつながっている。ルリシジミは二つの部分に分かれている。
このように覚えていたので、目視ではわからず、いちいち写真に撮って拡大して確かめるしかない。

ところが、この日はなんと、撮るもの撮るもの、みんな紋つながりのスギタニルリシジミばかり。
昨年はたった1匹しか見つけられず、あとはみんなルリシジミだったのに。

↓スギタニルリシジミ。2012年4月5日。
d0146854_1831390.jpg
d0146854_1832554.jpg
d0146854_1833711.jpg

傍に捕虫網を振り回していた人がいて、
「こんなにスギタニルリシジミがいるとは思わなかった。」というようなことをつぶやいていた。

あとで、黒い点の周りに白い縁取りがあるのもスギタニルリシジミの特徴であるとうかがう。
また、紋がルリシジミのように離れているものもいるとか。
ますますややこしい。

比較のためにルリシジミ。
↓2010年4月8日。同じ場所で。
d0146854_1884349.jpg


最後のコツバメは結局見つけられなかった。

辺りはいつものように成虫越冬のテングチョウだらけ。
それもこの時期らしい様子なので、おまけに花がらみでカメラに収めておいた。

↓テングチョウ。2012年4月5日。
d0146854_18112961.jpg

[PR]

by 2008oharu | 2012-04-08 18:18 | | Comments(2)
line

近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


by 2008oharu
line
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30