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地元のコムラサキ

↓コムラサキの♂。 2013年7月30日。 石神井公園
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コムラサキは地元で見られる蝶のなかでも、一際美しい蝶だと思う。特にオスは。
井の頭公園・善福寺公園・石神井公園・野川公園など、近隣の公園のどこでも見られる蝶だが、決して数は多くない。

井の頭公園でも、毎年誰かしらが目にしているが、私自身が毎年必ず見ているわけではない。
自分の観察記録と、人に聞いた情報から、三角公園の柳、井の頭池の周りに生えている柳(水生動物園側と、七井橋付近の柳)などで細々と繁殖していると思われる。

今年はそれでも井の頭公園で2回目にすることができた。

↓コムラサキの♀。2013年7月21日。井の頭公園
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前日にオスを見たが、撮れる状況ではなかった。

↓こちらは、石神井公園の♂。
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↓同じく石神井公園で、産卵中の♀ 2013年8月1日
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昔は地元でも見られたオオムラサキは、今ではもう絶滅してしまった。せめてコムラサキはこの先もずっと生息していてほしい。
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by 2008oharu | 2013-08-29 22:02 | | Comments(2)

ヒメクロオトシブミを探して

「オトシブミハンドブック」によれば、ヒメクロオトシブミは「出現期が長く、ホストも広範囲にわたる最も普通に見られるオトシブミ」とある。
それならば井の頭公園でも見つかってよさそうなのに、現在に至るまで見つけられないでいる。

というか、井の頭公園では、オトシブミは2種類しか見つかっていない。エゴツルクビオトシブミとカシルリオトシブミだ。しかも、カシルリオトシブミは、虫は見ているが、その揺籃が見つからず、いったいどこで繁殖しているのかも今のところ不明である。(揺籃は小さくて、しかも切り落とされてしまう。)

そんななか、井の頭自然文化園内で、ヒメクロオトシブミが観察されているというデータが手に入り、ますます見つけたいという気持ちが高まった。そのデータによれば、2010年~2011年には確認されているのだから、最近のことだし、園外でもいておかしくはないはずだ。

問題は、ホストがあまりにも多岐にわたりすぎて、いつどこをさがせばいいかわからないということなのだ。

そうこうしているうちに、お仲間が練馬区の公園で、ヒメクロオトシブミを発見した。

↓石神井公園のヒメクロオトシブミ。2013年7月7日。
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この虫は、キイチゴの葉についていて、ひたすらお食事中だった。

2回目に見に行ったとき、全体は黒いが、腹部が茶色いタイプであることが判明。
↓黒色型。腹部は茶色。
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この後お仲間のAさんが、フジの葉で揺籃を作成している場面を観察。
私は、何度か行ったが、揺籃づくりは見ることができなかったので、Aさんの写真をお借りして掲載する。

↓主脈を残して両再度から切り込みを入れ、葉を二つ折りにする。(Aさん撮影)
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↓裏面が表になるように合わせて、葉先から巻いていく。(Aさん撮影)
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↓反転して。表側をかぶせていって完成。(Aさん撮影)
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揺籃は切り落とす場合と切り落とさない場合があるそうだが、フジで作った揺籃は切り落とさないようだった。

↓同じ場所に作られた揺籃。
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同じ枝に2~3個作られていることが多い。

井の頭公園にもキイチゴやフジはたくさんあるので、必死に探したが、やはり今のところ見つかっていない。
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by 2008oharu | 2013-08-26 22:43 | 甲虫 | Comments(2)

入笠湿原のその他のチョウたち

●スジボソヤマキチョウ

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ちょっと遠目のコオニユリに来ていたのは、白っぽい♀。

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みんなに人気のノハラアザミには黄色い♂
スジボソヤマキチョウは、ちらほらと見つかる。

●ギンボシヒョウモン

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こちらはノアザミだろうか。ウラギンより少ない。

●ウラギンヒョウモン

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ノハラアザミに。ウラギンヒョウモンはたくさんいた。

●ミドリヒョウモン

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チダケサシ?に来ていたのは緑がかった表翅がきれいな♀

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黄色い花はキオンだろうか。ミドリヒョウモンはとてもたくさんいた。
他のヒョウモンチョウに比べ、黄色が鮮やかに見える。

ヒョウモンチョウでは他にオオウラギンスジヒョウモンも1例見た。

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上の写真は、手前からスジボソヤマキチョウ、ウラギンヒョウモン(たぶん)、オオウラギンスジヒョウモン、一番奥がミドリヒョウモンだと思う。

●ジャノメチョウ

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全体にこげ茶色の♂

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色が薄めで模様が目立つ♀

東京ではなかなか見られないジャノメチョウだが、ここでは、ジャノメチョウだらけだった。
八ヶ岳に別荘を持っていらっしゃるYさんが、周辺にはジャノメチョウがたくさんいるというお話をされたいたのを思い出した。

●ヒメキマダラヒカゲ

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ヒメキマダラヒカゲは、湿原の周りの笹原や林の中などでよく見かけた。

その他、セセリチョウもいたが、判別できるような写真は撮れなかった。
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by 2008oharu | 2013-08-13 00:43 | | Comments(0)

キベリタテハとエルタテハ

入笠湿原を一回りしたところで、樹液に集まるヒカゲチョウの群れが目に入った。

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よく見ると1頭違う種類が混ざっている。
裏翅だが、大きめでふちが薄い黄色。このような特徴のある蝶は1種しか思いつかない。未見のキベリタテハだ。

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なんとか全体像が見たい。翅を開いたところを見たいと、数分ねばった。
上は、まわりのヒカゲチョウたちが少し動いて、全体が見えてきたところ。
そして、

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粘った甲斐があって、ついにキベリタテハが動きだし、翅を開いてくれた。

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光の当たり具合でえんじ色にも見えるシックで美しい蝶だ。

そろそろ帰りの時間が近づいてきたころ、ゴンドラ駅の近くで、また樹液に集まるヒカゲチョウの群れがいた。
また、何か別種が混じっていないか観察してみる。

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すると、1頭やはり違う蝶が混ざっているではないか!
裏翅からは何かわからない。しばらく待つと、もう1頭現れ、少し開いた表の翅が赤く見える。ヒオドシチョウやコヒオドシに似ているが、裏の模様が違う。

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残念ながら、きれいに開いたところは見られなかったが、裏翅にある斑紋からエルタテハだろうと推測した。

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もっときれいに撮りたいという思いもあるが、クジャクチョウ・キベリタテハ・エルタテハと立て続けに未見のタテハチョウが見られて大満足だった。
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by 2008oharu | 2013-08-10 10:42 | | Comments(4)

クジャクチョウ

東京は立秋を過ぎたとたん、また猛暑。公園はいくぶん涼しいとはいえ、そこまで行くのも躊躇してしまう。
そこで、ネットをいろいろチェックして信州の「入笠湿原」に花を見に行くバス・ツァーに急遽参加することにした。狙いはもちろん、花ではなくそこに集まる蝶である。

標高1730mなのに思ったほど涼しくなかったが、予想通り蝶は乱舞していた。いくつかの初見の蝶も見られて、私も狂喜乱舞。

ミドリヒョウモンやアサギマダラ、ジャノメチョウは、最後にはもうたくさんと思うほど見られたが、ほかに何かいないかとうろうろしていると、こんな蝶が目に入って、胸が高鳴る。

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この裏翅が黒いやや小型の蝶は、ずっと見たいと思っていたクジャクチョウに違いない!
そう思って、どきどきしながら翅が開くのを心待ちにする。

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初めちらっと、内側の赤い色を見せ、やがて少し開いた。
さらにもう少し。

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しかし、全開することなく、この後飛んでいってしまった。

あたりをうろうろするが、その後見つけられず、そろそろ帰らなければならない時間になったころ、また遠くにそれらしき蝶が。

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開け開けと念じながらシャッターを押し続け、やっと撮れたのがこれ。

クジャクチョウは裏と表の翅の色落差が激しい。これも、天敵などを驚かせる手段なのかもしれないが、人間は、その美しさに驚くばかり。日本産の亜種の学名はgeisya(芸者)なのだそうだ。

クジャクチョウはマツムシソウによく来ると言われているが、そばにマツムシソウが咲いているにもかかわらず、私がみたものは、どちらもヒヨドリバナにきていた。

クジャクチョウが見られただけで、もうこの日は満足して帰れると思っていたが、その後さらにうれしいことが…。

つづく
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by 2008oharu | 2013-08-09 20:50 | | Comments(0)

上高地で出遭った蛾・その他

●キタスカシバ
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いっしょに散策していた友人が、「スズメバチがいる!」と言うので見たら、ほんとうにスズメバチそっくりのスカシバガが止まっていた。家に帰って調べたら、キタスカシバらしい。
以前善福寺で撮ったコシアカスカシバの擬態もかなりだったが、それを上回る擬態ぶり。

●ツガカレハ
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これも友人が「何かがいる」と言ってくれたので気づいた。
家に帰って調べてもなかなか名前が判明せず、ネット上で教えてもらってやっと判明。確かに最初みたときマツカレハに似ていると思ったが…。
きれいで立派な蛾だ。

●ヒョウモンエダシャク
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ちょっと止まり方に難があり、きれいに撮れない。

●スグリシロエダシャク?
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図鑑やネットに載っているものは、もう少し色が濃いので自信がないが、模様の入り方は合っていると思う。

蛾では、他にキンモンガらしきものが飛び回っていたが、一度も止まらず、撮れなかった。

●ハネナガフキバッタ?
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高尾などで出遭うフキバッタの仲間は、同定が難しく諦めていたが、このように翅が長いものはたぶんハネナガフキバッタぐらいなのだと思う。他の部分も図鑑で見るとそれらいい。

●ミヤマアカネ
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ミヤマアカネは先日井の頭公園でも見たばかりだが、このように真っ赤に成熟した個体を見たのは初めて。何匹かいて、赤くないのもいた。

たった3~4時間ぐらい散策しただけでもずいぶんいろいろ見られて楽しかった。ぜひまた行きたい。
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by 2008oharu | 2013-08-07 21:10 | 総合 | Comments(0)

上高地で出遭った蝶たち その2

他所でも見たことがある蝶では、

●ミドリヒョウモン
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1か所の群舞していた。ミドリヒョウモンだらけでびっくり。
よく見たら違うヒョウモンも混ざっていたのかもしれないが、あまりにミドリヒョウモンだらけで、チェックしそびれた。(ここで、コヒオドシが1頭混ざっていたので、それに夢中になったせいもある。)

●オオウラギンスジヒョウモン
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オオウラギンスジヒョウモンは、地元でも見たことがあるし、狭山丘陵でも今年みたばかりの蝶。
ウラギンスジヒョウモンである可能性はないかと必死にチェックしたが、やはりオオウラギンスジヒョウモンのオスのようだ。
綺麗な個体だった。

ヒョウモンチョウではあと、ツマグロヒョウモンも目にした。(写真は撮らなかった。)こんな高地にまで勢力範囲の広げているのだとわかった。

●クロヒカゲ
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ヒカゲチョウ(ナミヒカゲ)とともに河原周辺にたくさんいた。
黒っぽい蝶を見るたびに、珍しい蝶ではないかと一応カメラを向けたが、つい「なんだ、クロヒカゲか。」とがっかりしてしまう。

●サカハチヨウ
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みき♂さんが2週間前にいらしたときは、春型だったそうだが、これは夏型のようだ。すでに擦り切れ気味。

ヤマキマダラヒカゲも見たかったのだが、目にしたのはぼろぼろで、後翅がほとんどちぎれたキマダラヒカゲのみで、ヤマかサトか識別しようがないので、載せないでおく。次回に期待。

また、セセリチョウも何頭か見たが、どれもかなり擦り切れていて、識別できそうもないものばかり。たぶん、コチャバネあたりで、特に珍しいものではなさそうだった。

河原の柳の傍でたくさん飛んでいたのはコムラサキかもしれないが、撮れなかった。

私が行った時期は、蝶の端境期だったのかもしれない。今度行く機会があったら、7月中旬か、8月下旬にすれば、また違う種類が見られるかもしれない。
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by 2008oharu | 2013-08-07 17:45 | | Comments(0)

上高地で出遭った蝶たち その1

8月2日、日帰り旅行で上高地へ行ってきた。
現地で約4時間の散策の間に出遭った蝶たち。

●コヒオドシ

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河原の一角にミドリヒョウモンが乱舞している場所があり、撮っていると、遠くに黒っぽい蝶がいるのに気付いた。初め何だかわからず、ヒメアカタテハかなと思ったが、翅を開いたのを見てびっくり。

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初めて見るのだが、すぐにコヒオドシだとわかった。
夢中で何枚もシャッターを切る。
1頭のみだったが、この地での最大の収穫だった。

●ウラギンヒョウモン

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これがウラギンヒョウモンらしいと分かったのは、家に帰って細かいところをチェックしてから。
先ず、下翅の裏のへりの白い斑が5つなので、ギンボシではなく、ウラギンかオオウラギン。
表翅にオスの性票が2本はっきりあったので、結局ウラギンのオスだと結論。
少なくとも2個体は見た。

●コヒョウモン?

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はるか遠くにいたヒョウモンチョウをほぼピクセル等倍に切り出したもの。
斑紋の入り方からコヒョウモンではないかと思う。
裏翅も見たかったが、この1カットしか撮れていない。

●ヒメキマダラヒカゲ

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なかなか全身が撮れなかったが、何頭も見た。

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上は、葉の隙間に体を横にして休んでいるところ。

●コキマダラセセリ?
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ヒメキマダラセセリととてもよく似ているので、同定に自信がない。
この1個体のみで、このカットしか撮れなかった。

私の見立てが合っていれば、以上が初見の蝶だった。

ほんとうは、この地でこの時期にしか見られないオオイチモンジが見たかったのだが、かなわなかった。
2週間ほどまえ、みき♂さんがご覧になっているので、時期が遅かったのかもしれない。8月上旬ぐらいまでは見られる可能性があるらしいので、あるいは、探し方が足りなかったのか。
他の種類に関しても、みき♂さんがご覧になった蝶の種類と微妙に変化しているので、2週間の差は大きいのかも。

いずれにしても、短い時間の散策中にこれだけの初見の蝶を目にすることができ、かなり満足した。

つづく。
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by 2008oharu | 2013-08-06 05:54 | | Comments(0)
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近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


by 2008oharu
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