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フユシャク第3弾 次々に

チャバネフユエダシャク

↓チャバネフユエダシャクのメス 2012年12月16日。井の頭公園
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↓チャバネフユエダシャクのオス 2012年12月23日。井の頭公園
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今季は、メスの方が先に現れ、毎日のようにあちこちで目にしたが、オスがなかなか見つからなかった。
出現期がずれたのか、それとも単にオスが目につかないところにいただけなのか。
この蛾も夜行性で、昼間には交尾・産卵の様子は見られそうもない。

クロバネフユシャク

↓クロバネフユシャクのオス。たぶん羽化してきたところ。2012年12月23日。井の頭公園
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↓しばらくしてから見た同個体。
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裏翅を見たときは、識別できなかった。
表翅を見ても、フユシャク亜科の蛾は微妙な差で見分けなくてはならず、
この個体もシロオビフユシャクなのかクロバネフユシャクなのか、ちょっと迷ってしまう。

クロバネフユシャクは、今までは年が明けてから見ているので、ちょっと早い羽化だ。

シロオビフユシャク

↓シロオビフユシャクのオス。2012年12月25日。井の頭公園
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シロオビフユシャクは昨年の12月末にも見ている。

クロバネとシロオビのオスは、その後も毎日どちらかは目にした。

ウスバフユシャク
↓ウスバフユシャクのオス。2012年12月27日。井の頭公園。
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ウスバフユシャクは、12月下旬から2月上旬まで見られる一番ポピュラーなフユシャクだ。

これらフユシャク亜科のメスの識別はさらに困難だ。

おまけ:クロスジフユエダシャクの産卵行動


クロスジフユエダシャクは、出現のピークを越えたが、12月末になっても、時々目にする。
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上の写真は、12月8日のメス。
擬木柵にいて、腹の先を曲げるような行動をとっていたので、本当の木の幹に誘導してみた。

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すると、幹の樹皮の隙間のようなところに腹の先を差し入れて、産卵しているように見える。


今季は12月中に6種類のフユシャクが井の頭公園で見られたことになる。
来年は新しい種が見られるだろうか。
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by 2008oharu | 2012-12-28 20:20 | | Comments(0)

あるアオスジアゲハの場合

MFのタブノキにアオスジアゲハの幼虫がいるのに気付いたのは11月の半ば。

↓アオスジアゲハの幼虫① 2012年11月15日。井の頭公園。
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↓アオスジアゲハの幼虫② 同日同場所。
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既に晩秋で、どんどん気温が下がって来るこの時期、
果たしてこの幼虫たちは無事に蛹になれるのだろうか。
そう思いながら、毎日のように観察し続けた。

それでも、晴れて気温が高くなると、動きまわってまだ葉を食べている。
↓葉を食べる幼虫。2012年11月20日。
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しかし、12月に入って、気温は10度以下になることも多く、ほとんど毎日同じ場所に固まっていた。

↓2012年12月2日の状態。
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下の幼虫②は、よく見ると体に黒い点があり、どうやら寄生されている可能性がある。

その後、とても寒い日に見ると、幼虫はどちらも体を二つ折にした状態だった。
腹足は、葉にしっかりと固定されているので落ちることはないが、上半身は支える力がなくなったのか、垂れ下がった状態だったのだ。
これはもう、蛹にはなれないだろうと思った。
でも、昼の暖かい日差しを受けると、なんとか上半身も元の位置に戻る。

(折れた状態を見るのに忍びなくて、写真に撮らなかったのが失敗。)

↓2012年12月16日。
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この日は、とても暖かい日で、なんと幼虫①はかなり動いて別の枝に移っていた。
しかし、幼虫②は、見当たらない。

そして、夕方もう一度見ると、幼虫①の姿もなかった。
もしやと思って、上の写真の位置の真下を見てみたら、幼虫が地面に落下して転がっていた。

やはり昼間の暖かさで動いたものの、夕方の寒さで力尽き、落下してしまったのだろう。

結局、自然界では、暖かいうちに蛹になれなかったものは、生き延びることができず、淘汰されていくのだろう。

しかし、力尽きたのは本当に気温のせいなのか知りたいという気持ちもあって、落下した幼虫を家に持ち帰った。

暖かい部屋の中でプラスチックケースに入れておき、何枚かのタブノキの葉も入れた。
幼虫はやがて動きだし、葉を食べる様子はなく、プラスチックケースの中を這いまわったのち、
2日後には前蛹状態になり、4日後にやっと蛹になった。

やはり気温さえあれば、蛹になれたわけだ。

↓ケースの中の蛹。
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今までも、コミスジやキタキチョウなどがとんでもない時期に産卵しているのを見たことがある。
そのほとんどは無事に成長はできないのだろうが、
今後さらに温暖化が進んだりすれば、一年中成長を繰り返すようになるかもしれない。
蝶たちは、そういう可能性に掛けているのかもしれない。
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by 2008oharu | 2012-12-26 22:28 | | Comments(0)

フユシャク第2弾 クロオビフユナミシャク

今日は、クロオビフユナミシャクのオス4匹、メス2匹を目にした。
クロオビフユナミシャクの最盛期かもしれない。

↓今季最初に見たクロオビフユナミシャクのオス。 2012年12月13日。 井の頭公園
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昨年は12月5日に見ているので、少し遅めかもしれない。

オスは擬木柵ばかりではなく、いろいろなところで見られた。
↓建物の壁。2012年12月16日。
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↓木の根もと。同日。
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↓鉄柵。2012年12月20日。すべて井の頭公園内。
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↓今季初のメス。2012年12月19日~20日。公園の木柵(教えていただいたもの。)
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↓鉄柵。2012年12月20日。
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このメスの傍には2匹のオスがいたが、ぜんぜん反応がない。
クロオビフユナミシャクは夜行性なので、昼間は活動しないのだろう。
メスもコーリングしないし、オスもメスを探して飛び回ることもないようだ。
あるいは、すでに交尾を終えているのかもしれない。

このフユシャクの交尾や産卵は昨年も見られなかった。

チャバネフユエダシャクの♀がだいぶ前から出ているのだが、なぜかオスをまだ見ていない。
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by 2008oharu | 2012-12-20 21:14 | | Comments(0)

それぞれの冬越し

アカボジゴマダラ
↓2012年11月24日。善福寺公園。
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善福寺の観察会の方が見つけたもの。エノキの枝への同化の仕方がお見事。

↓2012年12月13日。井の頭公園。
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背中の4対の突起のうち1対が欠けているように見える。

ゴマダラチョウ
↓2012年12月2日。善福寺公園
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こちらも善福寺観察会の方が見つけたもの。

↓2012年12月13日。井の頭公園
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エノキの根元にいたが、葉はエノキではない。
背中の突起が4対あるように見えるが、2対目は突起ではないのだろう。
尾端は開いている。

ヨコヅナサシガメ
↓2012年11月20日。井の頭公園。
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あいかわらず、健在。

コミミズクの幼虫
↓2012年12月7日。井の頭公園。
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以上幼虫越冬。

オオカマキリの卵鞘
↓2012年11月24日。善福寺公園。
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↓2012年12月13日。井の頭公園。
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オオカマキリは目線の高さぐらいのところに卵鞘を産む。
卵越冬だ。

クヌギカメムシの産卵
↓2012年12月1日。井の頭公園。
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クヌギカメムシの卵は2月ごろ孵化するので、卵・幼虫越冬だと言える。

クサカゲロウの仲間
↓ヤマトクサカゲロウ。2012年11月24日。井の頭公園。
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↓カオマダラクサカゲロウ。2012年12月13日。井の頭公園
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それぞれ、成虫越冬だ。
成虫越冬のものでは、テントウムシの仲間も目にする。

蛹越冬のものは、なかなか見つからない。見つかりにくいところで蛹化するからだろう。

観察中のアオスジアゲハの幼虫は、未だ蛹化せず、寒さで弱ってきているがまだ生きている。
しかし、たぶん、蛹化までは至らないだろう。
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by 2008oharu | 2012-12-13 21:33 | その他の昆虫 | Comments(2)

フユシャク第1弾 クロスジフユエダシャク

今日は久しぶりに日差しが出て、12月2日に雌雄の出現が確認された昼行性のフユシャク、クロスジフユエダシャクがいかにも飛び回りそうな日和だ。
そう思ってフィールドに出てみると、予想通り、薄茶色のオスが何匹かひらひら飛んでいる。
止まったところを写真に撮ろうと目で追うが、いざ止まると枯葉に同化してしまい、なかなか姿が見つからない。
なんとか笹に止まったところを確認してやっと撮った。

↓クロスジフユエダシャクのオス(裏側から)。2012年12月5日。井の頭公園。
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↓表側から。同日同場所。
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しばらくオスを追っていると、交尾しているペアがいた。
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お仲間を呼んで撮影していると、ぱっと離れてオスが飛んで行った。
そのオスが止まったところを撮ったのがこれ。
落ち葉そっくりなのがわかる。
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そして、交尾場所に戻ったらメスが見当たらない。
あちこち探して、やっと幹の少し上にいるのがわかった。
これも幹の色模様に同化している。
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いつもは擬木柵で見ることが多く、案外見つけやすいのだが、やはり天然の木の幹では、目立たないのだと思った。

↓擬木柵にいたメス。2012年12月2日。井の頭公園。
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by 2008oharu | 2012-12-05 20:45 | | Comments(0)
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近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


by 2008oharu
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