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アカメガシワの花と昆虫たち

6月中旬のこと。
玉川上水のアカメガシワの花が目線の高さで咲いていて、虫たちが集まっていたので観察することにした。

こういう黄色い小さな花は蜂たちの好みのようだ。

↓コマルハナバチ
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脚に大きな花粉玉をつけている。この時期、この体形からすると、まだ女王蜂だろうか。

↓セイヨウミツバチ
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↓クマバチ
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こちらもメスだ。

↓オオハキリバチ
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オオハキリバチはハキリバチの仲間だが、葉を切り取ったりはしないらしい。

こうした蜂の仲間に混ざって、遠目にはハチのように見えるが、よく見ると違う昆虫も来ている。

↓ムネグロメバエ
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葉の上に止まっている場面を見ると、腹の下側に奇妙な部分が突き出ている。
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第4腹板の突起といい、何のためにあるのかはっきりしないらしいが、メスだけについているそうだ。
蜂に擬態しているハエなのだろう。

それとハナムグリが2種

↓ヒメトラハナムグリ
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↓コアオハナムグリ(ぼけているのでたぶん)
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最後に蝶

↓キマダラセセリ
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大きな蝶は現れなかったが、キマダラセセリはこの黄色い花に見事に溶け込み目立たない。
「キマダラ」が見事にカモフラージュに役立っている。
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by 2008oharu | 2013-06-30 00:10 | 総合 | Comments(2)

クマバチの謎の行動

5月上旬のこと
MFの公園施設の垂木にクマバチの巣があることがわかった。

↓垂木に開けられたクマバチの巣穴。2013年5月3日。井の頭公園
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穴の中にクマバチがいることがわかる。周りには黄色い花粉もついている。
このような穴があちこちにあって、何匹かのクマバチが入ったり出たりしていた。

成虫越冬したクマバチは、4月ごろから活動を開始。
ちょうどお花見のころ、オスが空中をホバリングしながら占有行動しているのが見られたり、訪花しているのが見られる。

↓クマバチのオス。2011年5月17日。
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クマバチのオスは目が大きくて丸く、目と目の間の顔面に白い部分がある。
メスの目はもう少し小さくて長く、白い部分はない。

メスは、古い巣穴を再利用して使うようで、観察していると、少し入り口の部分が削られたりしているのがわかる。中を削りかすで仕切り、小部屋ごとに花粉玉を入れて卵を産むそうだ。

ところで、撮った写真をよく見たら、奇妙なことに気付いた。

↓穴の入り口にずっと止まったままのクマバチ。2013年5月3日。
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よく見ると、穴の奥にはもう1匹のクマバチがいるのだ。

↓奥のクマバチのお尻を舐めるようにしながらずっとくっついている。2013年6月7日。
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奥のクマバチのお尻には、黄色い花粉がついている。
この花粉を舐めとっているのかもしれない。

さらに、そこにもう1匹のクマバチも現れて、前のクマバチの上に止まった。
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完全にお尻の部分の方を向いて止まっている。

これらのクマバチはみな、もちろんメスだ。
なぜ、こんなことをしているのだろうか。

ネットで調べてみたが、こんな行動について説明されたり観察されたりしたものは見つからなかった。

調べて分かったことは、クマバチは7月ごろに羽化が始まるが、羽化した蜂は数週間の間母蜂から花粉や蜜を与えられて巣の中で暮らすこと、(その後自分で餌をとるのだろうか。)そのまま巣の中で母蜂ともども越冬するものが多いということだった。

そこで、妄想してみる。
このクマバチたちは、このへんの穴から巣立ちした姉妹や母娘で、互いの体についた花粉は舐めあって有効活用しているのではないか。
クマバチはミツバチなどのような社会性をもった蜂たちの前段階状態なのだと言われているので、その行動も前段階的社会性を持っているのかもしれない。

いずれにしても、いろいろと謎が多い。
7月に羽化した蜂は未成熟で、春までは繁殖しないようなのだが、自立した後も餌とりの時以外は、この巣に戻ってくるということなのだろうか。
母蜂は何年か生きて繰り返し子育てもするらしい。
オスはどうなのだろうか。
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by 2008oharu | 2013-06-19 20:50 | | Comments(0)

その後のゼフィルス

●ミドリシジミ
↓2013年6月10日。東京都区内の公園
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アカシジミ・ウラナミアカシジミ・ミズイロオナガシジミの3種は、MFで粘り強く探せば、ここ数年毎年見られている。しかし、その他のゼフィルスは、MFでは見られないので、プチ遠征することになる。

ミドリシジミはそれでも自転車で行ける距離の二つの公園で見られることになっている。
しかし、出現の時期を見極めるのが難しく、あるいは、時間帯によっては隠れていることも多く、行けば必ず見られるとは限らない。
今季は2回も無駄足を踏んだ。
別の蝶を探しに隣接県まで行ったときに、たまたまミドリシジミを見ることはできたが、ぶれぶれ写真しか撮れなかった。

それで、都内のもう一つの公園に雨が降らないうちにと行ってみて、なんとか見られたのが上の写真だ。
300mm望遠レンズがあったから撮れたような遠い場所だった。

何カットか撮って、雨も降りそうだからと帰りかけたとき、エメラルド色が目に入った。
翅を開いたのだ。

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遠かったので、ピント合わせが大変で、かなりの枚数を撮った。
そうこうしているうちに、やがて大きく羽ばたいて、近くのハンノキの高いところへ飛んでいってしまった。

もう少し近かったら、違う角度から撮れたのだろうが、これから雨天が続くし、またのチャンスがあるとは限らないので、今季も写真が撮れただけでも幸いだ。

結局今のところ、ミドリシジミはオスの開翅しか見ていない。
メスの表翅のいろいろなタイプも見てみたいのだがどうだろうか。
以前、7月15日にミドリシジミを見たことがあるので、次のチャンスを待ちたい。

●ミズイロオナガシジミの開翅
↓2013年6月6日。都内の公園にて
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ミズイロオナガシジミは、いつも翅を閉じて葉の上に止まっている場面しか見られない。
花に来ているところも、産卵しているところも見たことがない。
この表翅も初めて見た。

↓ミズイロオナガシジミの幼虫 2013年5月4日。井の頭公園
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↓ウラナミアカシジミの幼虫 2013年4月14日。井の頭公園
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上の2種は、毎年幼虫も見ているが、一番多く見られるアカシジミの幼虫は、まだ一度も見ていない。

ゼフィルスが見られる期間はとても短いので、まだまだ分からないことがたくさんある。

最後に、載せるのが憚れるほど情けない写真だが、初見・初撮りのゼフィルス。

↓ウラゴマダラシジミ。2013年6月5日。神奈川県の公園にて
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遠くに飛んでいる個体が一瞬葉の上に止まったところだが、ぶれぶれ。
ちゃんと撮れるチャンスは来年かな。

ゼフィルスたちが毎年ちゃんと命をつないでいけるような自然環境を守っていきたいものだ。
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by 2008oharu | 2013-06-13 20:59 | | Comments(2)

初夏の蛾ピックアップ

最近見た蛾で一番のスクープは、これ。

↓クロツヤミノガ♂の羽化 21013年5月31日。井の頭公園
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発見者はおさんぽマナティさん。
実はミノガの成虫は今まで未見だった。
ミノガは6月ごろ羽化するらしいが、夜に羽化するのか、蓑から出ている蛹の殻しか見たことはなかった。
地味な蛾ではあるが、ネットなどにも成虫画像はあまり乗っていないのでスクープだと思う。

↓コモクメヨトウ。2013年5月7日。井の頭公園
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なかなか見ごたえのある模様の蛾だ。初見。

↓オオギンスジアカハマキ 2013年5月3日。井の頭公園
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他所では見たことがあるが、井の頭では初記録。色鮮やかなハマキガだ。

↓ウメスカシクロバ。2013年5月19日。井の頭公園
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この仲間は識別が難しく(私には)、名前は間違っているかもしれない。
ピックアップした理由は、蛾の横にある白いものが、繭と蛹の抜け殻らしいからである。
繭や蛹の形状がわかり、この蛾が羽化したばかりだとわかる。

↓ニレコヒメハマキ 2013年5月21日。井の頭公園
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この小さなハマキガを、この日数個体見た。
今まであまりに地味で小さいので注意を払わなかったが、この時期がピークだったようだ。

他所の蛾では

↓ヒトツメカギバ 2013年5月27日 東京都の丘陵地
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この蛾は、井の頭では見られない。高尾や少し自然度の高い丘陵地などで今の時期何度か目にしている。
今年もこの蛾が見られる時期だった。

↓クロホシフタオ 2013年5月27日。東京都の丘陵地
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これもこの時期に丘陵地へ行くとよく見られる蛾。井の頭でも見られることが昨年わかった。

↓ギンツバメ 2013年6月1日。N公園
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見たいと思っていたきれいな蛾だが、遠くの葉の隙間にいたので、望遠レンズでかろうじて撮ったもの。
もう少し近くで撮りたかった。
この公園では、この時期よく見られるようだ。井の頭では未見。

追記:ギンツバメのもう少しましな写真が撮れた。
↓2013年6月5日。神奈川県
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↓キオビベニヒメシャク 2013年6月1日。N公園
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この日、この公園では数個体見られた。昨年もこの時期にこの公園で見ている。

その他、今年は井の頭公園でユウマダラエダシャクが当たり年のようだ。
↓ユウマダラエダシャク。2013年5月25日。井の頭公園
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24日には、1本のマサキに10個体のユウマダラエダシャクを見た。

おまけ:
↓キシタホソバ 2013年5月20日。自宅の玄関にて。
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この蛾は、2日間この場所にいた。いなくなったと思ったら、こんなお土産が。

↓卵。2013年5月22日。
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たぶん、キシタホソバの卵なのだろう。
しかし、数日後には何ものかに食べられてしまったようで、卵もなくなってしまった。
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by 2008oharu | 2013-06-04 21:35 | | Comments(0)

ゼフィルス3種

●アカシジミ

↓今季初撮りのアカシジミ。2013年5月24日。井の頭公園
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ちょうど栗の花が咲き始めたころだった。
この日は他の方が同じ公園内で別の2頭のアカシジミを観察しているし、
この日前後にネット上でもアカシジミの記事が多く見られたので、
東京での羽化条件がぴったりだったのかもしれない。

↓他所のアカシジミ。2013年5月27日。
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既に翅が傷んでいる。この日は数頭のアカシジミがいた。

↓アカシジミの開翅。同日同場所
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コンデジで撮ろうとしたら、赤外線に感応したのか、必ず開翅した。偶然の写真。

↓隙間から撮った酷い写真だが、口吻が見えているので、載せてみる。同日同場所。
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↓N公園のアカシジミ。2013年6月1日。この日は3頭ほど見られた。
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この日この公園では、アカシジミよりウラナミアカシジミの方が多かった。

●ウラナミアカシジミ

↓ウラナミアカシジミの初撮り。2013年5月27日。都内の里山公園
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プチ遠征先で撮ったものだが、この日MFでもお仲間がウラナミアカシジミを観察している。

↓N公園のウラナミアカシジミ。2013年6月1日。
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この日、この公園では、6~7頭のウラナミアカシジミを見た。

●ミズイロオナガシジミ

ミズイロオナガシジミは、5月25日に井の頭公園内で写真を撮られた方がいて、見せていただいた。
その場所へ行ってみると、すでに高いところに飛んでいて、写真を撮ることはかなわなかったが、
この日が今季の初見日だった。

↓ミズイロオナガシジミの初撮り。2013年5月29日。井の頭公園
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前日にやはりお仲間が見たという場所へ行ってみると、葉と葉の隙間にピンポイントでなんとか見えた。

↓N公園のミズイロオナガシジミ。2013年6月1日。
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MFで消化不良気味だったので、この日の一つ目の目的は、ミズイロオナガシジミを撮ることだったのだが、アカシジミやウラナミアカシジミは次々に目に入るのに、ミズイロオナガシジミはなかなか見つからなかった。

蝶に詳しいYさんにお会いしたので、いろいろなポイントを教えていただきながら歩いていた時、やっと1頭見つけることができたのがこれ。
望遠レンズでは、角度が悪く、脚の部分がよく撮れなかったので、コンデジで近寄って撮ったのが下の写真。
羽化直後なのか、なかなかきれいな個体だった。
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この日のもう一つの目当ては、そろそろミドリシジミが見られるのではないかと思ったのだが、残念ながらまだだった。
公園内の栗の花もまだ開いていなかったので、もう少し後になるのかもしれない。
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by 2008oharu | 2013-06-01 23:11 | | Comments(6)
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近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


by 2008oharu
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